新しい1年が始まる4月は書類に追われる時期です。
数多くの書類を記入・作成し、保育所・幼稚園・学校等に提出しなければなりません。
悩まされるのは「施設から自宅までの道順を記した地図」です。ほぼ全ての児童原簿等に記入する欄が設けられているでしょう。
当初は手書きで記入していました。しかし、見づらく、手間が掛かってしまいました。
いつからか保育所へ提出する書類は、画像化して保存したGoogleマップにPhotoshopで道順や目印を付け加え、印刷した物を貼り付ける様になりました。
ネット上で話題になっているのは、「グーグルマップ参照」とだけ記入した書類です。
https://twitter.com/semimaruko/status/1115244036128788480
これに対し、元教員が苦言を呈しています。
https://twitter.com/chipa0427/status/1115763834818637824
そもそも、どうして「施設から自宅までの道順を記した地図」を記入しなければならないのでしょうか。
元教員が指摘している通り、何らかの理由で登下校中の児童が行方不明になった際に捜索する基礎資料として利用されるのでしょう。
また、先生が児童を自宅まで送っていく必要がある場合(保護者はどうしても迎えに来れない、児童がケガをした等)には、この地図を頼りに移動するのでしょう。
大規模停電に見舞われた学校はPC・ネットを利用出来ない
一方、「住所さえ記入されていれば、グーグルマップで検索したらすぐに調べられる」という意見もあります。
しかし、そもそも災害時はインターネットに接続出来るか定かではありません。昨年9月に襲来した台風21号により、一部の大阪市立小学校は数日間も停電しました。
パソコンもネットも利用出来ない中、紙ベースの児童原簿から安否確認を行ったと聞いています。
印刷済の学区地図、Yahoo!地図(モノトーン)を利用する方法も
保護者負担を軽減する方法は他にもあります。
小学校へ提出する書類には、予め校区内の地図が大きく印刷されています。自宅に赤丸を付け、通学路を矢印で書くだけで済んでいます。
なんというか、ネットのノリを持ち込みすぎるのも良くないな。
うちは校区の地図がバーンとコピーしてあるA4が配布されて、自宅にマルをつけて赤線で通学路を書く。いいんじゃないかと思ってる。
— あやめ (@ayamememo) April 10, 2019
また、ネット上では「Yahoo!地図をモノトーン表示させると分かりやすい」という指摘がありました。
これに出発地(大阪市役所)と目的地(中之島小中一貫校予定地)を入力し、白黒印刷・トリミングしたものがこちらです。
このまま提出書類に貼り付けられそうですね(自画自賛)。
重要なのは保育所・幼稚園・学校等の事務を阻害しない範囲で、書類作成の手間を省力化する事でしょう。
皆さんはどの様に作成していますか?