ここ数日、子供の間に様々な病気が流行している状況を何度も実感しました。

先週土曜日に近所の小児科診療所の前を通りかかりました。普段の土曜日のこの時間は、自転車やベビーカー等が数台停められているのが一般的です。

しかし先日は自転車等が20台近くも駐輪されていました。自転車置き場から溢れ、数台が路上に停められていました。こんな光景は記憶にありません。コロナ第8波・第9波の時以上です(これらの時期は同時に親も罹患し、自転車に乗れなかった)。

徒歩や自動車による通院も含めると、診療所の中では少なくとも20組以上の親子が待機している筈です。待合室の座席は15席ほどしか無かった筈です。多くの親が子供を抱っこし、立って待っているのでしょう。診療まで1時間、下手をすると2時間待ちです。

今朝の保育所も普段と様子が違っていました。登園した園児の数が明らかに少ないのです。私が登園する頃は概ね半数弱の園児が既に室内にいるのですが、今朝は数人しかいませんでした。「まばら」という言葉が頭に浮かびました。

実は先週後半から体温が普段より高い児童がぽつぽつと現れていました。保育士が「○○ちゃんは体温が37.3度です」「○○くんは体温は37.6度なので、保護者に電話を入れました」等といった会話を行っていました。

保育所は体温が37.5度を超えた場合、体温が平熱に下がってから24時間経過した後でなければ保育を行わない旨を示しています。仮に日曜日の朝11時時点での体温が37.7度だったら、月曜日の朝に平熱に下がっても登園できません。

加えて体調等で保育所等を休んだら必ず医師の診察を受け、医師が作成した登園許可証を提出する様にとも求められています。保育所がやや閑散とし、小児科が混み合う事情の一端です。

大阪市内でも子供の間で流行りやすい感染症が大流行しています。


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特に目立つのはRSウイルス・ヘルパンギーナ・咽頭結膜炎・溶連菌感染症です。また、おたふく風・風疹・麻疹も確認されています。

但し新型コロナが未就学児の間で流行しているという話は聞きません。掛かりつけ医からも同様の話を聞きました。新型コロナの流行が激しいのは10代(特に高校生)にです。

未就学児はマスクを着用するのが難しいです。その為、社会で様々な病気が流行するとその一部が伝播し、密に過ごす子供の間で感染が急拡大します。

様々な感染症が子供の間で急激に広がっている理由は明らかです。コロナ禍の数年の間に病気に感染して免疫を得る機会が乏しく、そして新型コロナ5類へ移行してマスク着用が個人判断になった事によって社会全体に様々な感染症が急拡大しているからでしょう。

マスクは自らの身を守る以上に、周囲の人間の身を守る効果があります。ノーマスクによって感染症を広げやすくなり、マスクや免疫で身を守るのが難しい子供を巻き込んでいるのが実情です。

子供が体調を崩す度に親も疲弊します。新年度になったばかりにも関わらず何度も保育所を数日間に渡って休んでおり、我が家は既にふらふらです。