今年は夏からあっという間に秋へ変わってしまいました。急激に寒くなり、急な衣替えに追われています。

さて、10月は運動会シーズンです。一部では5月に行われる施設もありますが、多くの保育所等・幼稚園・小学校では秋に行われるでしょう。

特に多いのは今週末の3連休ではないでしょうか。体育の日もあり、まさに運動会を開催するにはもってこいです。

しかし、あいにくな事に、明日の天気予報は「雨」です。雨天の場合、翌日に順延する施設、または体育館等を利用して開催する施設、様々なケースがあるでしょう。

体育館では「被写体ブレ・シャッタースピード」に要注意

気をつけて頂きたいのは体育館といった屋内で行う場合です。炎天下の屋外とは違い、カメラの設定に気をつける必要があります。カメラにとって屋内は非常に暗く、被写体ブレが生じやすいからです。

ここ2-3年にカメラ(一眼レフ・ミラーレス等)を購入された方は、「スポーツモード」を利用するのが簡単です。明るさや被写体の動きに合わせて、最適な設定で撮影してくれます。

走っている子供に向けてシャッターを切り続ければ、満足がいく写真が撮影できるでしょう。

一方、それ以前に購入したカメラを利用する場合や、より綺麗な写真を撮影しようとして手動で設定する場合は気を遣います。以下に私の設定を公開します。

シャッタースピード:1/200以上(これを下回ると被写体ブレを起こす可能性が高い、できれば1/320以上)
絞り:開放(できれば絞りたいが、シャッタスピード優先)
感度:ISO800~ISO3200(これもシャッタースピードを優先する為)
使用レンズ:標準~中望遠(体育館では200mm(APS-Cなら135mm)あれば大丈夫)

運動会で最も気をつけるのは「シャッタースピードが遅すぎて被写体がブレてしまう事」です。どれほど良いポジションで撮影しても、走っている子供がブレていたら残念です。

ブレを防ぐにはシャッタースピードが重要です。絞りや感度には目をつむり、可能な限りシャッタースピードを上げます。

この考え方は曇天でも同じです。シャッタースピードが一定値を下回らない様に注意しながら撮影します。

スマホは動画をメインに

非常に難しいのがスマートフォンでの撮影です。スマホカメラの技術向上は日進月歩ですが、「動きものや暗所でのAF(オートフォーカス)」は苦手なままです。

体育館でスマホを利用して撮影しても、恐らくはAFが合わない、もしくは被写体ブレを生じて上手く撮影できないでしょう。

有効な方法は「動画撮影」です。いったんフォーカスを合わせれば追従し、子供が素早く動いてもブレは気になりません。写真が近くに来たときに撮ってあげて下さい。

やっぱり目で見てあげて下さい

写真撮影も大切です。我が家の場合、撮影した写真をインターネットで送り、実家の祖父母も見れる様にしています。

しかし、大切なのは子供が走ったり踊ったりしている光景を目に焼き付ける事でしょう。子供はすぐに大きくなります。小さかった日々は二度と返ってきません。

子供の活躍をしっかりと記憶し、運動会から帰ったら「がんばったね」と声をかけて上げて下さい。