大阪市立小学校は9日(月)に始業式が行われました。
帰ってきた子供に見せられたのは、大量のプリント・お手紙でした。数えたら10枚ほどありました。
小学校生活を円滑に過ごすには、大量のプリント類を効率よく処理するのが不可欠です。試行錯誤の末に落ち着いた方法をご紹介します。
1.子供にプリントや連絡帳を出させる
お世話になっている小学校では、子供が連絡帳へ配布物や諸連絡を記入し、正誤等を担任の先生が確認しています(多くの連絡帳を調べる労力は本当に大変でしょう)。
我が家が子供に徹底しているのは、「帰宅したらプリントや連絡帳等を決まった場所に出す」ことです。目に付く場所に山積みされていたら、嫌でも親は気づきます。
これが習慣付くまでには1年近くも掛かりました。それまでは毎日の様に「お手紙は?連絡帳は?」と問いかけ、初めから疲弊してしまいました。
2.予定はすぐにGoogleカレンダーへ入力する
お手紙には様々な種類があります。最も重要なのは、当月の行事予定等を記した学校便り・学年便りです。
その中から重要な行事予定をピックアップします。例えば4月には家庭訪問があります。
そうした予定はその場でGoogleカレンダーへ入力しています。外出先でもすぐに確認できるので、それ以外のスケジュールを立てやすくなります。
3.学用品はすぐにAmazonやヨドバシへ発注する。
学年便りや学級便りには、学校で用いる学用品(ノートや鉛筆等)が記されているでしょう。多くは家庭で購入し、期日までに準備しなければなりません。
「後で注文しよう」としていると忘れてしまうので、私はすぐにネット通販で購入しています。主に利用しているのはAmazon.comやヨドバシドットコムです。
実は学校から指定されるノートは厄介です。各教科毎に1ページの行数・マス目の数が指定されています。近所のスーパーマーケットにもノートの在庫があるのですが、多くの児童が買い求めてしまい、欠品している事がしばしばです。
その点、Amazon等が準備している学用品の種類や量は非常に豊富です。必要な物を注文すると、翌日~翌々日には商品が届けられます。ネット通販に頼る比率は、保育所用品以上に高くなりました。
4.処理したプリントは撮影して処分
一通りの処理を行ったプリント類は、そのまま残しておくと山積みになって部屋を圧迫します。そこで、私は思いきって処分しています。
ただ、処分する前にスマホカメラで撮影し、複数の端末で共有できる様に設定しています。保育所のプリントと同じ方法です。
プリント電子化は当面期待薄
入学した当初は、数十年前と同じ様にプリントが配布されるのに閉口しました。私が小学生だった頃と何ら変わりありません。
一部には「連絡事項は全てネットで連絡できる様にすべきだ」という意見もあります。しかし、私は「少なくともここ数年は無理だ」と感じています。
多くの保護者が日常的に利用しているネット端末はスマホです。学校から送られてくる多くの連絡事項を、この小さな画面で読むのは容易ではありません。
文字数も多いです。学年便りを数えたところ、30日間の予定表と約1600字の文章(校長挨拶等)が印字されていました。
私が使っているスマホで表示させようとすると、約110行も必要となりました。少なくとも全画面スクロールを6回も行わなければなりません。
読むのが苦痛になり、かつ予定等を見落とすのは間違いありません。
私が写真撮影して保存しているのは、あくまで一度は肉眼で目を通したのが前提です。また、確認する際は大画面の端末(タブレットやパソコン)を利用しています。
電子化は学校日記・緊急メールから
とは言え、電子化できる部分は少しずつ実行されています。
大阪市は各学校の日常生活等を学校日記(大阪市立学校データベース)で公表しています。
また、緊急を要する連絡は「緊急連絡メール」(スクールMailアシスト)で配信されます。昨年は大阪北部地震に対する対応等について、何度もメールが送られてきました。
この様に、可能な範囲から徐々に電子化(ネット化)されています。
仕事でペーパーレスを実現させている方はもどかしく感じるかもしれません。ただ、各家庭のITリテラシーや環境に大きな違いがあるのは事実です。
大半の保護者がスマホを利用しているのを前提とし、これで支障なく利用できる分野から電子化するのはベターな方法でしょう。
今後、各児童に専用タブレットが配布されたら、お手紙も完全電子化するかもしれませんね。