日本人の数が減少し続けています。平成31年1月1日時点では、前年より約43万人も減少しました。

日本人43万人減 過去最大の減少幅 人口動態調査 三大都市圏も初の減少

総務省は10日、今年1月1日時点の住民基本台帳に基づく人口動態調査の結果を発表した。国内の日本人は前年より43万3239人少ない1億2477万6364人で、10年連続の減少となった。減少幅が40万人を超えたのは昭和43年の調査開始以来、初めて。昨年1年間の出生数は最少の92万1千人で、3年連続で100万人を割った。出生数が死亡数を下回る自然減は12年連続となり、少子化が加速する現状が際立つ。

三大都市圏(東京、名古屋、関西)の人口も調査を始めた昭和50年から初めて減少し、前年より1万3547人少ない6452万799人だった。東京圏(埼玉、千葉、東京、神奈川)の増加分を名古屋圏(岐阜、愛知、三重)と関西圏(京都、大阪、兵庫、奈良)の減少幅が上回った。

人口が増えたのは、東京圏と沖縄の5都県。東京都は前年比0・56%増の7万3205人と増加率、数ともにトップで、「東京一極集中」に歯止めがかかっていない。

人口の年齢別割合は14歳以下の12・45%(前年比0・12ポイント減)に対し、65歳以上は2倍超の28・06%(同0・40ポイント増)に上り、少子高齢化が一層進んでいる。15~64歳の生産年齢人口は59・49%(同0・28ポイント減)だった。

日本に住民登録している外国人は前年比16万9543人(6・79%)増の266万7199人。日本人と合わせた総人口は1億2744万3563人で前年を26万3696人下回った。

https://www.sankei.com/politics/news/190710/plt1907100022-n1.html

都道府県・市町村毎の詳細は、総務省ウェブサイトに掲載されています。

住民基本台帳に基づく人口、人口動態及び世帯数(平成31年1月1日現在)
http://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/01gyosei02_02000193.html

ここから、都道府県・政令市の人口数・増減を抽出しました。

自治体名日本人人口増減数増減率
北海道5,268,352-39,461-0.74
青森県1,287,029-16,639-1.28
岩手県1,243,012-14,767-1.17
宮城県2,281,915-10,066-0.44
秋田県996,292-15,005-1.48
山形県1,088,125-12,213-1.11
福島県1,887,006-19,890-1.04
茨城県2,871,183-17,986-0.62
栃木県1,935,463-11,432-0.59
群馬県1,924,605-12,471-0.64
埼玉県7,200,1931,3640.02
千葉県6,157,6852,0440.03
東京都13,189,04973,2050.56
神奈川県8,976,9544,1840.05
新潟県2,242,517-23,213-1.02
富山県1,045,031-7,837-0.74
石川県1,130,737-6,058-0.53
福井県771,847-5,483-0.71
山梨県817,065-6,668-0.81
長野県2,066,413-14,762-0.71
岐阜県1,990,598-14,583-0.73
静岡県3,637,196-23,144-0.63
愛知県7,311,801-4,719-0.06
三重県1,773,994-12,604-0.71
滋賀県1,390,806-2,282-0.16
京都府2,494,923-11,278-0.45
大阪府8,613,021-18,154-0.21
兵庫県5,462,316-23,336-0.43
奈良県1,350,265-9,670-0.71
和歌山県958,055-10,693-1.10
鳥取県561,445-5,050-0.89
島根県677,251-6,285-0.92
岡山県1,883,926-11,099-0.59
広島県2,787,086-13,444-0.48
山口県1,366,822-13,968-1.01
徳島県744,521-7,298-0.97
香川県974,869-6,804-0.69
愛媛県1,369,853-12,895-0.93
高知県713,006-8,026-1.11
福岡県5,055,178-4,559-0.09
佐賀県822,443-5,163-0.62
長崎県1,355,223-13,923-1.02
熊本県1,764,768-11,005-0.62
大分県1,147,448-9,834-0.85
宮崎県1,097,293-9,016-0.81
鹿児島県1,633,098-13,817-0.84
沖縄県1,458,6862,5640.18
札幌市1,941,9691,9340.10
仙台市1,049,7021,6820.16
さいたま市1,277,5328,4680.67
千葉市943,7835860.06
横浜市3,648,2641,8590.05
川崎市1,458,7589,5380.66
相模原市703,572-1,071-0.15
新潟市787,261-4,198-0.53
静岡市692,557-4,653-0.67
浜松市780,444-3,754-0.48
名古屋市2,211,1181,4340.06
京都市1,366,119-5,374-0.39
大阪市2,577,0176,1670.24
堺市823,631-3,693-0.45
神戸市1,489,820-6,235-0.42
岡山市696,215-943-0.14
広島市1,176,951-133-0.01
北九州市942,620-5,699-0.60
福岡市1,503,79310,0100.67
熊本市728,178-835-0.11

日本人人口が増えたのは都道府県は、埼玉県・千葉県・東京都・神奈川県・沖縄県だけでした。

また、日本人人口が増えた政令市は東日本の大部分・名古屋市・大阪市・福岡市でした。

今後も日本人人口の減少、そして首都圏や政令市への集中が続くでしょう。