大阪市の平成31年度保育所等一斉入所2次調整の結果が内定し、通知が発送された方には既に届いているでしょう。

多くの方から「2次調整で希望を変更して内定した」「1次調整でダメだった保育所に内定した」「2次調整から申し込んで内定した」といったコメントやメールを頂きました。

これらの情報を、平成31年度一斉入所の結果(区・点数・年齢・内定順位等)を集約しましたに追記しました。

平成31年度一斉入所(2次調整も含む)の結果(区・点数・年齢・内定順位等)を集約しました

本当にありがとうございました。

2次調整での募集予定数は少なくない?

お送り頂いた情報から2次調整全体を推測するのは非常に難しいのが実情ですが、敢えて言うと「2次調整での募集枠は、公表された予定数より遙かに多いのではないか?」と感じています。

現に2次調整で募集予定数が0だったり、1次調整で保留となった保育所・年齢に内定した方がいます。教えて頂いただけでも数件、大阪市全体では数百件レベルに上るのでは無いでしょうか。

一つの理由は、1次調整発表後の辞退者が多かったのでしょう。大阪市は未就学児の転出入(多くは転出)が少なくありません。

入所申込後等に転出し、申込み手続をそのままにしていた家庭もあるでしょう。家庭の事情とは言え、これによって本来は1次調整で内定する筈だった児童が内定しなかったケースが生じる恐れがあります。

出来うるのならば、1次調整での内定者を決定する前に「入所辞退をする方は早めにご連絡下さい」とアナウンスすべきでしょう。

別の理由としては、「2次調整申込中に募集数が増えた」というパターンです。真っ先に想定されるのは、保育士の採用です。

実は1次調整の段階で「保育士が採用できないので、当初予定数より募集数を減らした」という保育所が少なくないと聞いています。

1次調整での募集予定数を見ていても、前年より募集数が減少している保育所が散見されました。いわゆる縮小運営です。

児童を保育するには、法令で定められた以上の保育士を必要とします。法令の基準を満たす為、確実に雇用できる保育士数を基準として園児を募集する事になるのでしょう。

しかしながら、中には追加で保育士を採用できた施設もあるでしょう。より多くの園児を保育できる様になります。

2次調整を行っている最中に、そうした保育所が区役所へ「募集数を追加したい」と連絡しても不思議ではありません。

区役所は喜んで募集数を追加します。が、既に公表している2次調整募集予定表は修正しない区が専らです(一部の区は公表後に適宜修正しています)。

2次調整で入所できるチャンスは十分にある

これらから言えるのは、「2次調整で入所できるチャンスは十分にある」という教訓です。

考え方は家庭の状況や点数によって異なります。1次調整で希望した保育所等を継続して希望する家庭もあれば、入所しやすい他の保育所等へ希望を変更する家庭もあるでしょう。

重要なのは、「優先したい事柄を決め、それに向けて考える」事です。

どうしても入所したい保育所等があれば、保留も覚悟で第1希望にするでしょう。反面、安心できる保育所等を利用して復職したいのであれば、候補を広げて入りやすい保育所等をピックアップすべきです。

最後までがんばれば、結果は付いてきます(必ずとは言えませんが・・・)。

ただ、残念ながら2次調整でも決まらなかった方もいます。しかし、年度途中に入所できる機会は少なくありません。春先に転出する家庭もあり、以外に早いタイミングで入所できた方もいます。

区役所へ年度途中申込みを済ませ(原則として一斉入所での申込み内容がスライドします)、果報を待ちましょう。

そして4月から復職・就職する必要がある方は、急いで保育の場を探して下さい。下記の投稿が参考になると思います。

【重要】入所保留の方は、2次調整(新設/期間限定保育)・企業主導型/認可外・幼稚園・育休延長等の検討を!

なお、近日中に平成31年度一斉入所全体に関する感想等をまとめる予定です。

現時点での雑感は、「依然として厳しい北区、昨年より厳しかった福島区・淀川区・城東区、一転して入りやすくなった西区・阿倍野区、今後が心配な西淀川区・住之江区」です。

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