(教員が感染した神戸市立垂水中学校)

教員の感染が多発しています。神戸市立垂水中学校の30代男性教諭がコロナウイルスに感染していました。

同校を臨時休校し、担当しているクラスの生徒及び教職員にPCR検査を実施するそうです。

千葉県松戸市にある「北原学院歯科衛生専門学校」にて12人がコロナウイルスに感染するクラスターが発生しました。京都産業大学に匹敵する大規模な物です。

 神戸市は5日、同市垂水区の市立垂水中学校に勤務する30代の男性教諭が新たに新型コロナウイルスに感染したと発表した。男性教諭が担任していたクラスの生徒と同僚の教職員計約70人にPCR検査を実施するとともに、6日から8日まで臨時休校することを決めた。

 同市によると、男性教諭は3日に学校から帰宅後に発熱。翌朝も熱が下がらなかったため、同市内の病院を受診した。現在は軽症という。

 教諭は学校内で常時マスクを着用しており、濃厚接触者はいないが、同校では4日午後以降の部活動を休止し、約70人に検査を実施する予定。兵庫県内の感染者数は711人になった。

https://www.kobe-np.co.jp/news/sougou/202007/0013483233.shtml

神戸市立垂水中学校は同市西部にあります。明石海峡大橋に近い地域ですね。

学校教員の感染が本当に多いですね。感染しやすい環境にあるのか、それとも体調チェックを厳格に行っているので気づきやすいのでしょうか。

大変なのは生徒とその家庭でしょう。突然の臨時休校に対して何の準備も出来ていません。大慌てで勤務先に有給休暇の申請を行ったり、仕事のスケジューリングを調整せざるを得ません。

更にPCR検査を受けるとなると、結果が出るまで落ち着きません。担任しているクラスに加え、教科担任で教えたクラスや部活動で接した生徒の検査も必要かもしれません。

残念ながらこうしたケースは日に日に増加していくでしょう。でも、感染者が発生していない学校での一斉休校は勘弁して欲しいです。長期休校は二度とごめんです。

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(7/8追記)
男性教師と会食した神製記念病院に勤務する医師も感染していました。拠点病院だけに衝撃が広がっています。

 神戸市は6日、神鋼記念病院(同市中央区)の循環器内科に勤務する40代の男性医師と20代の男性研修医、医師と同居する40代女性が新型コロナウイルスに感染したと発表した。兵庫県も同日、芦屋市の40代男性の感染を確認。県内の感染確認は3日連続で感染者の累計は716人になった。

 神戸市によると、医師と女性は6月27日夜、既に感染が判明している同市立垂水中学校(同市垂水区)の30代男性教諭ら計5人で市内の飲食店で会食。この店で感染が広がったとみられる。

https://www.kobe-np.co.jp/news/sougou/202007/0013487281.shtml

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(7/12追記)
感染した教諭の授業を受けていた女子生徒1名の感染も確認されました。

 神戸市は、同市立垂水中学校の10代の女子生徒の感染を発表した。5日に陽性が判明した30代男性教諭が担当する学年の生徒で、男性教諭の担当科目の授業を受けていたという。同校の感染確認者は2人目。ほかに体調不良などを訴えている生徒らは現時点でいないという。

 女子生徒は9日夜から倦怠感があり、10日以降登校していなかった。校内の濃厚接触者はないとみられる。

 同市教育委員会は、女子生徒と同じ学年の全約200人を17日まで自宅待機とし、同じクラスの生徒約40人と担任教諭については23日までの自宅待機を決めた。PCR検査も実施する。

https://www.kobe-np.co.jp/news/sougou/202007/0013500491.shtml

教諭も生徒も校内では常にマスクを着用していたとの事ですが、給食の時間等では外す機会もあったでしょう。

また、何らかの弾みでウイルスが付いた指で目を擦った可能性もあります。

当該クラスは23日まで休校となるそうです。次の登校日は早くて7月27日、保護者の負担は極めて大きいですね。

これにより、一斉休校による学習の遅れを年度内に取り戻すのは絶望的です。一律かつ長期間の一斉休校が悔やまれます。

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(7/17追記)
更に別の生徒も感染していました。校内感染が広がっています。

神戸市立垂水中学校で生徒1人が新型コロナ感染

神戸市は15日夜、これまでに2人の新型コロナウイルスの感染が分かっている市立垂水中学校で、新たに生徒1人が感染したと発表しました。

神戸市は15日夜会見を開き、15日感染が確認された10代の女性が市立垂水中学校の女子生徒と分かったと発表しました。 生徒は一時喉の痛みがありましたが軽症だということです。

垂水中学校では7月4日に30代の男性教諭の感染が確認され、7月11日には男性教諭の授業を受けていた女子生徒への感染も分かっています。 この女子生徒と同じクラスの生徒40人をPCR検査したところ、今回の女子生徒の感染が判明。 他の生徒は陰性だったということです。

神戸市は女子生徒と同じ部活動の生徒およそ30人を濃厚接触者と判断し、7月24日まで自宅待機とするほか、今後、138人をPCR検査するということです。

https://sun-tv.co.jp/suntvnews/news/2020/07/16/26515/

学校という場所で感染が広がったのは、大きな衝撃が広がっているでしょう。どこで感染したのか、どうして防げなかったのか、検証が必要です。

また、新たな陽性者の判明により、PCR検査を行う範囲も広がった様子です。生徒本人は勿論、保護者やその勤務先にも影響します。

社会経済活動やGoToキャンペーンどころではなくなってしまいます。