船場地域も厳しく

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次に船場地域(中央区北西部)を見てみます。保育所は少なく、マザーシップ船場保育園と御堂筋本町ちどり保育園しかありません。

両保育所とも0歳児入所は比較的容易です。入所最低点は180-190点となっています。フルタイム共働きであればほぼ、それに準ずる働き方でも入所できる可能性があるでしょう。0歳児入所枠が大きいのが特徴的です。

反面、1歳児は厳しいです。201-205点となり、加点が前提です。0歳児との開きが極めて広く、誕生月により差別が生じています。マザーシップ船場保育園の1歳児倍率は5倍です。207点児童でほぼ埋まってしまうでしょう。

なお、来年4月には、北久宝寺町一丁目にて「(仮称)船場ちとせ保育園」が開所する予定です。詳細はこちらの記事をご覧下さい。

旧南区西部は数少ない保育所、されど入りやすい

一方、中央区南西部、いわゆる旧南区西部は状況が異なります。保育所はあい・あい保育園長堀橋園(新設)とつばな保育園(日本橋に近く、浪速区・天王寺区と間違えそう)しかありません。

この地域は心斎橋や日本橋に近く、いわゆる繁華街や飲み屋街が多くを占めています。子育て世帯を対象とした物件は決して多くありません。その為か、保育所等への入所希望者も多くありません。

両保育所の入所最低点は殆どの年齢で180点となっています。今年はあい・あい保育園長堀橋園の新設により、特に入所しやすくなっています。来年度は若干の反動が生じますが、それでも比較的入所しやすい状況が続きそうです。

中央区は来年以降も厳しく・タワーマンションに要注意

勤務地に寄りますが、大阪市内で最も職住近接・都会的なライフスタイルを図れるのは中央区です。今後も保育を必要とする世帯の転入・出産は止まらないでしょう。

しかし、保育所の新設には陰りが見えています。来年度に3保育所の新設を予定していましたが、決定したのは1保育所のみです。適地不足に加え、保育士不足がより深刻になっているのでしょう。

特に厳しくなるのは、タワーマンションが建設される地域です。短期間で人口が急増し、保育所希望者が溢れかえります。以前に掲載した「タワーマンション新築による保育所等の不足に要注意」が参考になるでしょう。

繰り返しになりますが、中央区(但し南西部・2歳児までの保育所等を除く)での0歳児入所は200点、1-2歳児入所は加点が前提となります。市内で入所が最も困難な地区の一つです。

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次回以降は概ね天王寺区・鶴見区・旭区・阿倍野区・西区・福島区・此花区の順に掲載していく予定です。

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