大阪市の保育所等では本日1月24日から「家庭保育の協力要請」が始まりました。

【コロナ第6波・重要】3週間の家庭保育を要請へ、2次調整用の見学が困難に 大阪市

要請に応えて登園を控えると、その間の保育料は後日返還されます(給食費等は保育所等毎の判断による)。0-2歳児でしたら一定額の保育料が返還されますが、無償化された3-5歳児では返還されません。

これ以外にも「育児休業からの復職延長」や「求職による保育期間の延長」も行われます。

大阪市は入所した月の末日までに復職(及び翌月末までの復職証明書の提出)を求めています。4月入所であれば復職期限が4月30日とされています。

家庭保育の協力要請により、この期限が3月末まで延長されました。協力要請中に復職し、慣らし保育を行うのは決して容易ではありません。

ただ、今から勤務先に「復職日を延ばして下さい」と伝えるのも難しく、それが容認されるとも限りません。ただでさえ人繰りが厳しい企業が多い中(その割りに採用は渋っていますが)、復職延長は首を縦に振りにくいです。

これを利用出来るのは、子育て世帯に優しい極一部の企業に勤務している方に限られるのでは、と感じています。

また、保育所等を利用しているのは既に働いている方に限りません。仕事を探している方も利用しています(決して多くはありませんが)。

利用出来る期間は原則として90日を経過する日の月末までとされています。この期限が再認定の日から90日が経過する日の月末まで延長されます。

家庭保育に協力しながら求職活動を行うのは不可能です。「求職より家庭保育を優先して欲しい」という意思の表れでしょう。
 
協力要請に関するよくある質問は、大阪市ウェブサイトに掲載されています。保育料を初めとする費用関係の質問が多いですね。

協力要請は3週間とされています。しかしながら、これから適用される重点措置の期間に応じ、協力要請期間も順次延長されていくでしょう。

もしも3月に掛かってしまうと、卒園式にも支障が出てしまいかねません。2年前には保護者抜きの卒園式を実施した園もありました(昨年はそうした話は聞きませんでしたが)。

2次調整に向けた保育所等の見学は極めて難しくなってきました。多くの園では第三者の見学等を断る筈です。保育の様子や雰囲気を直に確認できないのは非常に残念です。