ニュース速報が流れました。

大阪府の吉村知事は、国に緊急事態宣言の要請を行います。

【速報】大阪府・吉村知事、「緊急事態宣言」を出すべき

大阪府の吉村知事は19日、「緊急事態宣言を出すべき」と考えを明らかにしました。

吉村知事は、延防止措置の効果が出るとされる4月19日の週に大阪での「まん延防止」の効果を見極めるとしてきましたが、新型コロナウイルスの感染者数が前日の18日も過去最多となったことなどから、一層厳しい対応が必要だと判断しました。

大阪府では18日の感染者数は1220人と過去最多となり、6日連続で感染者数が1000人を超える日が続いています。

また重症者数が重症病床を上回るなど、医療も危機的な状況にあり、大阪府は約300床の重症病床確保に動いています。

吉村知事は19日午前、取材陣に「昨日の感染者の状況は1220と過去最高でまん延防止等重点措置が出されて2週間たった現在、厳しい感染状況が続いていて、医療提供体制も厳しいで、緊急事態宣言を出すべき状況だと判断した」と語りました。

https://www.fnn.jp/articles/-/171466

吉村知事は「まんぼうから2週間、厳しい状況が続いている、医療提供体制は極めて厳しい、国へ要請する、より強い内容の緊急事態宣言が必要」と話しています。

今日の昼に要請すると言う事は、夕方17時に発表される最新の感染者数も非常に多いと予想されます。

まん延防止等重点措置を適用するのは遅れ、緊急事態宣言の要請もつられて遅れてしまいました。

発出期間は恐らくは今週後半から5月末まででしょう。大阪府内の重症患者数が確保病床数を下回るのは、少なくとも5月末までは掛かると見込まれている為です。

http://www.pref.osaka.lg.jp/attach/38215/00392546/1-4_ryoyoushasu0414.pdf

加藤官房長官が「要請があったら速やかに検討する」と会見したそうです。実務レベルでは話が進んでいるのでしょう。

問題は休業要請の範囲ですね。

これまでの会見等で大阪府知事や大阪市長は、百貨店・大型商業施設・テーマパーク・接待飲食店(風営法上の飲食店)・イベントについて言及しています。これらを軸として検討されるのでしょう。

一つの焦点は学校ですね。通常授業を継続するかオンライン授業へ切り替えるか、今週中に判断が為されるでしょう。様々な情報番組で「学校をどうするか?」と盛んに取り上げられています。

休業が頻発する高校はオンライン授業へ移行して人流を抑制し、小中学校は厳重に警戒しながら運営を継続するのがベターだと感じています。

また、今週末からGW明けの5月7日までを臨時休業とする考え方もあるでしょう。2週間に渡り、学校関係の人流を抑えます。授業時間は夏休みを数日短縮して補充できます。

第1波と同じ様に学校での預かり保育を行う必要はありますが、短期間なオンライン授業より簡便かつ効果的でしょう。

保育所等は継続運営ですね。但し、「家庭保育の要請」や「登園自粛の要請」は行われるでしょう。

保育所等での感染事例はなかなか公表されません。が、全てを公表している寝屋川市では多くの保育所等で感染者が発生しています。

新型コロナウイルス感染症に関する民間保育所等の状況について
https://www.city.neyagawa.osaka.jp/organization_list/kodomo/hoikuka/1586867410157.html

大阪市内を含む他園でも同様でしょう。園児数を抑制し、感染対策に留意した保育を行う動きは生じます。

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(追記)
兵庫県も要請を検討します。

兵庫県知事、緊急事態宣言要請を検討「大阪と同一歩調」

兵庫県の井戸敏三知事は19日の記者会見で、新型コロナウイルスの緊急事態宣言について「宣言を出すか出さないかという基本的な部分は大阪と同一歩調をとりたい」と述べ、政府への宣言要請を検討する意向を明らかにした。21日に新型コロナの対策本部会議を開き、要請するかどうか最終的に判断する。

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUF193050Z10C21A4000000/