レイモンド淡海保育園(大津市)の園児多数が交通事故によって死傷した事故につき、2020年1月16日13時40分から判決が言い渡されます。

(2/17追記)
新立被告は起訴内容を認めてました。「いろんな要素で事故が起きた」と主張しているそうです。

検察は前回と同じく禁固5年6カ月を求刑しました。

 検察側は改めて論告し「被告に反省は認められず、被害者に肉体的、精神的負担を与えた」とした上で、従前通り禁錮5年6月を求刑した。

https://www.sankei.com/affairs/news/200217/afr2002170004-n1.html

大津地裁は「禁固4年6カ月」を言い渡しました。

大津地方裁判所は2月17日に改めて新立被告の主張を聞いたうえで、禁固5年6カ月の求刑に対し、禁固4年6カ月を言い渡しました。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200217-12181703-kantelev-l25

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(1/29追記)
裁判は2月17日に再開し、判決が即日言い渡される予定です。

 滋賀県大津市で、園児ら16人が死傷した事故を起こしたなどとされる女の裁判が、来月17日に再開されることがわかった。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200129-00000037-ytv-l25

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(1/23追記)
新立文子被告の保釈が取り消され、再び勾留されました。

園児事故 被告の保釈取り消し

去年5月、大津市で散歩中の保育園児の列に車が突っ込み、2人が死亡した事故で、過失運転致死傷などの罪に問われている被告の女について、大津地方裁判所はこれまで認めていた保釈を取り消したことがわかりました。

大津市の無職、新立文子被告(53)は、去年5月、車を運転中、大津市の交差点で前方を確認しないまま右折し対向する車を信号待ちの保育園児の列に突っ込ませ、2人が死亡、14人が重軽傷を負う事故を引き起こしたとして、過失運転致死傷の罪などに問われています。

新立被告は起訴後、保釈が認められていましたが、被害者側の弁護団によりますと、22日、検察庁から「被告の保釈が取り消され、22日から勾留している」という連絡を受け、裁判所が保釈を取り消す決定をしたことがわかったということです。

弁護団によりますと、新立被告は去年民放テレビ局のインタビューで、これまでの法廷での主張と異なる内容を話し、その後検察が1回目の保釈の取り消し請求をしたものの却下されていたということです。

先週、判決が言い渡される予定でしたが、法廷で事故の過失の程度や別の罪などについて争う姿勢に転じたため、裁判所が判決を後日に延期する異例の事態となり、これを受けて検察は2回目の保釈の取り消し請求をしていたということです。

【被害者側弁護士“法廷で新装を”】
新立被告の保釈が取り消されたことを受け、被害者側の弁護士は「これまでの法廷で、被告は真実を語ろうとしない態度ばかりとっていた。今後の裁判では被害者が知りたい事件の真相が明らかにされるべきであり、保釈の取り消しがそのための一歩になれば良いと考えている」とコメントしています。

https://www3.nhk.or.jp/lnews/otsu/20200122/2060004111.html

刑事訴訟法第96条で保釈の取消について定められています。

第九十六条 裁判所は、左の各号の一にあたる場合には、検察官の請求により、又は職権で、決定を以て保釈又は勾留の執行停止を取り消すことができる。
一 被告人が、召喚を受け正当な理由がなく出頭しないとき。
二 被告人が逃亡し又は逃亡すると疑うに足りる相当な理由があるとき。
三 被告人が罪証を隠滅し又は罪証を隠滅すると疑うに足りる相当な理由があるとき。
四 被告人が、被害者その他事件の審判に必要な知識を有すると認められる者若しくはその親族の身体若しくは財産に害を加え若しくは加えようとし、又はこれらの者を畏怖させる行為をしたとき。
五 被告人が住居の制限その他裁判所の定めた条件に違反したとき。

再び行われる論告求刑では、当初より重い求刑が行われるかもしれません。身から出た錆でしょうか。

余談ですが、1回目の保釈取消請求が却下された理由が少し気になりました、。

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(追記)
予定通りに開廷しました。判決は本日中に言い渡される予定です。

14時15分現在、裁判は休廷中です。

裁判所は弁論を再開しました。検察側はテレビインタビューを証拠として提出しました。インタビューでの内容と裁判での証言内容を比較しました。

証言台の新立被告はマスクを外すように裁判長から指摘されました。

「インタビューでは本心が伝わっていない、言葉の使い方を間違えたかもしれない」「法廷で納得がゆく裁判が行われていない」「弁護士に止められるので、相談せずにインタビューを受けた」「ストーカーの件で納得がいかないことがあった」と証言したそうです。

14時25分に再開し、判決が言い渡される予定です。

検察側求刑は5年6カ月のままです。ただ検察は「被告の言動等も見て判断して欲しい」と主張しているそうです。

14時30分でも休廷しています。

再開しましたが、更に休廷したそうです。被告人が「ストーカーで無罪は言わないが経緯に納得していない、交通事故とストーカーは分離して欲しい」と主張しているそうです。

裁判所と検察が打ち合わせを行っています。傍聴者は待ち惚けです。裁判長はどの様な訴訟指揮を行うのでしょうか。

裁判長は「事故のみ判決をだすのはどうか?」と提案したそうです。

弁護士「直進車の過失を主張したい、ストーカーはしっかり争いたい」

被告「体調が悪い、頭が働かない、声が出ない、日を改めて日程を作って欲しい」

裁判長「やむを得ない、午後3時から別の法廷も入っている、判決延期する」

被告がちゃぶ台返しをした形です。異例な事態です。次回公判日時は未定です。

(1/17追記)
詳しいやり取りを京都新聞が掲載しています。

被告がこの日の法廷で、併合審理されていた出会い系サイトで知り合った男性へのストーカー事件について、これまで認めていたが争うと主張したため、判決を延期し、公判を継続する異例の事態となった。

裁判長は、被告に対して、多数の被害者が判決日を迎え法廷に来ることは、日程的にも心理的にも負担であることを指摘。「これまで意見を述べる機会は十分にあり、あなたが選んだ私選弁護士と話し合うこともできた。審理を続行せざるを得ないが、裁判所としても残念」と述べた。

閉廷後も、事故被害者の家族たちは立ち尽くし、想定外の事態にぼう然としていた。

判決公判は冒頭、大津地検の申し立てを受け弁論が再開された。被告は昨年12月にテレビ取材に応じた経過や真意を検察側が質問し、被告は「不運が不運を呼んだ」「(直進車の)減速やブレーキがあったらどうだったのか」とテレビ番組で述べたことについて、「ストーカー事件が併合審理されたことに納得がいかなかった」などと話した。

言い渡し前に遺族や重傷を負った園児の親が意見陳述を行い、「被告があたかも被害者のように話し、直進車のことをいうのは言語道断。被害者の気持ちを踏みにじる被告の言動は絶対に許せない」などと述べた。

https://www.kyoto-np.co.jp/articles/-/126158

被害園児の保護者は「これだけ長い期間裁判をしてきて、今さらなぜ、振り出しに戻るのか。絶対に許せない」とコメントを出した。

会見で遺族らは「今まで十分に検討する時間はあったのに、判決当日やり直しに付き合わされ、被害者は疲れ切ってしまった」「今まで法廷で述べてきたことは弁護士に言われたことで、自分の言葉ではなかったことがはっきりした」などとした。

https://www.kyoto-np.co.jp/articles/-/126514

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【ニュース・12/10追記】散歩中の保育園児の列に車、レイモンド淡海保育園(大津市)の2歳児2人が死亡、2人が意識不明

通常、判決公判では判決のみが言い渡されます。しかし、本事故では判決前に審理を再開する方向で調整が進められています。

大津園児死傷事故、異例の審理再開で調整 16日判決、遺族再び陳述
2020年1月16日 9:00

大津市大萱6丁目の丁字路で、昨年5月に保育園児の列に車が突っ込み園児ら16人が死傷した事故で、自動車運転処罰法違反(過失致死傷)などの罪に問われた無職の女(53)の16日の判決公判で、大津地裁が審理を再開する方向で調整していることが、被害者側弁護団関係者への取材で15日、分かった。求刑後に審理が再開されれば異例の対応となる。

弁護団関係者によると、昨年12月に女が民放のインタビューに対し、「不運が不運を呼んだ。(直進車の)減速やブレーキがあったらどうだったのか」などと公判とは異なる発言をしたため、弁護団と協議した大津地検が昨年末、地裁に審理再開を申し立てていた。再開されれば被害者の意見陳述などを改めて行う。求刑は禁錮5年6月のままで、判決は16日に言い渡される見通しという。

起訴状によると、女は、昨年5月8日午前10時14分ごろ、乗用車を運転中に確認を怠って右折し、対向の軽乗用車と衝突。軽乗用車を園児列に突入させ、園児2人を死亡させ、計14人に重軽傷を負わせたなどとしている。公判では「一生罪を償っていく」などと謝罪していた。

https://www.kyoto-np.co.jp/articles/-/125527

大津市で園児ら16人が死傷した事故で、ABCテレビが放送した被告の女のインタビュー内容を受け、大津地検が、16日の判決の言い渡し前に弁論再開を申し立てる方針であることがわかりました。

新立文子被告(53)は、去年、大津市の交差点を右折した際に直進車と衝突し、歩道の園児ら16人を死傷させたとして起訴されました。また、保釈中に男性にストーカー行為をした罪にも問われ、禁錮5年6ヵ月が求刑されています。

新立被告は先月、ABCテレビの単独取材に応じ、直進車の運転手が不起訴になったことや、ストーカーの起訴内容について不満を述べました。新立被告は単独インタビューで「もし、事故の時にせめて(直進車が)減速、あるいはブレーキがあったら(良かった)」「(ストーカー事件について)私がストーカーされているみたいで怖かったですみたいな」などと話していました。

被害者側の弁護団によりますと、大津地検は、この放送を受け被告の主張が法廷と食い違っているとして、16日の判決言い渡し前に弁論の再開を裁判所に申し立てる方針です。求刑が出た後の弁論の再開は異例で、裁判所が認めれば、遺族の意見陳述も再度行われる見通しです。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200115-00024678-asahibcv-l25

 自動車運転処罰法違反(過失致死傷)などの罪に問われた新立(しんたて)文子被告(53)が昨年12月の論告求刑公判後に民放のインタビューに応じ、「不運が不運を呼んだ事故」「子供がいるので(刑期が)短くなればいい」などと話したことを受けての措置。

被害者弁護団は「このまま(判決を前に)何も言わずに放っておく状況ではなくなった」として検察側と協議を重ね、検察側が大津地裁に審理の再開を申し立てた。

https://www.sankei.com/west/news/200115/wst2001150035-n1.html

昨年12月に行われた民放のインタビュー動画は削除されていますが、文字起こしされた記事がキャッシュに残っていました。

 大津市で保育園児の列に車が突っ込み、16人が死傷した事故で起訴された女が保釈中にANNの単独取材に答え、「納得いかない部分がある」と今の思いを語りました。

新立文子被告(53):「自分的に納得のいかない部分とかたくさんありますので、今で言いますと、家族のことを守らないといけないこともありますし、その辺りを話していきたいと思います」

こう話すのは過失運転致死傷などの罪で公判中の新立被告です。初めてカメラの前で心境を語りました。

新立文子被告:「私の不注意であることも確かですし、不運が不運を呼んで可愛い園児さんのなかに突っ込んでしまった」

今年5月、滋賀県大津市の交差点で保育園児ら16人が死傷する事故が起きました。新立被告が右折をする際に直進していた軽自動車と衝突。そのはずみで軽自動車が信号待ちをしていた園児らに突っ込みましたが、新立被告はその軽自動車を運転手が不起訴になったことに不満を述べました。

新立文子被告:「せめて(軽自動車の)減速、あるいはブレーキがあったら、それを責め立てるわけではないですけど、どうだったのだろうとか」

新立被告は事故後に保釈されましたが、出会い系サイトで知り合った男性に対してストーカー行為をしたとして逮捕・起訴されました。

新立文子被告:「反対に言ったら私の方がストーカーされていたんではないかみたいな感じなのに、事故のことがあるから全部言えないみたいなつらさはあります」

今月に開かれた公判で、新立被告には禁錮5年6カ月が求刑されました。来月16日に控えた判決を前に新立被告は…。

新立文子被告:「一生、償っていくっていうのは当たり前なんですけども、受け止めてるのは受け止めてます。ただ、そうですね…、受け止めなければいけないですし、わがまま言わしてもらったらやっぱり子どもがいるので(刑期が)早く短くなればいいというのはあります。正直」

これまでの新立被告の主張に対し、事故の被害者側の弁護士は「反省とは全く無関係な言動で被害者感情を著しく踏みにじる」とコメントしています。

園児ら死傷事故の被告が心境「納得いかない部分も」

インタビューでは「不運が不運を呼んで」「せめて(対向車の)減速、あるいはブレーキがあったら」等と発言し、事故に対する責任を強く否定しています。反省の「は」の字もありません。

また、被告人は保釈中に出会い系で男性と出会い、この男性を脅迫した疑いでも逮捕されました。

最も関係者の怒りに油を注いだのは、新立が事故後、脅迫やストーカー行為をして逮捕されたことだ。保釈中の8〜9月に出会い系サイトで知り合った男性とLINEを交換していたところ、新立がやりとりを「全部見せる」などと脅し、勤務先にも電話をかけたのだ。

「新立は離婚歴があるシングルマザーとはいえ、公判を控える身でありながら出会い系で男を探すこと自体驚きです。しかも関係者によると『保釈中で暇だった』とのこと。遺族らが『反省していない』と憤ったのはもちろん、被告の非常識さには報道関係者もあきれました」(司法デスク)

https://bunshun.jp/articles/-/20847?page=2

「家族のことを守らないといけない」「子どもがいるので(刑期が)早く短くなればいい」というインタビューが白々しく聞こえます。

同被告は初公判で起訴事実を認め、「注意が散漫だった」と述べていました。

新立被告は、裁判長から「安全確認を怠って2人を亡くならせ、14人にけがをさせたという内容に違うところは?」と問われると、首を横に振りながら「ありません」と起訴内容を認めました。検察側は「被告人は事故直前、園児らの集団が歩道にいることに気付いていたが『散歩に行くのか』などと考え、注意が散漫になった」と指摘しました。

https://www.asahi.co.jp/webnews/pages/abc_2550.html

「不運」「対向車も悪い」といった発言は、公判におけるこうした発言等と矛盾しかねないものです。公判で虚偽の内容を述べたとも指摘されかねない内容です。

判決公判に先立って、大津地検が審理の再開を申し立てるのは正当でしょう(再開するか否かは裁判所の権限ですが)。

第三百十三条 裁判所は、適当と認めるときは、検察官、被告人若しくは弁護人の請求により又は職権で、決定を以て、弁論を分離し若しくは併合し、又は終結した弁論を再開することができる。

刑事訴訟法

再開された弁論では遺族の意見陳述に加え、再び被告人質問が行われるかもしれません。判決公判の日時は動かないと思いますが、求刑のやり直しという可能性もあります。

一連の経緯を見る限り、新立被告には自己の責任を感じ、痛切に反省している様子は全く感じられません。ここまで被害者感情を愚弄する被告人も珍しいです。

大津地検は禁固5年6カ月を求刑しています。遺族の激烈な処罰感情や被告人の立ち居振る舞いを見る限り、求刑を上回る判決が言い渡されても不思議ではありません。