今日の大阪は朝からまとまった雨が降りました。激しい豪雨が降りかかる時間帯もあり、保育園へ到着する事にはずぶ濡れになっている園児もチラホラ見かけました。
これまでに何度か「雨の日の登園」についてご紹介しました。
では「大雨や豪雨の日の登園」に際しては、どういった点に気をつければ良いのでしょうか。
想定するのは主に「自転車もしくは徒歩での登園」と「ベビーカーでの登園」です。また、「自動車で登園するが、駐車場から保育園まで若干の距離がある」場合も対象となります。
まずは子供の身支度です。「レインコート」と「長靴」は必須です。
レインコートはしっかりしたフードがあり、頭部に合わせて微調整できるタイプが理想敵です。調整できない物だと水滴が顔に掛かったり、フードが視界が遮られる場合があります。
長さも大切です。徒歩の場合は腰部がすっかり隠れ、膝頭のあたりに掛かる程度の長さがあると安心できます。上下分離式のレインコートは更に心強いのですが、ズボンの上から更にレインコート用ズボンを履くのを嫌がる子供もいます。保育園に到着してから脱がせるのも手間となります。
背負ったカバンの上からレインコートを着られると、カバンが濡れずに済みます。やや大きめのレインコートを利用したり、カバンの上から着用するのを想定したレインコートを重宝します。
長靴も必須です。くるぶしが隠れるだけでなく、くるぶしと膝頭の間ぐらいまで隠れれば十分です。ただ、高さがある長靴は、保育所等の下駄箱に入らない可能性があります。横倒しにして入れる、下駄箱の上部に置くといった工夫が必要です。
大雨や豪雨では傘はあまり役に立ちません。正しい姿勢でさし続けるのが難しく、激しく降り続く雨がしっかり濡れます。レインコートや長靴を正しく着用できていれば、傘は不要です。むしろ親と手を繋ぐのが難しい、視野が遮られる、強風に吹き飛ばされる等のデメリットが大きいと感じています。
万全の対策を行っても、登園すると服・靴下・カバン等が濡れている事があります。身体等を拭けるタオルも重要です。今朝は顔と手を拭きました。
タオルが特に必要となるのは、自転車で登園された方でしょう。子供は濡れずに済んだとしても、自転車は濡れてしまいます。特に今朝の様な大雨の場合、子供を保育士に引き渡している間にサドルに水が溜まってしまいます。タオルで一拭きするだけでも全然違います。
雨で濡れやすいのはズボンと靴下です。換えの靴下等があれば、保育園でサッと履き替えられます。無い場合、濡れた靴下で過ごさざるを得なくなってしまいます。「最低限の着替え」も大切です。
ベビーカーで登園する場合は、準備すべき物が若干異なります。欠かせないのは「ベビーカー用のレインカバー」です。
雨風を防ぐと共に、冬場は保温効果もあります。夏場は熱が籠もりやすいので注意が必要です。
親が片手でベビーカーを押せるのであれば、もう片手には大きめの傘を差すと便利です。自分の体とベビーカーを雨から防げます。
両手でなければ押せない方は、親用のレインコートが必要となります。雨の中を自転車で移動する場合も必要です。親用のレインコートはしっかりしたメーカー品を購入されるのをお勧めします。私はアウトドアメーカーのレインコートを使用しています。
時には子供を乗せた自転車で傘をさして移動している方を見かけます。こうした移動は非常に危険です。片手で自転車、もう片手で傘を持つのはバランスが非常に悪いです。視野が狭くなり、濡れた路面で滑りがちです。
万全の対策を行えば、大雨でも豪雨でも怖くありません。一度揃えてしまえば長く使えます(子供用の長靴を除く)。十分な効果があります。
