(逮捕された渡辺容疑者、時事通信より)

児童の虐待死が後を絶ちません。特に血のつながりが無い、内縁関係や交際相手の子供を死なせるケースが顕著です。

3歳児死亡、同居の男逮捕 内臓損傷、傷害致死疑い―警視庁

2019年12月03日22時22分

東京都江東区のマンションで9月、内縁関係の女性の長男(3)に暴行を加えて死亡させたとして、警視庁捜査1課は3日、傷害致死容疑で、東京都昭島市郷地町、IHI社員渡辺雄二容疑者(34)を逮捕した。「何もしていない」と容疑を否認しているという。

逮捕容疑は9月28日ごろ、江東区豊洲の当時の自宅マンションで、同居していた女性の長男に暴行を加え死なせた疑い。

同課によると、渡辺容疑者が同日午後1時25分ごろに119番し、長男は心肺停止の状態で病院に搬送され、翌29日に死亡した。当時、自宅には同容疑者と実の息子がおり、女性は外出中だったという。

同容疑者は当初、「(女性の長男は)風呂場でうつぶせの状態で浮いていた」という趣旨の説明をしていた。長男に目立った外傷はなかったが、解剖したところ、死因は外部から強い力が加わったことに基づく内臓損傷による失血死と判明した。複数の専門家に確認してもらうなどした結果、同課は自ら転倒するなどしてできたものではなく、暴行によるものと判断した。

これまで児童相談所には、死亡した長男や同容疑者の実の息子への虐待についての相談や通報は確認されていないという。同課は、日常的な虐待がなかったか調べを進める。
警視庁深川署には3日午後8時すぎ、渡辺容疑者を乗せた車が到着。同容疑者は前方を見詰めていたが、報道陣のフラッシュがたかれると目を閉じ、うつむいた。

https://www.jiji.com/jc/article?k=2019120301111&g=soc

渡辺容疑者は内縁関係の女性とその息子、そして自らの息子、合計4人で暮らしていました。

事件当時、内縁関係の女性は海外に出張中で不在でした。

「息子にただ会いたい」 死亡男児の母コメント

2019年12月04日00時01分

東京都江東区のマンションで男児(3)が暴行を受け死亡したとされる事件で、逮捕された渡辺雄二容疑者(34)と内縁関係にあった男児の母親は3日夜、「(息子に)会いたくて、ただ会いたくて、泣いて過ごす日々。胸が張り裂ける思いです」などとするコメントを弁護士を通じて発表した。

事件当時、母親は海外出張中だったという。「私が出張に行かなければ、保育園に預け続けていれば、息子と2人で暮らしていれば、今も息子は私の腕の中にいてくれたのでは」と後悔の念をつづった。また、「この世で一番大切な息子が犠牲になってしまった。悲しくてつらくて仕方がない」と心境を語った。

渡辺容疑者に対しては「息子がどうして亡くならなければならなかったのか、真実を教えていただきたい」と迫った。

https://www.jiji.com/jc/article?k=2019120301269&g=soc

母親は「保育園に預け続けていれば」とコメントしています。今年春から同容疑者と同居するまでは、海外出張等の際には認可外保育施設等を利用していたのでしょう。

しかし、9月末の出張時には子供を同居する容疑者に預けました。そして、悲劇が起きました。

日常的に虐待か、溺死に偽装

男児の死因は腹部の失血死でした。同容疑者は日常的に虐待していた疑いや、溺死に見せかけようとした疑いも持たれています。

 東京・江東区で同居する3歳の男の子に暴行を加えて死なせたとして34歳の男が逮捕された事件で、男の子の口の中などにも傷があったことが分かりました。

渡辺雄二容疑者は9月、江東区豊洲のマンションで同居していた平石桃子さんの長男で3歳の隆太郎ちゃんに暴行を加えて死亡させた疑いが持たれています。

警視庁によりますと、死因は腹に強い力が加えられたことによる失血死でした。その後の捜査関係者への取材で、司法解剖の結果、隆太郎ちゃんの体に目立った外傷はないものの口の中が切れていて、頭や体にわずかに内出血があったことが分かりました。

渡辺容疑者は容疑を否認していますが、警視庁は隆太郎ちゃんを虐待していた可能性もあるとみて慎重に調べています。

https://news.livedoor.com/article/detail/17474681/

口の中の傷は、頬を平手打ちした際に出来た傷でしょうか。顔を強い力で殴ると痕が残って虐待が発覚しやすいので、平手打ちにしたのでしょう。

一方、目立ちにくい腹部は強い力で殴りつけたと考えられます。

虐待中に男児に異変が生じ、素人目にも「助からない」と感じたのでしょうか。

すぐに救急等に連絡するのでは無く、風呂の中で浮いていたかの様な偽装工作や証言を行いました。

3歳男児死亡 溺死に見せかけようとしたか

東京・江東区のマンションで3歳の男の子に暴行を加えて死亡させたとして逮捕された同居人の男は「男の子は目を離したすきに風呂の中で浮いていた」と説明していたことが捜査関係者への取材でわかりました。一方、遺体を詳しく調べた結果、腹部に強い力を加えられて死亡した疑いがあり、警視庁は溺死に見せかけようとしたとみて調べています。

ことし9月、東京・江東区豊洲のマンションの1室で、当時3歳の山田隆太郎くんに暴行を加えて死亡させたとして、同居していた会社員の渡邉雄二容疑者(34)が、3日夜、傷害致死の疑いで逮捕されました。

これまでの調べで、渡邉容疑者は当初、消防に通報した際、「男の子は目を離したすきに風呂の中でうつぶせで浮いていた」と説明していたことが捜査関係者への取材でわかりました。

一方、警視庁が遺体を詳しく調べたところ、男の子は腹部に強い力を加えられて死亡した疑いがあることがわかったということです。

警視庁は事故による溺死に見せかけようとしたとみて調べるとともに、日常的な虐待がなかったか確認を進めることにしています。

調べに対し、「何もしていない」と容疑を否認しているということです。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20191204/k10012201181000.html

同容疑者が119番通報したのは、9月28日(土)13時25分頃でした。土曜日の日中です。残暑が厳しい真昼です。

こんな時間帯に3歳児が湯船を張った風呂に入浴するとは、いかにも不自然です。外遊びや食事等で汚れた身体を風呂場で洗い流す事もありますが、シャワーを浴びるだけです。

不自然極まりない証言と男児の死因から、警察は早い段階から同容疑者に疑いを持っていたのでしょう。

3歳の男の子を子育てするのは非常に大変な時期です。いわゆる「イヤイヤ期」や「魔の2歳児」と呼ばれる期間が続いている子供も少なくありません。

何を言っても「イヤ!」、物は放り投げる、ひたすら走り回る、ご飯も食べ散らかすと、本当に大変です。

疲弊しきっている子育て家庭も多いと思います。我が家のその一つでした。

ましてや実の子ではなく内縁女性の子供であれば、余計に大変です。実子と比べて厳しく当たる状態が続いていたのでしょう。

こうした事態を内縁女性や行政等は把握できていなかったのだと思われます。

保育園に通っていれば保育士が異変に気づいたのでしょうが、そうした証言はありません。保育施設を利用しないと働き続けられないので、どこかの施設は利用していたと思うのですが。

(追記:渡辺容疑者は育児休業中だったそうです)

山田隆太郎くんのご冥福を祈ります。

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(12/5追記)
同居女性の目を盗み、隆太郎君を虐待していたのでしょうか。虐待が行われていた事を示す証拠が次々と明らかになっています。

 隆太郎くんは意識不明の状態で病院に搬送され、翌日、死亡しました。目立った外傷はありませんでしたが、警視庁は6年前に導入された事件性が判然としない場合でも解剖ができる制度を実施。その結果、死因は腹に打撃を加えられ、内臓を損傷したことによる失血死と判明しました。ほかにも口の中の切り傷や頭からの出血、体に内出血の痕が確認されたということです。腹には大量の血が溜まっていて、警視庁は渡辺容疑者が激しい暴行を加えたとみています。

https://headlines.yahoo.co.jp/videonews/jnn?a=20191204-00000076-jnn-soci

警視庁が男の子の遺体の状況を詳しく調べたところ、腹部や頭に内出血が確認されたほか、免疫の機能に関わる胸腺という臓器が縮んでいたことが捜査関係者への取材で分かった。
https://jcc.jp/news/15402219/

舌をかんだ様な痕は平手打ち、頭頂部の出血は突き飛ばして横転・何かに激突した痕でしょうか。

腹部の大量出血は極めて強い力で蹴りつけ、何らかの臓器が損傷した為でしょうか。

また、胸腺の萎縮は船戸結愛ちゃん虐待死事件でも生じています。

【目黒虐待死・2019/10/31更新】結愛ちゃん誕生・離婚と結婚・虐待死・裁判等を時系列で集約

また、渡辺容疑者はIHIに勤務し、ジェットエンジンのエンジニアを務めていたそうです。

大手機械メーカー「IHI」に勤め、ジェットエンジンのエンジニアをしていたという渡辺容疑者。

https://headlines.yahoo.co.jp/videonews/jnn?a=20191204-00000076-jnn-soci

航空機用のエンジン開発に従事していたのでしょうか。

航空エンジン

IHIは日本のジェットエンジン生産の60~70%を担うリーディングカンパニー。防衛省が使用する航空機のほとんどのエンジンの主契約者となり、その生産を担っています。また、大型から小型まで各種民間機用エンジンの国際共同開発事業にも参画し、エンジンモジュールや部品を開発、供給しています。

これらエンジンの開発、製造技術を生かして各種エンジンの整備にも取り組み、アジアにおける航空エンジンのメンテナンスセンターとしても高い評価を得ています。環境にやさしいエンジンに対する必要性と企業の責任が高まる中、種々の最先端技術を生かした次世代エンジンの研究開発も進めています。

https://www.ihi.co.jp/ihi/products/aeroengine_space_defense/aircraft_engines/

日本有数の大企業に勤務し、男性でも育休を取得できる様な恵まれた待遇を得ていても、児童虐待の加害者になり得る一例です。

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(12/12追記)
今日発売の週刊文春に関連記事が掲載されました。

「育児マンガのカリスマ」“連れ子”を暴行死させた「年収一千万円」IHI社員

・渡辺容疑者は千葉県野田市生まれ、帝京大学理工学部を経て2008年にIHIへ入社した。
・高校時だの恋人と結婚して3児が生まれたが、離婚した。
・2017年には自分の自動車を修理先から盗んだ疑いで逮捕された。
・大学時代の奨学金返済に困っていた。
・その後に別の女性との間に男児が産まれるが、相手の女性と別れて子供を引き取った。
・亡くなった隆太郎くんと母親は、今年5月に埼玉県から転居して渡辺容疑者と同居した。
・渡辺容疑者は「子育てダルいんですよね」と愚痴をこぼす事もあった。
・事件時に母親は出張でメキシコに滞在していた。

http://shukan.bunshun.jp/articles/-/12547より作成

渡辺容疑者の社会的地位とプライベートでの行動が対照的です。そう言えば2008年はリーマンショック直前であり、新卒の就職が非常に良かった時期ですね。

また、事件現場はキャナルスクウェア豊洲(2階)だそうです。