3学期明けの3連続テストがようやく終わりました。大阪府チャレンジテスト・馬渕教室公開テスト・英検です。
こうした日程は冬休み前から子供に伝え、しっかり勉強する様にと促しました。しかしながら勉強は進まず、対策らしい対策が出来ぬままで本番を迎えました。
最優先は英検でした。次回(2024年春)から試験形式が変わる為、これまでの対策が変更を迫られる為です。
大阪府立高校入試では、英検2級以上を優遇しています。英検2級以上を持っているか持っていないかで、公立高校入試の対策や難易度が全く異なってしまいます。
子供はケロリと「全然出来なかった」と話していました。まともに勉強していないので当然です。親は受検料で頭が痛いです。次回からは子供のお年玉貯金から支払いたいぐらいです。
府立高校入試で英検等を優遇する制度が無ければ、我が家は英検を受験させていません。学校等における日々の学習を通じ、入試本番へ向けて学力を高めていくだけです。
そもそも英検2級は高校卒業程度の英語力を要求する試験です。これを公立高校入試にて評価するのはおかしな話です。学習指導要領を遙かに超える学習を促しているわけです。
また、英検2級の受検料(本会場)は2024年春から9100円へ値上げされます。また、これとは別にコンピューターで毎月試験を受けられるC-CBT形式の受検料は9700円です。
つまり、資金力に余裕がある家庭は、毎月S-CBT試験を受け、どこかで受かれば良いという戦略を採る事が可能です。通塾にも経済的負担が発生しますが、本番の試験を受けられるのは1回のみです。
しかし、英検は受かるまで何度でも受けられます。まさしく格差社会です。極めて問題が大きい制度ですが、これを修正する様子は見えません。
一方で早い段階から英検対策を通じて英語学習を進めておくメリットもあります。英語授業の予復習やテスト対策に要する時間が大幅に短縮できる為、他の科目の学習に充てられます。
特に時間が足りない定期テスト前には効果を発揮しています。英語のテスト対策はプリントや教科書を軽く眺めて音読し、単語をしっかりと暗記するだけです。
中学生の学習負荷は重い
テストが続く中学生は本当に大変です。親世代が中学生だった頃の話は今や通じません。
こうした負担に何とか耐えられる中学生なら良いのですが、学習や理解が全く追いついていない中学生も少なくありません。
子供の話や定期テストの点数分布表を見る限り、子供が通っている中学校の約半数の生徒は十分な学習が出来ていません。教員や塾等の個別指導が必要な水準です。
学習負荷は明らかに昔より高まっていますが、個別のフォローアップは不十分です。授業に付いていけない、理解できない生徒を量産している様に見えます。
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