2021年度保育所等一斉入所申込状況分析、第11回は福島区を掲載します。
※10月27日に発表された数字に基づきます。保育士等優先利用数は申込者数に含んでいます。
入所倍率が0.1倍以上増加した箇所はオレンジ、逆に0.1倍以上減少した区は水色、また入所倍率が2倍を超えた箇所は赤で表示しています。
福島区全体での申込数・募集数は前年から大きな変化はありません。
個別では1歳児の申込数が大幅に増え、他の年齢や若干減少しています。同区では数年前から数々の大型マンションが建設されており、入居後に出産した子供が相次いで申し込んでいる為です。
1歳児入所倍率は1.52倍へと上昇しました。ここ数年が低下傾向でしたが反転しています。1歳児は100人前後が入所保留となってしまう見通しです。
募集数に大きな変化が無いのは、来年4月に新設される保育所が無い為です。今年度に複数の保育所が新設されており、来年は一休みとなるのでしょう。
特に福島区(及び都心部)で注意して頂きたいのは、何らかの加点がある児童の多さです。
梅田に近い福島区には、数多くの企業主導型保育や認可外保育が林立しています。こうした保育施設に入所して復職・就職する方が少なくありません。
また、単身赴任している家庭もしばしば耳にします。当然ながら共働きしている家庭も多いです(マンションが高く、共働きで無いと手が届きにくい)。
同じ点数でも他区なら入所できたのに、福島区では厳しいケースも発生しています。これに入所倍率の高さが加わります。
注意が必要なのは下記の保育所等・年齢です。
・ひばり保育園の1歳児(高倍率で優先枠あり、加点がなければ厳しい)
・ふじのもり保育園の1歳児(高倍率)
・海老江保育所の1歳児(申込倍増)
・保育所第二和光園の0~2歳児(高倍率、近隣の大型マンションが影響?、1歳児はフルタイム共働きでも楽観できない)
・あい保育園玉川の1歳児(高倍率、加点必須か)
・優心保育園(高倍率、0歳児2歳児4歳児は加点が無ければ厳しそう)
・吉野ちとせ保育園の1歳児(高倍率、加点が無ければ厳しいか)
・海老江ひばり保育園(全年齢で高倍率、0歳児はきょうだい加点でも保留の恐れ、それ以外の年齢も加点必須)
・あいあい保育園鷺洲園の1歳児(高倍率で優先枠あり、加点必須、近隣の超大型マンションが影響か)
・アポロ鷺洲保育園の1~3歳児(高倍率、2-3歳児は加点必須、近隣の超大型マンションが影響か)
特に海老江ひばり保育園は厳しく、200点でも全年齢で入所できない可能性が高いです。
また、鷺洲や周辺地域の高倍率が目立ちます。リバーガーデン等の影響が考えられます。数年後には小学校が足りなくなりそうです。
他にも補足等が必要な部分があれば、コメント欄で教えて下さい。
今後の予定&運営支援のお願い
次回以降は平野区(12日午後公開予定)・城東区・鶴見区(13日公開予定)等を取り上げる予定です。
今年も各区毎の申込状況等を分析し、何らかの情報を掲載していきます。今年の内容は2021申込分析、昨年の内容は2020申込分析からご覧下さい。
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