2021年度保育所等一斉入所申込状況分析、第15回は阿倍野区を掲載します。リクエストを頂きました。

※10月27日に発表された数字に基づきます。保育士等優先利用数は申込者数に含んでいます。


入所倍率が0.1倍以上増加した箇所はオレンジ、逆に0.1倍以上減少した区は水色、また入所倍率が2倍を超えた箇所は赤で表示しています。

ここ数年のトレンドとは異なり、阿倍野区の申込数は0-2歳児で減少に転じました。0歳児の募集数は増加しましたが、1-2歳児の募集数は減少しています。

結果として0歳児は明白に入所しやすくなりましたが、1-2歳児はやや入所しやすくなった程度に留まっています。

1歳児入所倍率は1.51倍、2歳児入所倍率は1.43倍、3歳児入所倍率は1.5倍と高いままです。1-2歳児で入所できるのは概ね3人に2人に限られています。

注意を要するのは下記の保育所等・年齢です。

・きたばたけ保育園の1歳児(募集数急減で高倍率)
・阿倍野保育園の1歳児(高倍率、優先枠あり)
・育徳園保育所の1-2歳児(著しい高倍率、200点だと厳しい)
・高松保育所の3歳児(著しい高倍率)
・三明保育園の3歳児(優先枠のみ)
・長楽保育園の1-2歳児(高倍率)
・望之門保育園の1-2歳児(著しい高倍率)
・あい保育園昭和町の1-2歳児(著しい高倍率、加点必須)
・ながいけ認定こども園の1-2歳児(高倍率)
・クオリスキッズあべの橋保育園の1歳児と3歳児(著しい高倍率、加点必須)
・りんりん保育園阪南町の1歳児と3歳児(高倍率)
・宙音つばさ保育園の1-2歳児(高倍率、1歳児は優先枠ありで高倍率)
・認定こども園金塚幼稚園の3歳児(高倍率、募集数減少)
・グレース幼稚園の1歳児(申込急増で著しい高倍率)
・あおぞら保育園阿倍野の1歳児(2年連続で倍率2倍)

阿倍野区は6年保育を行う保育所へ第1希望が集中する傾向が他区より激しいと感じています。

多くの保育所で1-3歳児倍率が非常に高く、フルタイム共働きであっても希望する保育所へ入所できないケースが相次ぐでしょう。

1-3歳児の入所倍率はいずれも1.5倍前後となっています。第1希望のみならず、記入した全ての保育所等で入所保留となってしまう児童が相次ぎそうです。

また、阿倍野区の認可外保育施設は決して多くありません。残念ながら保育の場が全く見つからない児童も生じてしまうでしょう。

他にも補足等が必要な部分があれば、コメント欄で教えて下さい。

今後の予定&運営支援のお願い

次回は東成区を予定しています(リクエストがありました)。

今年も各区毎の申込状況等を分析し、何らかの情報を掲載していきます。今年の内容は2021申込分析、昨年の内容は2020申込分析からご覧下さい。

「○○区の情報を詳しく知りたい」「××保育所は昨年より入りやすいの?」等のリクエストがありましたら、記事へのコメントや問い合わせからお寄せ下さい。

同時に、皆様に運営支援へのご協力をお願いしています。

必要な育児・生活・事務用品等がありましたら、ウェブサイト上に設置しているAmazonリンク楽天リンクからご購入頂けると幸いです(特にAmazonギフト券を購入し、皆様ご自身で利用して頂けると嬉しいです)。