午前10時過ぎに大阪府全域に暴風警報が発表されました。大阪市内は暴風が時折吹き抜けており、外出するのは憚られる空模様となっています。
今日は祝日(山の日)だったので、原則として学校もいきいきも保育所も全て休業しています。暴風警報による休業はなく、警報に注意を留めていませんでした。
しかし、意外な部分に甚大な影響が出ていました。大阪市がインテックス大阪で行っている、新型コロナワクチンの集団接種です。以前に何度か「暴風警報が発表されたら、ワクチン接種は中止します」とのアナウンスが流れていました。
心配は現実化しました。中止となりました。
大阪市に暴風警報が発表されたため、8月9日(月・祝)のインテックス大阪会場のワクチン接種を終日中止します。代替日の予約手続きについては、改めて連絡をいたします。なお、かかりつけ医で接種の予約をされている方は、かかりつけ医に確認してください。
— 大阪市危機管理室 (@kikikan_osaka) August 9, 2021
暴風警報が発表されてワクチン接種が発表されるまでに2時間が掛かりました。本当に中止にするかという議論が行われていたのでしょうか。
会場たるインテックス大阪は大阪湾に面しており、台風による強風が最も強く影響するエリアです。3年前の台風21号では、数台の車が横倒しになりました。
外部から訪れるには非常に危険な地域にあるので、暴風警報による中止はやむを得ないと感じます。ただ、アナウンスメントが遅いです。
問題となるのは代替日程の有無ですね。大阪市は「代替日の予約手続きについては、改めて連絡をいたします。」と記しているので、何らかの代替日は設定されそうです。
特に接種期間が決まっている2回目接種の方には、早急に代替日を設定する必要があります。
インテックス大阪で接種された方の話によると、接種状況には相当の余裕があるそうです。医療従事者や誘導スタッフ等に比べて非接種者が少なく、混み合う場面は全くなかったそうです。
ボトルネックはワクチンとなりますが、今日使わなかった分のワクチンが残っているので問題ありません。
現在は既に8月22日までの予約が埋まっています。代替日を23日にしてしまうと、1回目は兎も角、2回目は余りに先になってしまいますね。
大阪市はワクチン不足感が未だに非常に強いです。今朝9時にインテックス大阪の予約枠が開放されたのですが、既に全枠が埋まっています。
https://www.city.osaka.lg.jp/shiseikaikakushitsu/page/0000536362.html
アストラゼネカ製のワクチンを使用し、40代以上に促していく形を取るのでしょう。40代以上に対するモデルナやファイザーワクチンの供給が絞られそうで、少し嫌な気がします。
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(8/10追記)
振替日程が公表されました。
何も連絡しなければ8月23日の同時間帯、個別に連絡すれば11日~22日で調整するとの事です。
8月9日(月曜日)に大阪市大規模接種センター(インテックス大阪会場)をご予約いただき、暴風警報発令に伴い接種中止となった方へ
振替日程といたしまして、8月23日(月曜日)同時間帯に優先予約枠をご準備いたしましたので、9日に予約された時間と同じ時間にインテックス大阪会場へお越しください。(中略)
上記の日程で不都合がございましたら、8月11日(水曜日)~22日(日曜日)の日程で、日程変更のご相談をお受けいたしますので、8月12日(木曜日)までに次の電話番号までお申し出ください。予約枠の関係で、ご希望どおりの対応ができかねる場合がございますことをご了承ください。(優先枠を確定させるため、予約の変更は1回までといたしますので、ご了承ください。)
大阪市新型コロナワクチンコールセンター 06-6377-5670 (受付時間:9時00分~21時00分(年中無休))
必ず「8月9日の振替日程の変更希望」とお申し出ください。
お役所仕事の大阪市にしては、非常に丁寧な対応を行いました。
各接種日の接種能力には一定の人的マージンがある筈です(恐らくは5%程度)。インテックスで接種した方は、口を揃えて「医療従事者や受付スタッフが多すぎて、住民の待ち時間はゼロだった」と話しています。
ワクチンさえ有れば、1日でより多くの人に接種できる状態となっています。ここに振り替える形となるのでしょう。