大阪市立学校の関係者の感染が再び増加しています。

経済が回るのは歓迎ですが、新型コロナウイルスの感染車が急増しないかが大いに心配です。

関西全体での感染者数は減少傾向ですが、小中学校でのクラスター発生が相次いでいます。

神戸市立高津橋小学校では教員5人、児童22人の感染が確認されました。

 神戸市は21日午後5時から会見を開き、同日に新型コロナウイルス感染が確認された10代の男女児童20人、学校教職員3人はいずれも市立高津橋小学校(同市西区)の児童・教職員だと明らかにした。同校では20日にも4人の感染が判明しており、感染者は計27人になった。市はクラスター(感染者集団)が発生したと認定した。

 同校では20日に児童2人、教員2人の感染が判明。4人が関係する2クラスの児童と、同校勤務の教職員ら計127人のPCR検査を進めていた。

 20日に陽性となった教員が担任する1クラスと、教職員らの計約90人を検査し、23人の感染が新たに分かった。残りの1クラスの児童を含む約40人は検査中。

 同校は25日まで臨時休校する。また、20日に検査を受けた1クラスの児童には、感染者以外も濃厚接触者として10月2日まで自宅待機を要請する。

https://www.kobe-np.co.jp/news/sougou/202009/0013716288.shtml

10代の児童ばかりなので、5年生か6年生でしょう。

どこかで聞いた覚えがある校名だと思いきや、東須磨小学校教員いじめ事件で適切な対応を行わなかった当時の校長が事件発覚時に勤務していた学校でした。

 神戸市立東須磨小で教諭4人が同僚をいじめていた問題に関連し、市教育委員会は30日、前校長で市立高津橋小の芝本力校長(54)を市教委付に異動させると発表した。11月1日付。被害者の男性教諭(25)に「いじめられてないよな」と諭したと指摘され、パワハラの疑いも浮上しており、市教委が調査している。

https://www.fukuishimbun.co.jp/articles/-/963802

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(9/23追記)
更に検査を行った他の児童等は全員が陰性だったそうです。

 神戸市教育委員会は22日、クラスター(感染者集団)が発生した市立高津橋小学校(同市西区)について、検査が終わっていなかった約40人全員が陰性だったと発表した。

https://www.kobe-np.co.jp/news/sougou/202009/0013718708.shtml

神戸市役所が会見を行いましたが、「感染経路は調査中、3密の授業は無かった、基本的な感染防止対策は行っていた」と話しています。

 -校内でこれだけ大規模に広がった理由は。

 「感染源と校内での感染経路は調査中。明確な原因は分からず、現時点で感染対策がとれていなかった明確な状況はない」

 「小学校なので、外ではマスクを外してよく、集団で登下校などがあるかもしれない。マスクを外すなどの環境があるかどうか、十分に聞き取っている」

 -3密の状態になる授業はなかったか。

 「(発症前の)10日以降では、特別に3密の授業があったとは聞いていない。ただ運動会の練習はあり、体育を外でする場合はマスクを外している」

 -講じていた対策は。

 「マスクの着用、休憩時間のこまめな換気、給食の時の会話禁止といった基本的な感染防止対策はとられていたと確認している」

 -今後、どう取り組む。

 「形では万全の態勢を取っていても、何らかの感染対策の抜けがないかを含め、学校とよく協議し、再発防止へ新たな対策を検討する。後で症状が分かってきたこともあり、発症の兆候を早く捉える工夫はいる」

https://www.kobe-np.co.jp/news/kobe/202009/0013716840.shtml

感染経路が確認されないのは非常に怖いと感じます。どうやって感染したのかが分からなければ、再発防止策を打ち出すのも難しいです。

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また、京都市立桂川中学校では教員3人、生徒14人の感染が確認されています。

 市発表分は12人で、クラスター(感染者集団)が発生したとみられる桂川中(西京区)の教員2人と生徒10人。同中では既に教員1人と生徒4人の陽性が確認されており、感染者は計17人になった。同日までに同中の全教職員と生徒(家庭事情で別日に検査する者除く)のPCR検査を行ったという。

https://www.kyoto-np.co.jp/articles/-/362032

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(9/23追記)

更に7人の感染が判明しました。これにより、同校では計24人の感染が確認されました。

 京都府と京都市は22日、10代の男女7人が新たに新型コロナウイルスに感染した、と発表した。うち6人はクラスター(感染者集団)が発生したとみられる桂川中(西京区)の生徒で、いずれも軽症か無症状。府内の感染者数は計1702人になった。

 京都市と同市教育委員会によると、桂川中では既に教員4人と生徒14人の陽性が分かっており、感染者は計24人になった。同中は23日を臨時休校とし、複数の学級で生徒や教員の感染が確認された学年を29日まで閉鎖するなどの対応をとる。

https://www.kyoto-np.co.jp/articles/-/362509

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両校は共に校内での感染拡大の防止に努めていたはずです。

しかし、校内に感染者が入り込んでしまうと、新たな感染を防ぐのは容易ではありません。

児童生徒の感染経路の大半は家庭内です。同居家族が外部からコロナウイルスを持ち帰らない行動が重要です。

また、小中学校での校内感染はどこで起こりやすいかも明らかにして欲しいです。

既に部活動が指摘されていますが、その他の活動はどうなのでしょうか。

給食、合唱、体育等、気になる活動は少なくありません。

校内感染を防ぐには特に何を気をつけるべきなのか、発生したクラスターから何らかの教訓を発信して欲しいです。

4連休後にはどこかでコロナウイルスに感染した児童生徒の登校が相次ぐ筈です。

毎朝の体調管理や検温で体調不良者の自宅療養を促し、校内ではより厳重な感染拡大予防が必要とされます。

まだまだ不自由な生活が続きそうです。子供は嫌がっていますが、仕方ありません。