(9/26追記)
令和4年度版も公表されています。

大阪市保育所等一般監査の結果(令和4年度)が公表されています。

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大阪市は毎年、保育所等へ「一般監査」を実施しています。そして、その結果を随時公表しています。先日、令和3年度中に実施された監査結果が掲載されました。

令和3年度保育所等一般監査の結果について

 本市では、「児童福祉法」、「就学前の子どもに関する教育、保育等の総合的な提供の推進に関する法律」、「子ども・子育て支援法」、その他関係法令・通知等に基づいて、認可保育所等の適正かつ安定的な運営の確保を図るため、一般監査を実施しています。

 一般監査とは、設備や運営に関する基準が遵守され適正な運営が行われているか、また入所児童等に対する処遇が適切に行われているか等を確認し、基準に満たない場合や不適切な事例が確認された場合に改善の指導を行うものです。

 こども青少年局が令和3年度に実施しました保育所、保育所型認定こども園、幼保連携型認定こども園、家庭的保育事業、小規模保育事業A型、小規模保育事業B型、小規模保育事業C型及び事業者内保育事業に対する一般監査の結果及び改善状況(令和4年6月30日現在)について公表します。

 なお、今後、運営主体からの改善報告書の提出により改善状況の変更が認められた場合、公表情報の更新を行います。

https://www.city.osaka.lg.jp/kodomo/page/0000566739.html

保育所等は様々な法令等に則って運営されています。もしも遵守されていなければ、様々な事故等を誘発する危険があります。定期的に監査を行う事により、保育所等の適正かつ安定的な運営を確保するのに努めています。

半数ほどの区の監査結果を見ましたが、例年より指摘事項が少ないと感じました。新型コロナウイルス感染症の流行によって監査が行えなかった施設が多かった為かもしれません。

しかし、それでも一部の施設は指摘事項が加えられています。その多くは会計管理に関する物でした。決して軽微ではありませんが、さほど重要視する違反事項ではありません。

保育所等を探している保護者に重視して欲しいのは「職員処遇」です。特に保育士職員数が配置基準を満たしていない旨の指摘がある保育所等は要注意です。

と言うのも、保育所等で発生した事故の多くは保育士が不足している園・時間帯で発生しています。保育士の目が足りず、園児の動きを追いきれませんでした。より多くの保育士が配置されていたら、防げた事故は少なくありません。

少なくとも法定された保育士数は配置すべきです。法令を遵守するのは当たり前の話です。これすら守れていない保育所等は、果たして園児を守れるのでしょうか。

令和5年度入所申込書類が9月から配布されます。どの保育所等を希望するかと迷っている方は大勢いらっしゃるでしょう。重要な判断材料の一つとして、一般監査の結果をご活用下さい。