保育所・幼稚園等が卒業シーズンを迎えています。
意外なことに、卒業記念アルバムは業者に依頼して作成する施設と保護者が作成する施設に二分されているそうです。
卒園アルバムは手作り派?業者依頼派?
アルバム制作販売会社「夢ふぉと」(大阪市)などの見本やパンフレット。卒園記念として人気は高い=西宮市役所保育所の卒園シーズン。楽しみの一つが、園児らの思い出がいっぱい詰まった記念アルバムだ。その制作方法をめぐり、兵庫県西宮市では、ちょっとした変化が起こっている。
同市の公立保育所では、これまで保護者代表らによる手作りが主流だった。
同市保育所事業課によると、市内全公立保育所23園中20園で、保護者がアルバムを作成。個人情報を理由に掲載写真を提供しない園もあり、保護者たちが写真を持ち寄って作成することもあった。保護者の中には「制作のために3日間徹夜した」という人もいた。
一方、公立幼稚園では、費用は保護者負担だが、アルバム制作に関しては基本的に業者に依頼。こうした違いに、保育所に通わせる保護者から「働いている人が大半で、時間が取れない」などの不満の声が上がっていた。
同課は昨年8月、全保育所長あてに文書を通知。アルバム制作に携わる保護者負担を軽減するため、各園に年長児の保護者に確認の上、行事の写真などを提供するよう求め、アルバム制作業者の一覧も配布した。
同市南部の公立保育所では保護者制作から業者依頼に切り替えた。子どもを通わせる女性(40)は「費用は高くなるけれど、ほかの保護者にも納得してもらって、できる範囲で負担を少なくできた」と話す。
同課の担当者は「保護者に少しでも選択肢を広げてあげられれば」とする。今年のアルバムについては方針を変え、業者に任せることを決めた園もあれば、「手作りの温かみにこだわる」という園もあるという。
http://www.kobe-np.co.jp/news/hanshin/201503/0007786865.shtml
業者作成と保護者作成、それぞれにメリットやデメリットがあるでしょう。
上記記事によると、幼稚園と比較して忙しい保護者が多い保育所において、保護者によるアルバム作成が主だったのは意外でした。
出版関係での勤務やインテックス等にて同人誌を作成販売した経験がある保護者がいればお手の物かもしれませんが、そうした保護者は少数派です。
保護者による作成は一部の方に負担が集中してしまうのと、年度によって出来栄えに大きな違いが生じてしまうのが難点でしょう。
記事の通り、今後は専門業者に作成を依頼し、保護者と打ち合わせを重ねながら作成する時代に変わっていく気がします。
今春等に保育所・幼稚園等へ入所された方は、数年後に同じ様な卒業記念アルバムをどうやって作成するかという問題に直面するでしょう。
前例に囚われず、同じ年齢のお子様を持つ保護者達で話し合い、納得のゆく結論が得られると良いですね。
新しい方針に保育所の理解が得られない場合は、行政に相談するのも一手段でしょう。