H26保育所入所申込状況分析、10回目は東淀川区です。
【まとめ】
保育所が多くて選択肢に恵まれている東淀川区です。
上新庄駅・井高野駅の周辺にある保育所の入所倍率は比較的高くなっていますが、淡路駅周辺は低くなっています。
城東貨物線の東西で大きく傾向が異なります。
H26_nyuusyo_bunseki_higashiyodogawa.pdf
(両方とも同じデータです、見やすい方をご覧下さい。)
【区全体】
申込数はほぼ横ばいですが募集数が約80人増えており、入所倍率はH25:1.17→H26:1.06倍と低下しました。
募集数が増えた要因は(1)アートチャイルドケア東淀川の新設、(2)風の子保育園の新園舎建設による定員増、(3)既存園の3-5歳児クラスに余裕が生じていたのが主な理由です。
【保育所別】
区内で最も多くの申込数を集めたのは上新庄駅北にある風の子保育園・風の子ベビーホームです。
平成25年10月に新園舎を建築しました。
その際に年度途中入所で募集が行われたのですが、もの凄い人気だったと聞きました。
一斉入所申込でも駅前立地・新園舎・定員増という複合効果で大きな人気を集めたのでしょう。
今年の申込数は風の子保育園の項目にベビーホームを合わせた数字で記載されています。
0歳児が申込数29人に対して募集数20人、1歳児が44/12、2歳児が11/0となっており、特に1歳児の入所倍率が3.67倍と高くなっています(2歳児は退所者がいない限りは募集0のままでしょう)。
全体では申込数104人に対して募集数56人、入所倍率は1.68倍です。
それ以外ではみのり園・菅原保育園・下新庄保育所の入所倍率が高くなっています。
両園共に0-3歳児の倍率が高く、入所するのが難しい状態です。
申込みが集中する立地的要因が考えにくく、保育内容等に共感されて入所を申し込んだ方が多かったのかもしれません。
入所倍率が2.55→1.00と下落したのは西大道保育所です。
前述した風の子保育園やみのり園を第1希望として申し込んだ方が多いのでしょうか。
特に0-2歳児の申込数が激減しています。
新設されたアートチャイルドケア東淀川は0-2歳児クラスで募集数に近い申込数がありますが、3-5歳児クラスは募集数に大きく足りていない様子です。