非常に気掛かりな情報を聞いたのでご紹介します。
9月10日、八尾市保健所が実施する蚊保有ウイルスの調査において、9月3日から4日にかけて市内調査ポイントにて採取した蚊(コガタアカイエカ)が日本脳炎ウイルスを保有していたことが判明しました。
日本脳炎ウイルスは、一般的にウイルスに感染しているブタ等を吸血した蚊(主にコガタアカイエカ)が人を刺すことによって感染します。なお、日本脳炎ワクチンの普及、生活環境の改善により、近年では発生は大きく減少し、全国では毎年10名程度の患者が確認され、大阪府内では平成22年以降患者の発生は確認されておりません。(以下省略)
当選したばかりの八尾市長も、ツイッターで警告しています。
八尾市内で採取した蚊から日本脳炎ウィルスが検出されました。蚊が媒介する感染症に注意し、万が一、感染が疑われる症状の場合は速やかに医療機関で受診して下さいますよう、お願い致します。 https://t.co/r1alhkffQX
— 大松けいすけ(八尾市長) (@daimatsuK) September 13, 2019
八尾市は対策も紹介しています。
【蚊が媒介する感染症を予防するために】
・戸外に出るときは肌の露出をできるだけ避けましょう。
・虫よけ剤を適切に使用しましょう。
・蚊が屋内に侵入しないように網戸や蚊帳を使用し、窓や戸の開閉に注意しましょう。
・身の周りの蚊を増やさないため、空き缶や鉢植えの受け皿などに溜まった水を放置しないようにしましょう。
・日本脳炎ワクチンの接種を受けましょう。
日本脳炎を予防するには「予防接種」が最適でしょう。
各自治体では、「日本脳炎予防接種のお知らせ」等の形式で周知徹底しています。
日本脳炎予防接種のお知らせ(大阪市)
生後6か月から7歳6か月(90か月)に至るまでの方
標準的な接種年齢は、1期初回は3歳、1期追加は4歳です。接種回数と接種間隔は表のとおりです。日本脳炎の予防接種は、平成17年度から平成21年度にかけて、接種の積極的勧奨が差し控えられていましたが、これにより接種を受ける機会を逃した方[平成7(1995)年4月2日から平成19(2007)年4月1日生まれの方]は20歳未満の間、特例対象者として無料で接種を受けられます。該当される方は、接種を受けましょう。
特に、平成30年度に18歳になる方(平成12年4月2日から平成13年4月1日生まれ)で、第2期の予防接種をしていない場合は、なるべく早い時期に接種を受けましょう。
常日頃から蚊に刺されない様に用心しているのですが、子供はしばしば小学校や保育所等で刺されています。
小学校等には「蚊対策を行って欲しい」という旨を伝えているのですが、草木が生い茂る広い敷地で適切な対策を行うのは容易ではないそうです。
皆様もお気をつけ下さい。