残念ながら、このツイッターで危惧された事態が起きました。
新型コロナワクチンを2回接種しているフルワクチン、いわゆるフルチンの高齢者は本当にほとんど重症化しません。コロナ病棟で働いている医師がみんなそう言ってるのだから、間違いありません。特に小さなお子さんがいる親は、彼らを残して逝ってはいけませんので、打てるときに必ず接種してください。
— インヴェスドクター (@Invesdoctor) August 4, 2021
他人事ではありません。
東京都内で自宅療養中の人が急増する中、都は、17日、新型コロナウイルスに感染した親子3人全員が自宅で療養し、このうち40代の母親が死亡したことを明らかにしました。
これについて小池知事は「家庭内感染が多い中、急激に軽症から悪化する例がある」と述べ、酸素ステーションなど速やかに体制の整備を進める考えを示しました。
都は、17日、新型コロナウイルスに感染した40代の女性が死亡したことを明らかにしました。
女性の夫と子どもも感染し、家族3人全員が自宅で療養していたということです。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210818/k10013209851000.html
全体の死亡者からは僅かですが、30代や40代の死亡事例も発生しています。
特に病床が逼迫化して入院するのが困難な状況下では急増します。第4波で医療崩壊した大阪では、30代6人・40代19人が死亡しました。
https://www.pref.osaka.lg.jp/attach/38215/00406149/ikkatsu.pdf
東京で医療逼迫が起こらず、家族3人が揃って入院できていたら、結果は違ったのかもしれません。
政府や自治体の対応が後手後手に回る今、できるのは自己防衛しかありません。数日前に大曲先生が指摘した通りです。
国立国際医療研究センターの大曲貴夫氏は「災害レベルで感染が猛威を振るう非常事態」と強い言葉で現状を表現。このペースが維持されると2週間後の8月25日には、週平均の感染者数が5113人になるとの予測値も示して「救うべき命が救えなくなる」と警告し、「もはや自分の身は自分で守る感染予防のための行動が必要な段階」と個々人の徹底した感染対策を求めた。
日常生活での徹底的な感染防止に加え、コロナワクチンを早急に接種するのが不可欠です。
ただ、多くの子育て世代は未だワクチン接種を接種できていません。8月15日時点の大阪において2回接種を済ませた40代は僅か15.9%でした。
https://www.pref.osaka.lg.jp/attach/38215/00406149/ikkatsu.pdf
残り約84%は無防備なままです。各地の接種会場では40代以上への接種が盛んに行われているそうですが、第5波に間に合うか難しいタイミングです。
来週からは全国各地の学校で2学期が再開します。学校・幼稚園・保育所等で感染した子供を通じ、感染が家庭内に逆流する事態が危惧されます。
子供は重症化しにくいと言われていますが、ワクチンを接種していない親世代は重症化しかねません。親世代が可及的速やかにすべき事は、「ワクチン接種」です。
大阪市内でも徐々にワクチン接種を予約しやすくなってきました。明日明後日というわけにはいきませんが、再来週以降であれば一定範囲の医療機関で予約できる雰囲気です。
政府も自治体も人流を強力に抑制する考えは乏しいです。今からロックダウンの法制化を検討しても、第5波には間に合いません。
自分や家族の命や健康を守るには、まずは「ワクチン接種」です。とにかく早く予約し、接種する様にして下さい。また、同時にハイリスク活動を回避し、日々の体調管理に気を遣う様にして下さい。
私はパルスオキシメーターと体温計を毎日使用し、体調の微々たる変化も気づく様にしています。血中酸素飽和度が著しく低下したと数字で確認できれば、救急搬送する判断が早くなるとも聞きます。
皆様もお気をつけ下さい。