H26保育所入所申込状況分析、今回もリクエストを頂きました。
18回目は港区です。
情報のご提供・分析等に関するご要望・個別のお問い合わせ等がありましたら、コメント欄にご記入頂くかお問い合わせからメッセージをお送り下さい。
大阪市全体の認可保育所・幼稚園・保育ママ・認可外保育施設をまとめた「大阪市子育て支援施設マップ(非公式)」も公開しています。
【まとめ】
昨年より申込数が減少してやや入所しやすくなったものの、弁天町駅を中心とする東部エリアの入所倍率は高止まりしています。
H26_nyuusyo_bunseki_minato.pdf
(両方とも同じデータです、見やすい方をご覧下さい。)
【区全体】
申込数がH25:544→H26:473人と71人も減少した一方、募集数は413→432人と19人も増加しており、入所倍率は1.32→1.09倍へと下落しました。
0歳児・2歳児・3歳児の申込数が大きく減少しています。
特定の地域に偏っているかと思いきや、全ての保育所の申込数が減少ないし横ばい(1保育所)しています。
71人という減少数は城東区の88人減に次ぐ市内2番目の多さです。
理由ははっきりしません(人口統計を見ればハッキリするかもしれないので、近い内に参照します)。
募集数が増加した主な理由は第2善児園の新設です。
【保育所別】
H25とH26を比較検討したところ、入所倍率が高い保育所と低い保育所はほぼ固定化されている様に感じました。
入所倍率が最も高いのは港区役所前にある磯路保育所です。
H25は4.00倍、H26も3.17倍と高止まりしています。
特に0-2歳児は高く、H25もH26も4倍を超えています。
200点でも入所できないケースが発生する恐れがあるでしょう。
こうした事態を受けたのでしょうか、すぐ東の市岡元町に第2善児園が新設される事となりました。
同保育所を第1希望とする申込が15人あり、磯路保育所への申込がH25からH26へ16人減少した分に相当します。
次に入所倍率が高いのは、弁天町駅の北にある波除学園と安治川保育園です。
両保育所は共にH25もH26の入所倍率が2倍を超え、とりわけ1-3歳児は高くなっています。
弁天町駅周辺にはその他に日輪学園保育所もあり、上記4園と合わせた計5保育所でこの地域の保育ニーズを受け入れる形でしょう。
しかしながら、1保育所が新設されても0-3歳児は未だに募集数より申込数が圧倒的に多い状況に変わりはありません。
また、弁天町駅は地下鉄中央線とJR環状線の乗換駅であり、入所倍率・基準点が著しく高いコスモスクエア方面から登園する方もおられるでしょう。
一方、港区の西部、朝潮橋駅や大阪港駅周辺の保育所の入所倍率は1倍弱で推移しています。
0-3歳児はやや入所しにくい状況に変わりはありませんが、東部ほどの厳しさはありません。