昨日はまさかの春の暴風雨でした。朝は雨のみがキツかったですが、夕方は更に風まで強くなってしまい、保育園から無事に帰宅できるか途方に暮れたほどでした。入園直後で雨対策が不十分だった方は、特に困ったと思います。
ご自宅でお子さんと過ごしている時は「雨が降ったからお出かけを止めよう」と出来ました。しかし、復職して保育園を利用し始めるとそうは行きません。「雨の日の登園」は重要性が高い問題です。
ベビーカーにはレインカバーを
雨に日にベビーカーで登園する時は「レインカバー」が必須です。押している大人が差した傘でベビーカーを雨から防ぐのは困難でしょう。
ベビーカー用のレインカバーには特定メーカー・特定製品にのみ対応した「純正品」と、多くの種類のベビーカーに取り付けられる「汎用品」があります。綺麗に取り付けられるのは純正品ですが、安いのは汎用品です。どちらでも「雨からベビーカーや子供を守る」という基本機能は満たされています。お好みでどうぞ。
なお、非常時には大型ゴミ袋(90リットルサイズ)ですっぽり覆ってしまう方法もあります。窒息を防ぐ為に、必ず穴を何カ所か空けて下さい。
自転車にもレインカバーを
ベビーカーと同じく、自転車にもレインカバーがあります。
こちらもに純正品と汎用品があります。ベビーカーと異なり、自転車は風圧が強いのが特徴です。純正品を利用するか、汎用品をきっちり取り付けるようにして下さい。
ときおり、レインカバーを使わず、乗っている子供が傘を差している光景を見かけます。しかし雨から防ぐ効果が殆ど無いばかりか、事故に繋がる危険性が高い行為です。止めましょう。
抱っこ紐には大型の傘を
0歳児クラスを利用している方は、抱っこ紐を利用して登園している方が少なくないでしょう。雨の日にベビーカーを利用すると大荷物になって大変ですが、抱っこ紐でしたら普段と変わりなく登園できます。
ただ、抱っこ紐を利用すると、子供の分だけ前方に飛び出してしまいます。その為、1人で出かけるときよりも大型の傘を利用するのが望ましいでしょう。具体的には70cmクラスです。
このサイズとなるとレディースが少なく、メンズ商品が中心となってしまいます。しかし、抱っこ紐の中の子供と荷物を雨から防ぐには、これぐらいのサイズがあると安心できます。
子供には長靴・カッパ・傘を
自分で歩いて活発に動く頃となると、子供用の長靴・カッパ・傘も必要になってきます。しかし、雨の日だからといって全てが必要となるとは限りません。たとえば自転車や車で登園してすぐに園舎に入ってしまうのでしたら、雨具は殆どいらないかもしれません。また、傘は扱いにくいので、カッパだけで十分という方もいるでしょう。
お世話になっている保育園の様子を見ていると、普通の雨の日(昨日は大雨の日なので参考外)でしたら長靴は8割、カッパが6割、傘が3割程度の幼児が利用していました。
長靴が多いのは「運動靴がびしょ濡れになると乾かすのが大変」という理由もありそうです。カッパは自転車との相性が良いです。徒歩登園する幼児でしたら傘を使う機会がありそうですが、それ以外でしたら限定的でしょう。
危険を感じたら雨宿り・自家用車やタクシーの利用も
普通の雨でしたら雨具で対応できます。しかし、ここ数年はゲリラ豪雨や暴風雨に襲われるケースが徐々に増えています。こうした時は慌てて帰らず、保育園や途中の屋根がある場所で一休みしてやり過ごすのが無難でしょう。
より安心なのは自家用車やタクシーの利用です。雨に濡れずに済む反面、保育園の周辺で道路渋滞を引き起こさないようにご注意下さい。