保育所等による情報発信は年々変化しています。

第1子が入所した十数年前はホームページを作成している保育所等すら少なく、保育所等が配布しているパンフレットが主たる情報源でした。

徐々にホームページを作成・公開する保育所等が増え、旧ツイッター(現X)やYoutubeを利用する保育所等も増えました。特に旧ツイッターは災害時等の情報発信や連絡にも効果を発揮しています。

最近はインスタグラムやTikTok等と言った、ソーシャルメディアを利用する保育所等も珍しくありません。ホームページを開設・維持するより気軽に始められ、様々な映像を簡単に公開できます。映像等は各自が使用するデバイス(PC/スマホ等)に最適化したサイズで表示されるので、ユーザーにとっても見やすいサービスです。

こうしたサービスを利用している保育所等の一つがにしながほり保育園(西区)です。インスタグラムTikTokに映像を投稿しており、保育の内容や保育士の職務内容等が非常に分かりやすくなっています。

@nishinagahorihoikuen

保育所等へ入所すると保育の内容等がよく分かるのですが、入所前はなかなか分かりません。特に第1子の場合は子育てすら手探りなので、保育所等でどういった保育を行っているかまではなかなか気が回りません。

しかし、動画で見ると非常によく分かります。同園では施設の紹介(保育室・屋上園庭)・保育士の生活(救命講習・ピアノ手当・退勤後)・保育の内容(給食・水遊び・運動・園外活動など)が一目で分かります。特に在園児の保護者すら見学するのが難しい、日々の保育が取り上げられているのはポイントです。

見入ってしまったのは屋上園庭での水遊びです。屋上一面に日よけを掛け、プール・ウォーターマット・じょうろ等を用いて水遊びをしています。これだけ遊べれば子供達も満足でしょうし、家庭ではなかなか出来ない遊びです。

一方で鮮明な映像を公開しているので、園児や保育士等の容貌もよく分かってしまいます。そこで、各家庭に対して「ホームページ等による写真公開について」というプリントを配布し、公開の是非を問うのが一般的です。公開OKという家庭もあれば、「掲載NG」や「アップで無ければOK」という家庭もあります。

今後は大阪市でも少子化が進んでいきます。保育所等も積極的に情報発信をし、多くの入所希望者を募る時代となりました。