明けましておめでとうございます。新年が始まって4日目です。保育所は明日から開園、小学校は1月11日(遅い!)から3学期が始まります。

迷いに迷いましたが、最終的には年末年始は予定通りに実家へ帰省しました。コロナ禍での帰省だったので感染予防に留意すると共に、久しぶりに会う老親や実家の環境に注意を払いました。

PCR検査

大阪府では新型コロナウイルスに関するPCR検査を無料で行える施設があります。

大阪府 無料検査 実施事業者 公表一覧
https://pref-osaka.viewer.kintoneapp.com/public/0ea753fc65f8f3d36bd2569b44734e71#/

帰省前に無料検査を受けるか迷ったので、まずは近隣の施設へ電話で問い合わせました。予期していた通り「年内の無料検査枠は全て埋まっています」との返答がありました。同じ様に考えていた方が多数おられました。

もしも帰省前に検査を受けるとしたら、私1人のみが受けても無意味です。家族全員が受ける必要があります。有料検査という手段もありましたが、家族全員分の検査費用が負担となります。

家族全員に自覚症状はなく、体温も通常通りでした。ハイリスクな行動は誰も行っていません。よって「誰も感染していない」と判断し、帰省しました。

みどりの窓口

JR駅のみどりの窓口はどこも長蛇の列でした。中には小一時間ほど待たざるを得ない様な列もありました。特に小さな子供と一緒に待っている方は大変な様子でした。

私は窓口で待つ時間が勿体ないので、基本的にネット決済で購入しています。JR西日本管内の列車予約はe5489、東海道・山陽新幹線はEX予約サービスを利用しています。

両者ともJ-WESTカードで予約・決済ができます。紙の切符は駅の自動券売機で発券できます。

また、東海道・山陽新幹線においては、ネット予約した情報を交通系ICカード(イコカやピタパ等)と紐付ける事により、新幹線改札を交通系ICカードで入退場できます。大人用切符のみならず、子供用切符も紐付けられます。

「複数人でご乗車の際のチケットレス乗車サービス」の開始

これまで、複数人で予約(最大6名)された場合、従来はきっぷをお受け取りいただく必要がありましたが、2021年3月6日(土)以降、お連れのお客様がお持ちの「交通系ICカード」を利用して、チケットレスでご乗車いただけるようになりました。

https://expy.jp/lp/new_service_2021/

駅の自動券売機で紙の切符を発券する事すら不要となります。テクノロジーの進化を感じます。

混雑する電車

帰省先には電車で移動しました。今年の帰省ラッシュは酷い物でした。コロナ禍前の帰省ラッシュ並みに大混雑していました。中には乗客がすし詰めで立ち尽くしている車両もありました。「密」でした。

帰省前の体調確認や検査で問題がなくても、万が一にも移動中に感染してしまってはどうしようもありません。

一般的に「公共交通機関ではまず感染しない」と言われています。が、海外からの入国者がオミクロン株に感染していた場合、同じ飛行機で前後2列に座っていた方が濃厚接触者と判定されます。

電車等で感染者が隣に座っていた場合も、その間隔は飛行機と変わりありません。時間は短いながらも、やはり心配になります。

今年の帰省については年末直前に「慎重に検討を」と呼びかけられましたが、「帰省の分散化」という言葉は聞きませんでした。行くか行かないかの2択ではなく、時期を少しずらして帰省するという第3の選択を呼びかけて欲しかったです。

子供と一緒の道中だったので、混み合う電車は極力避けて移動しました。東京からの帰省客と重複しにくい時間帯を選びました。

老いる親

帰省する度に親が老化しています。最近は耳の聞こえが明らかに悪くなっています。気付いた切っ掛けはテレビの音量です。耳を塞ぎたくなる程に音量設定が大きく、即座に音量を下げました。

話し声の大きさも気になりました。耳が痛くなる程の大声を出さなくても聞こえます。

物忘れも少しずつ進んでいます。必要な事項は頻繁にメモを残して忘れない様にしていますが、以前に聞いた内容を何度も繰り返されるのには閉口します。

「近所の○○さんが××で・・・・」『いや、その話は○年前に聞いた』というやり取りを何度も繰り返しました。

それにしても、老人は本当にご近所話が大好きですね。私が知らない近所の方の話をされても、興味も関心もありません。

反対に私達の生活に関する様々な話がご近所に筒抜けになっているのが心配です。親に話しても、近所には知られたくない話は多いです。口の軽さは勘弁して欲しいです。

ネット環境・IT機器

コロナ禍で特に高齢者が外出しにくい生活を救ったのは、ネット環境でした。実家には無制限定額制の無線回線(光ファイバーより安い)を導入し、家中どこでもWi-Fiで繋がる様に調整していました。

面白くないテレビ番組を見飽きた老親は、AmazonFireTVやiPadからYoutube・Amazonプライムビデオ・TVerを頻繁に見ています。IT機器に疎い老親ですが、手取り足取り教えた内容をメモに書き残させれば、意外と1人で使い熟せています。

今ではスマホにインストールされたLINEを利用して、親戚や友人達と頻繁にやりとりしています。正月には孫の写真を送り合っていました。

少し心配だったのは、過激で偏ったネット動画(特に陰謀論・反ワクチン・民族排外運動)に洗脳される事態でした。幸いな事にこうした動画には全く興味がない様子でした。

住環境は荒れていませんでした。適度に掃除や整頓が為されており、セルフネグレクト化している兆候はありませんでした。

意識の違い、次の帰省は

この年末年始における帰省に対する考え方は、家庭によって大きな違いがありました。昨年は帰省見送り一色でしたが、今年は異なる様相です。

コロナ禍を全く気にせずに帰省して親戚・友人と大宴会・カラオケしている家庭もある一方、子供や孫に「帰ってくるな」と強調した家庭もあるそうです。

これは本当に難しい問題です。孫の顔を見ないでいたら、認知症が進んでしまって孫の顔が分からなくなった話も聞きました。

帰省を機に感染が広がった事例も各地で散発しています。

帰省中の集まりで広がった可能性、家族・親族5人がオミクロン感染疑い
https://news.yahoo.co.jp/articles/11231747330527f15c8caa9452d79a64b8343b20

難しいのは次の帰省です。早ければGWやお盆ですが、遅ければ1年後となりそうです。その頃のコロナウイルスの感染状況に左右されます。

コロナ禍はまだまだ数年は続くでしょう。感染予防とこれまでの生活を如何に両立させるかに腐心する日々が続きます。