大阪市におけるコロナワクチン接種が著しく遅れているのが10代です。

東京都の2回目接種率は32.7%ですが、大阪市はわずか9.81%です。あまりに酷い数字です。

https://www.city.osaka.lg.jp/templates/chonaikaigi2/cmsfiles/contents/0000545/545636/shiryou.pdf

https://www.fukushihoken.metro.tokyo.lg.jp/iryo/kansen/coronavaccine/jisseki.html

接種券の発送が遅かったのに加え、個別医療機関での予約が非常に取りにくいのが主な原因でしょう。

10代は殆どが学生です。平日に学校を休んでまで接種するのは躊躇し、土日は予約が取れないという話を聞きました。

これに対して大阪市が打ち出したのは、「12歳~15歳の集団接種会場での接種解禁」でした。

 9月29日、大阪市の松井一郎市長は、12歳~15歳の大阪市民に対するワクチン接種について、これまで各医療機関での個別接種のみとしていましたが、今後は市の集団接種会場でも接種できるようにする方針を示しました。理由について、松井市長は若者への接種を進めることに加えて、接種後に子どもが立ちくらみや失神を起こした場合に対応できる小児科医のメドが立ったからだとしています。

 市は接種の開始時期について、10月中旬からの予定で調整しているということですが、15歳以下の接種には保護者の同伴が必要なことから土日のみの実施も視野に検討しているということです。

https://www.mbs.jp/news/kansainews/20210930/GE00040374.shtml

大阪市の集団接種会場が予約が埋まらない状況が続いています。接種希望者の大半が接種や予約を終えた為でしょう。

こうした動きは歓迎ですが、もっと早く対策を行うべきでした。10%未満という数字を見て、慌てたとしか思えません。

記事では「15歳以下の接種には保護者の同伴が必要なことから土日のみの実施も視野に検討している」とされています。

むしろ土曜日は学生限定(もしくは優先)とすべきです。学生が平日に学校を休むのはデメリットが非常に大きいです。社会人が有給休暇を取得して平日に休むのとは違います。

同伴する保護者もできれば平日に休暇を取得するのは避けたいです。しかも1回でなくて2回もです。土曜日でしたら子供本人も保護者も予定を合わせやすいです。

土曜日に接種できれば、土曜・日曜で副反応等に備えられます。本気で10代接種率の上昇に取り組むのであれば、強く検討して欲しいです。