多くの保育所等が入園式を行う4月1日まで1ヶ月半を切りました。既に入所先が決まっている方は準備に、未だ決まっていない方は2次調整等の結果にヤキモキしている頃だと思います。

お子様が保育所等へ入所し、保護者が復職すると、日々の生活は急激に変化します。一言で言うと「忙しすぎる毎日」と「先が見えない1日」です(二言になってしまいました)。

保育所等の開所時間がスケジューリングの中心に、「12時間保育」は極少数

当然の事ですが、毎日の予定はタイトになります。基本的には日々の就労時間・通勤時間や保育所等の開所時間に合わせ、登降園する時間や家事を行う時間を当てはめていきます。

まずは所定通りの始業時間や就業時間と保育時間を組み合わせ、問題なく通勤や登園等ができるかを考えます。勤務地が近く、勤務時間が短ければ比較的容易でしょう。

しかし勤務時間や通勤に要する時間が長い場合は工夫が必要です。保育時間は融通が効きません(原則として最長でも7時~19時)。

融通が効くのは就労関係です。夫婦で出勤時間をずらす、短時間勤務を利用する、テレワークやフレックスタイム制を利用する等、様々な考えがあります。コロナ禍を経て、選択肢が大きく広がりました。

また、家事に要する時間を極力短くするのも極めて重要です。自動掃除機(ルンバ)食洗機(パナソニック)自動洗濯乾燥機は「共働き3種の神器」と呼ばれるほどです。我が家も愛用しています。

気をつけて頂きたいのは「保育所等は7時~19時まで利用出来る」という部分です。多くの保育所等では保育時間をこの様に設定しています。しかし、(園によって違いはありますが)1日12時間も保育所等で過ごしている園児はごく僅かです。

我が家がお世話になっている保育所等では、7時半までに登園している園児は片手で数えられるほどです。8時でも20人に達していません。夕方も同じです。18時以降も在園している園児は少なく、19時前は閑散としています。

周囲の様子を見る限り、可能な範囲で保育所等に在園する時間を短くする家庭が多いと感じています。夕方は祖父母が早めに迎えに来る、短時間勤務を利用して17時過ぎに迎えに来る、近所に転職した、朝は出勤が遅い夫&夕方は早上がりする妻が保育所等に来る等、様々なケースがあります。

仮に7時から19時まで保育所等を利用するものとして日々の生活を算段していると、何か想定外の事が発生した際に回らなくなってしまいます。退勤に利用している鉄道が少し遅延しただけでも、保育所等へのお迎えが間に合わなくなってしまいます。

子供は簡単に体調を崩す、頻繁なリスケ

更に、保育所等を利用する生活は「先が見えない1日」が綴られていきます。

子供は簡単に体調を崩します。今まで元気だったのに、1時間経ったら途端に発熱して横になってしまう事もあります。特に入所直後や0歳児・1歳児クラスでは容易に発熱します。集団生活の中で様々な病気をうつし合うのが現実です。

今日は元気でも、明日は無事に登園できるか分かりません。そうした生活が1~2年は続きます。

最近は「熱が下がっても、翌日は自宅で安静に過ごして下さい。」と呼びかけている保育所等が多いです。子供は熱が下がったように見えても、翌日に熱がぶり返す事が少なくありません。

親はストレスが溜まります。日中に保育所等からお迎えの電話が掛かってくる度に「今日も明日もお休みかあ」と溜息が出てしまいます。解熱して元気な子供を見ると、保育所等へ登園させて仕事を片付けたい気持ちが募ります。自宅では目が離せず、テレワーク等に集中するのも難しいです。

時には発熱が長期化する事もあります。インフルエンザに罹患すると、発症後5日間かつ解熱後3日は登園できないとされています。

https://fastdoctor.jp/columns/influenza-suspension#heading-3-26

私としては「1週間はお休みかあ」という感覚でした。

ただ、2歳児クラスになる頃には体力もつき、簡単には休まない様になりました(個人差はあります)。同じ子供とは思えないほどに体調を崩す機会が激減しました。

入所後は子供と保育所等を中心とした生活が続きます。親子に負担が掛かります。少子化が進むのも理解できます。