ニュース等では殆ど報じられていませんが、関東や沖縄では新型コロナウィルスの感染者が水面下で爆発的に増加しています。

こうした地方ほどではありませんが、大阪でも感染拡大が続いています。

大阪府は定点医療機関ごとの患者数を毎週公表しています。が、数字から感染規模がなかなか結びつかず、かつ公表されるのは非常に遅いです。

実は大阪府医師会は会員医療機関に協力を求め、日々の陽性者数を把握しています。独自のサーベイランスを行っています。

新型コロナウイルス陽性者情報(令和5年5月8日より試験的情報収集開始)
https://www.osaka.med.or.jp/pickups/detail?id=396

PDFで公表されている元データを加工し、前週比等が分かりやすい表を作成しました。

1週間単位の陽性者(会員医療機関からの報告に基づく)を把握できるので、大阪府内でどれだけの勢いでコロナが広がっているかがよく分かります。6月12日以降の週も感染拡大が継続しています。

ここ1カ月の間、大阪市南部のとある保育所でクラスターが発生しました。その他にも子供達の間で水面下で感染が広がっている可能性は否めません。

マスク着用は任意とされました。が、子供や家族の健康を守り、元気に登校し続ける為には、できるだけ小学生以上はマスクを着用して授業を受けるのが望ましいでしょう。

最近は以前にも増して「脱マスク」「奪マスク」という掛け声を聞きます。が、こうした主張をする人物や組織は、いざ子供や保護者がコロナに感染しても何も責任を取りません。

ここ数週間は運動会や文化祭でクラスターが発生した旨を何度も聞きました。せめて大規模な学校行事やその直前にはマスク着用を促して欲しいです。コロナに感染して参加できなかったり、行事で感染が拡大して悪い思い出が残るのは避けたいです。