ファイザー製のコロナワクチン(NHKより)
新型コロナワクチンの接種が想像を上回る早さで進んでいます。今日からはインテックス大阪での集団接種も始まりました。
大阪市は7日からインテックス大阪(同市住之江区)に新型コロナウイルスワクチンの大規模接種センターを開設する。
そうした中、ファイザー製のコロナワクチンは12歳から15歳も公的予防接種の対象になると発表されました。中学生ですね。
ファイザーのワクチン 12歳~15歳も公的予防接種対象に 厚労省
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210531/k10013060851000.html
数ヶ月前からアメリカ等で12歳から15歳を対象とした治験が進められており、日本国内で認められるのは時間の問題でした。
効率的にワクチン接種を進める為、全国の中学校で集団接種を行うものだと推測していました。しかし、自治体によって判断が分かれています。
学校での集団接種を予定しているのは神戸市や京都府伊根町です。
神戸市、全国初の中学・高校ワクチン集団接種を検討 ファイザー製使用
新型コロナウイルスの米ファイザー製ワクチンの接種対象が12~15歳にも広げられたことを受け、神戸市が市立の中学校や高校などでの集団接種を実施する方向で検討を始めたことが4日、関係者への取材で分かった。実施が決まれば、全国初とみられる。市は一般接種と並行して学校でも行うことで市民の接種をさらに加速させたい意向だ。
https://www.kobe-np.co.jp/news/sougou/202106/0014388427.shtml
伊根町では、12歳の誕生日を迎えた小学6年生1人が6日に接種を受けたほか、今月下旬には中学生を対象にした集団接種を行うことにしています。
一方、見送るのは大阪市です。
大阪市長“小中学校でのワクチン集団接種実施せず”
大阪市の松井市長は、市内の子どもたちへの新型コロナワクチン接種の進め方について、接種を受けるかどうかは任意だとして、小中学校での集団接種は実施しない考えを示しました。
判断が分かれた理由は「ワクチン接種の任意性」や「いじめ等への対応」です。
ただ、接種をするかどうかは最終的に個人の判断となり、保護者の同意も必要となる。学校で集団接種をすることになれば、接種しない生徒が仲間はずれにされたり、部活動で不利益になったりしないような対策も必要となる。
https://www.kobe-np.co.jp/news/sougou/202106/0014388427.shtml
大阪市の松井市長は1日、記者団に対し、「市としては、小中学校で集団接種を行うことは考えていない。接種を受けるかどうかは任意であり、保護者の中には接種をためらっている人もいる。接種を受けない子どもが阻害されたり、いじめにあったりすることも避けたい」と述べ、小中学校での集団接種は実施しない考えを示しました。
効率的なワクチン接種と任意性やいじめ対応、どちらも重要な観点です。自治体や首長によってより重要視する部分が異なる以上、判断が分かれるのは自然です。
私は11歳以下にも接種が認められる様になれば、子供にもワクチンを接種させる予定です。メリットとリスクを天秤に掛けたら、メリットが遙かに上回ります。コロナへの恐怖心から少しでも早く解放させたいです。
出来る事ならば学校で集団接種を行って欲しいです。個別接種となると、土曜日で混み合う小児科等へ連れて行かざるをえません。しかも2回です。学校で接種して貰えれば、非常に楽です。
ただ、様々な事情でワクチン接種を希望しない子供もいます。「○○ちゃんがいない」となると、あら探しをしたくなるのが子供です。「ワクチン接種した人だけ集まれ」といういじめが起きかねないですね。
このペースだと、中学生や高校生向けの接種は年内にも終わりそうですね。来年初めには小学生も接種できるかもしれません。
多くの大人や子供が接種して集団免疫が獲得できれば、学校活動も正常化できます。あと1年の辛抱ですね。光が見えてきました。