栗原心愛さん(小学4年生)が両親の暴行によって死亡した事件につき、とんでもない事実が判明しました。

心愛さんが書いたとされる「お父さんにたたかれたのはうそ」「4人で暮らしたい」という書面は、後日に心愛さんが児相職員へ「父親に強要されて書いた」と話していたそうです。

※関連記事は本記事末尾の「関連投稿」をご覧下さい。

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(追記)
柏児童相談所の二瓶所長が5日18時より記者会見を行っています。

小4女児死亡 柏児童相談所が会見
https://www3.nhk.or.jp/news/realtime/rt0000704.html

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https://www.youtube.com/watch?v=2deVhwHj2vY

千葉の小4女児虐待死 父、虚偽書面書かせる 児相「強要の可能性認識」

 千葉県野田市の小学4年、栗原心愛(みあ)さん(10)が死亡し、両親が傷害容疑で逮捕された事件で、一時保護解除後の2018年2月、父勇一郎容疑者(41)が心愛さんに「お父さんにたたかれたのはうそ」「4人で暮らしたい」などと書かせた書面を柏児童相談所に提示していた。児相が取材に明らかにした。児相はその翌々日、心愛さんに確認しないまま自宅に戻す決定をしており、専門家は児相の対応を批判している。

 心愛さんが17年11月、学校のいじめアンケートに「お父さんにぼう力を受けています」と記入したことから、児相は一時保護した。心愛さんは暴力について具体的に話したが、勇一郎容疑者は認めず、児相は同12月、勇一郎容疑者と引き離して同市内の父方の親族宅で暮らすことなどを条件に保護を解除した。

 児相によると、さらに心愛さんを自宅に戻すか判断するため、18年2月26日に職員が親族宅で、心愛さんを同席させずに勇一郎容疑者と面会。勇一郎容疑者は「今日にも連れて帰る」と強い口調で迫り、心愛さんが書いたとする書面を提示した。

書面には「お父さんにたたかれたというのはうそです」「児童相談所の人にはもう会いたくないので来ないでください」「(父、母、妹と)4人で暮らしたいと思っていました」などと書かれていたという。

 児相は心愛さんに自分の意思で書いたのか確認しないまま、28日に自宅に戻す決定をした。心愛さんは3月上旬、自宅アパートに戻った。ところが同月下旬、児相職員が小学校で心愛さんと面会して確認したところ、「父親に書かされた」と打ち明けたという。

 児相は取材に「最初から書かされた可能性があるとは思っていた」と釈明したうえで、「父親が虐待を認めない中、自宅に戻すことはリスクと考えたが、学校内での見守りができており、何かあればすぐに介入できる体制をとっていたことから、総合的にみて自宅に帰した」としている。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190205-00000034-mai-soci

(追記)
書かされた文章を追加します。

千葉県柏児童相談所が公表した栗原心愛さんが父親に書かされたという文章は次の通り。
 
お父さんに叩かれたというのは嘘です。山崎小学校の●●先生に聞かれて思わず言ってしまいました。
お父さん、お母さん、妹、(親族の呼び名)にたくさんの迷惑をかけてしまいました。ごめんなさい。
ずっと前から早く4人で暮らしたいと思っていました。この間のときにも言いました。お父さんに早く会いたいです。
児童相談所の人にはもう会いたくないので来ないでください。会うと嫌な気分になるので、今日でやめてください。お願いします。

(注)表記は提供された資料の原文のままです。

https://www.jiji.com/jc/article?k=2019020501051&g=soc

恐らくはいじめアンケートの開示に同意する旨を記載した「同意書」も、父親が心愛さんを強要して書かせたのでしょう。

大問題なのは、こうした事実を児相職員が把握していたにも関わらず、児相は一時保護を解除し続けた点です。父親のウソを認識しながら、心愛さんを家庭に戻していました。

父親は「学校・市教委・児相は甘い、自分に逆らえない」と味を占めたのでしょう。まるでアンタッチャブルな存在です。

そのそぶりを横で見ていた心愛さんは「何をしても無駄」と感じたのでしょう。

無理矢理転校させられた小学校で行われたいじめアンケートでは、何も記入しませんでした。記入しても父親に揉み消され、家庭で凄惨な虐待を受けると理解していたからでしょう。

児童相談所は心愛さんを一度は保護しました。しかし、その後は勇一郎容疑者に騙され従い続け、虐待行為に荷担するかの様な行動を取りました。柏児童相談所職員及び二瓶所長の責任は重大です。

また、報道を見た多くの子供達は「児童相談所・学校・教育委員会は頼りにならない」と感じてしまったでしょう。児相等への信頼感の低下は著しく、私自身も感じています。

文部科学省の担当者の前職は、警察庁少年保護対策室長(出向)

なお、文部科学省から野田市へ派遣されて行政指導を行った松木生徒指導室長の前職は、実は警察庁生活安全局少年課少年保護対策室長でした。

◯青少年が安全に安心してインターネットを利用できる環境の整備等に関する法律の一部改正と警察の対応について 
 警察庁少年課少年保護対策室長/松木 秀彰

http://tachibanashobo.co.jp/products/detail.php?product_id=3414

最大の使命たる児童保護を行わない児童相談所は不要です。今後、児童相談所の増強論に加え、警察への移管も含めた解体論が噴出するのではないでしょうか。