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事故から1年を前に、運営法人がプレスリリースを掲載しました。
2019年5月8日、当法人が運営するレイモンド淡海保育園(大津市)の園児の散歩中に発生した交通事故から今月で一年が経とうとしております。
ご遺族の皆様に心より哀悼の意を表しますとともに、被害に遭われたすべての方々にお見舞い申し上げます。
事故以来、レイモンド淡海保育園はたくさんの方々に支えていただき、今日もたくさんの子どもたちの笑顔が溢れています。
しかしながら、あの事故により二つの尊い命が失われたことや、多くの子どもたちや保護者・職員・関係者の方々が心身の傷を受けた事実を消すことはできません。
こうした中、私たちにできることは、亡くなった命や事故のことを決して忘れず風化させないことだと思っています。そのため檸檬会では5月8日を「いのち・安全の日」と定め、運営するすべての保育園等において、毎年散歩コースの安全点検を一斉に行う事と致しました。
また、5月を救急訓練月間とし、全園において園外での怪我等を想定した初動訓練を実施致します(※)。
また、すべてのドライバーの皆様におかれましては、あのような悲しい事故を二度と起こさないためにも、細心の注意を払って安全運転に努めていただきますことを心よりお願い申し上げます。
なお、お亡くなりになったお子様のご家族からの切なるご要望を尊重し、子どもたちや保護者の皆様、関係者の皆様にご参加いただく行事は執り行いません。
報道関係者各位におかれましては、ご遺族や保護者、保育園への取材、撮影等は自粛下さいますよう強くお願い申し上げます。
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(12/10追記)
大津地検は事故の原因となった運転手に禁固5年6カ月を求刑し、結審しました。
大津市の県道交差点で5月、散歩中に信号待ちをしていた保育園児らの列に車が突っ込み、16人が死傷した事故で、自動車運転処罰法違反(過失致死傷)などの罪に問われた新立(しんたて)文子被告(53)の論告求刑公判が10日、大津地裁(大西直樹裁判長)で開かれ、検察側は禁錮5年6月を求刑した。
https://www.sankei.com/affairs/news/191210/afr1912100016-n1.html
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滋賀県大津市で悲惨な事故が起きました。散歩中の保育園児の列に車が突っ込みました。
園児の列に車 2~3人意識不明か 14人搬送 大津
8日午前10時15分ごろ、大津市大萱6の滋賀県道交差点で、対向車同士が衝突。軽乗用車がはずみで付近を歩いていた保育園児13人と保育士3人の列につっこみ、うち14人が病院に搬送された。園児2~3人が意識不明との情報がある。
県警などによると、現場はJR瀬田駅の北西約1キロの琵琶湖沿い。信号機のある片側1車線の丁字路交差点付近という。約200メートル南にあるレイモンド淡海保育園(同市萱野浦)の園児たちとみられる。
保育園児の列に軽乗用車突っ込んだ事故、園児2人死亡、2人重体 車運転の女2人逮捕、大津
8日午前10時15分ごろ、大津市大萱6丁目の丁字路で、軽乗用車と乗用車が正面衝突し、はずみで軽乗用車が近くの歩道を歩いていた「レイモンド淡海保育園」(同市萱野浦)の園児13人と保育士3人の計16人の列に突っ込んだ。大津署によると、計15人が病院に搬送され、2歳の園児男女2人が死亡、園児2人が意識不明の重体、ほかに園児と保育士に多数の負傷者が出たという。
同署は、自動車運転処罰法違反(過失致傷)の疑いで、軽乗用車の同市若葉台、無職下山真子容疑署(62)と、乗用車の同市一里山3丁目、同新立文子容疑者(52)を現行犯逮捕した。
同署の説明では、北進中の乗用車が右折する際に、南進中の軽乗用車と正面衝突した。園児は散歩中で、湖岸道路の横断歩道を渡ろうとして信号待ちをしていた、という。
現場は、近江大橋東端から南に約300メートルの湖岸道路。https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190508-00010005-kyt-soci
大津署によると、大津市で園児らの列に車が突っ込んだ事故で死亡したのは、いずれも大津市の伊藤雅宮ちゃん(2)と原田優衣ちゃん(2)。
レイモンド淡海保育園から公園へ散歩に行く2歳児クラスが事故に
園児が通っているのは、レイモンド淡海保育園(若松ひろみ園長)です。
https://www.youtube.com/watch?v=4eDDkNcD0Wg
事故が起きたのは、大萱6交差点です。園から230メートル、徒歩4分程度の場所でした。
偶然にも散歩している姿が、ストリートビューに映り込んでいました。
フェイスブックによると、同保育園ではイオンモール草津の広場や湖岸を園庭代わりに利用していました。
琵琶湖へ渡る横断歩道の前で待っていた情報があるので、今朝は湖岸公園へ遊びに行く予定だったのでしょう。
直進車と右折車が衝突、弾みで園児の列へ
事故に巻き込まれたのは2歳児クラス(うさぎ組)だった様子です。定員13名、当日は少なくとも1名が欠席?していました(ミヤネ屋に出演、2歳児を前抱っこ)。
好き勝手に歩く2歳児を、保育士3人で誘導するのはさぞ大変です。
保育士は園児と歩道を歩くので精一杯、そこに軽自動車が突っ込んできたら避けようがありません。
強いて言えば、保育所内に園庭が無かった事が事故の遠因かもしれません。しかし、それを責めるのは酷です。
北上して交差点を右折しようとした車の右前部と、南下して直進する車の右前部が接触した様子です。南下した車が園児の列へ一直線に突っ込んだのでしょうか。
両者とも、共に買い物から帰る途中だったそうです。通り慣れた道でした。
園児達は大津赤十字病院・滋賀医科大学付属病院へ搬送、男児の死因は大動脈損傷
被害が重い園児の多くは大津赤十字病院へ、その他は滋賀医科大学付属病院等へ搬送されました(事故現場でトリアージを実施)。
7人が搬送され、男児1名が11時56分に死亡確認、現在は残り6人の治療を行っているそうです。
亡くなった2歳児男児の死因は大動脈損傷、その他に脳出血で重体に陥っている子供もいます。
午前11時頃に保育園から保護者へお迎えを要請する緊急連絡メールがあったそうです。多くの保護者が仕事を切り上げて迎えに行き、一部の園児がお迎えを待っているそうです。
なお、午後6時頃から保育園が記者会見を行うそうです。本日中に保護者会も開催するそうです。
京都・大阪のベッドタウン
京都・大阪のベッドタウンとして、事故が起きた大津市や草津市は子育て世帯が急増しています。私のとある知人大阪や京都を離れ、この地域に転居しました。
京都市内の一戸建ては非常に高く、マンションも安くありません。
しかし、大津市や草津市では、京都市中心部でマンションを買うよりも安い金額で一戸建てを購入できると聞きます。広い住居が欲しい子育て世帯にとって、非常に魅力的です。
交通の便も決して悪くありません。
保育園から最寄のJR瀬田駅まで徒歩15分です。JR普通・新快速を乗り継げば、同駅から小一時間で大阪駅に到着します。
「かわいそう」「こんな近くで」=声震わせる近隣住民ら-大津園児事故
2019年05月08日12時45分
大津市で散歩中の保育園児らの列に8日午前、乗用車が突っ込んだ事故。「かわいそうでならない」「こんな近くで事故が起こるとは」。近所の人たちは突然の出来事に声を震わせた。
近くの浄水場に勤める男性(51)は事故直後、同僚と一緒に現場に駆け付けた。事故を起こしたとみられる軽乗用車が歩道に乗り上げ、引率の保育士と園児ら十数人が倒れていた。中にはぐったりしている園児もおり、男性はけがをした園児を安全な場所に移動させるなどしたという。
男性は「先生たちはパニックになっていて、園児たちも泣いていた。よく園外散歩で浄水場の前を歩いていて、親しみがあった。何とも言いようがない」と言葉を失った。
近所に住む無職女性(71)は「保育園には園庭がなく、近くの公園まで毎日出掛けていた。かわいそうでならない」と話した。
近くの旅館の40代の女性従業員も事故直後に現場に駆け付けた。車は運転席が大破し、子どもたちが3~4人担架に乗せられていた。1人は救急車に乗せられ、保育園の職員とみられる人が付き添っていたという。
女性は「出勤途中に園児が交差点を渡っている姿をよく見掛けた。まさかこんな近くで事故が起こるとは」と驚いていた。
園児らぐったり動かず、響く叫び声 車突っ込み園児4人重体、大津の事故現場
保育園児たちの楽しい散歩が暗転した。大津市大萱6丁目で8日午前、保育園児の列に車が突っ込んだ交通事故。現場には複数の園児がぐったりと倒れ込み、救急車で次々と搬送された。「なんで」。園児が搬送された病院では、保護者とみられる女性の泣き叫ぶ声が響いた。
現場は琵琶湖沿いの見通しのいい直線道路の交差点。多くのパトカーや救急車、消防車両が集結し、歩道には前部が破損した白い自動車が乗り上げていた。
事故直後に現場に行った京都市右京区の無職男性(69)によると、園児3人が倒れ、体を動かせない様子の保育士もいた。負傷した子どもたちは次々に救急車で搬送され、AEDが道路に置かれていた。保育士とみられる叫び声が響いていたという。
現場近くで仕事中だった人の話によると、ドーンという車のぶつかる音がした後、女性が子どもたちの名前を何度も叫ぶ声が聞こえたという。
近くにある大津市東部子ども療育センターの女性職員は事故現場に駆けつけ、泣いている子どもたちの面倒をみた。「泣き叫んでいる子ばかりで、できることをしただけ」と話した
近くの旅館で働く大津市の女性(43)も現場に駆け付けた。担架で運ばれる園児の体を大人がさすり、警察官の声だけが響く異様な雰囲気だったという。女性は、晴れの日は園児が保育士に引率されて事故現場付近をよく散歩する姿を見かけるという。「子どもたちが事故に巻き込まれるなんて、本当にショック」と声を震わせた。
近くの30代主婦は「お母さんの立場に立つと、泣きそうになる」と話した。https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190508-00010005-kyt-soci
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