大阪府における新型コロナウイルスの感染者増が止まりません。4月14日は過去最多の1,130人の感染が発表されました。
20代が200人超、10代及び30代~60代が100人を超えました。重症者が重症病床を大きく超過しています。入院・療養等調整中が2,000人を超え、入院調整が全く追いついていません。
「医療崩壊」が現在進行形で発生しています。
昨日の本部会議では、感染者が急増している子供や学生に対する感染予防策が取り上げられました。
府立学校については、(1)通常授業を実施、(2)感染リスクが高い活動(密接する合唱・接触運動・調理実習等)は実施しない、(3)感染拡大に不安を感じる児童生徒はオンライン等を利用して学習する、(4)修学旅行や府県間の移動を伴う教委活動は中止・延期、(5)部活動は原則休止(公式大会への出場等を除く、感染リスクが高い活動は禁止)、(6)市町村立学校(小中学校)や私立学校にも同様の対応を要請する、と決定されました。
http://www.pref.osaka.lg.jp/attach/38215/00392546/2-3_kyouikukatudou_45.pdf
小中学校や高等学校における感染拡大は、大半が部活動や合唱で発生しています。こうしたハイリスクな活動を中止するのは、感染予防の観点からは適切な措置でしょう。
生徒や学校職員からは不満の声も上がっています。
(墨江丘中学校の生徒)
「全国大会に合わせて3年間全力でみんなで頑張ってやってきたのに。試合が、見てもらえる場所なので、そこで推薦を勝ち取って高校に行く人もいっぱいいるので。人生も左右される人も中にはいるんじゃないかなと思っています」https://www.mbs.jp/news/kansainews/20210414/GE00037832.shtml
【陸上競技部員】
「中学の舞台で全力で頑張って推薦で高校に行ったりする人たちも結構いるので、人生もクラブ停止で変わってくる人もいるんじゃないかなと思います」【陸上競技部員】
「部活をやめるのではなくて、教室では給食とか体育とかのほうが声を出したり密になることが多いので、教室を分けて登校する方が先なのでは」【大阪市立墨江丘中学校 林憲治郎 校長】
「不要不急の対外的な(試合などの)取り組みは規制されていて、その中で活動していますので、それで私は十分ではないかなと思います」大阪府では、学校の部活動でこれまでに5件のクラスターが起きましたが、全ての学校で全ての部活動が一律に自粛する必要があるのかは疑問だと言います。
【墨江丘中学校 林憲治郎 校長】
「一律に(部活自粛)というのは各学校で混乱が起こる悩みになると思う。何とか、どんな状況であれ子どもたちには活動の場、発表の場を提供していきたい」https://news.yahoo.co.jp/articles/1d87caceaba2915f7309031a42ba74c1194e07d3
気持ちは理解できますが、部活動クラスターが頻発している以上、ここを規制するのは当然です。部活動クラスターが発生してしまうと、当該部活のみならず学校全体が機能停止に陥りかねません。
春休み中には大阪府内で(府立学校の?)部活動クラスターが5件発生しました。
それよりも、クラスターに巻き込まれて感染してしまい、本人や家族に重大な結果が生じてしまうリスクの方が遙かに高いです。感染によって人生が変わってくる人の方が遙かに多く、重大です。部活動の大会等は延期できます。
では、吉村知事は昨春の様な「一斉休校」は考えなかったのでしょうか。読売新聞の記者から質問がありました。
会議終了後の囲み会見では、報道陣から「休校の選択肢もあったと思うが、部活動の原則休止にした狙いは?」といの質問が飛んだ。
それに対し、吉村知事は「休校によるデメリット。一斉休校すると、教育活動だけでなく、子どもの心身に与える影響、コロナ以外に与える影響もあり、一斉休校というのはするべきではないと考えている。もちろん学校の中で陽性者が出た時は原則休校にしているが、陽性者がいない段階で一斉休校というのは取るべきではない」と答えた。
また「100%ではないけど、このためにオンライン授業の準備もやってきたので、できる限りの授業の支援をやっていきたい」と続けた。
https://news.yahoo.co.jp/articles/394a854b31f620e096c52c09926e072f6472fea4?page=2
吉村知事は「エッセンシャルワーカー等で働いている保護者もいる(休校すると働けない)」「感染に不安を感じて自宅で学習させたい判断を尊重する、欠席扱いしない」「小中学校はタブレットを100%配備している、府立高校も環境は整えている」「変異株、学校に対する感染予防策を強める必要がある」「子供同時で感染が広がって家庭に持ち帰るのを防ぎたい」とも話していました。
日経新聞の記者からは「来週から学校現場での感染事例が出た場合、一斉休校も視野に入っているのか」との質問がありました。
これに対して吉村知事は「どれぐらいの割合によるか」「1人でも感染者が出たら当該校は休校」「一斉休校は弊害も大きい」「変異株、学校での広がりが未だ分からない」「一斉休校は最後の最後の策」と答えていました。
現時点では一斉休校を考えていないものの、学校における変異株の感染状況を注視し、最後の最後の策として実施するかもしれないそうです。
知事や大阪府は学校クラスターの拡大を強く警戒しています。健康医療部で感染のつながりがうっすらある表を作っているそうですが、「これとこれがつながるのか」と思えるような(学校)クラスター間の繋がりが確認できているそうです。
なお、保育所や幼稚園の一斉休園という話はありませんでした。
あくまで推測となりますが、幼稚園は学校に準拠、保育所は学校休校時に自宅保育や登園自粛を要請するのではないでしょうか。きょうだいが休校して在宅するのであれば、下の子は登園を控えて自宅で保育して欲しい、という趣旨です。
他には「今年のGWは旅行を控えて欲しい」「国の権限だが、イベントへの更に強い自粛要請も考えている、人流や街の活動を止める」とも答えていました。
大阪府内における新型コロナウイルス(変異株)の感染拡大は危機的状況です。最新の情報に注意するようにして下さい。
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