新型コロナウイルスの感染者が再び増加し始めています。大阪府では6日連続で前週同曜日より増加しています。
その一端を占めていると推測されるのは、「変異株」です。大阪府内でも静かに広がっており、主流になる可能性が指摘されています。
http://www.pref.osaka.lg.jp/attach/38215/00388205/ikkatsu.pdf
従来型より感染力が強く、特に子供や若年層に広がりやすいと指摘されています。
大阪府で変異株感染が確定した69人を調べたところ、10代以下が34人を占めました。約半数という驚くべき割合です。
広がるコロナ変異株 大阪府が「積極調査」で全国最多に
感染力が強いとされる新型コロナウイルスの変異株が国内で広がっている。大阪府は12日、変異株を調べる簡易検査で新たに11人の陽性が確認され、計103人になったと発表。うち確定数は9日時点の国のまとめで全国最多の62人に上り、今回7人増えて69人となった。府は変異株疑いの過去の感染者とその周辺を追跡する「積極的疫学調査」の結果とみるが、変異株が感染第4波の主流になるとの指摘もあり、警戒を強めている。(中略)
変異株感染が確定した69人を年代別にみると、10代以下34人▽20代2人▽30代4人▽40代15人▽50代8人▽60代以上6人-となり、若年層が目立つ。(以下省略)
https://www.sankei.com/life/news/210312/lif2103120044-n1.html
子供が関係する施設で発生した変異株クラスターは、従来型と比べて規模が大きくなりやすいとも感じています。
浜松市の放課後児童会(学童保育)で発生した変異株クラスターは、3月21日時点で27人が感染しています。
草加市の小学校で33名のクラスター。(教職員4名、児童29名)
部活がある中高はともかく、小学校でここまで大規模なクラスターがあっただろうか。
もし変異株なら、従前の感染対策だけではこのようなクラスターを防げないのでは。
オンライン対応出来ないまま変異株も入り込み、詰んでる https://t.co/aUHK2RuOfa
— doumin【換気にはCO2モニター】→換気出来てるかが分かります (@doumin16) March 14, 2021
また、変異株とは断定されていませんが、関東の小学校で大規模なクラスターが発生しています。
首都圏で最も増加率が高い埼玉県(昨日の時点で7日間増加率1.3)
学校関連のが多い
鴻巣の関東工業自動車大学校で80人のクラスター(外国籍の方が多い学校のようです)
あと、記事にはないですが、草加市の小学校で33名のクラスターになっていますhttps://t.co/8e9LhyCAdYhttps://t.co/8UG9TfQEdJ
— Takuro⚓️コロナ情報in神奈川県/横浜市(全国も) (@triangle24) March 14, 2021
茨城県内 新型コロナ 47人感染確認 計6306人 ◆NHK茨城 3月18日 https://t.co/HhPj7Bpaul
…47人のうち10人は古河市の児童です。全員、同じ市内の公立の小学校に通っていて、この学校で感染が確認されたのは合わせて児童13人となりました。県はこの小学校でクラスターが発生したとみています。
— Masato IDA, PhD (@miakiza20100906) March 18, 2021
今年2月までに小学校で発生したクラスターと比べ、1件あたりの感染者数が増加していますね。子供は感染しにくく、学校ではマスク着用等を徹底しているにも関わらずです。
少し心配しているのは、小中学校での卒業式に関係したクラスターです。卒業式やお祝い会等では児童が体育館等に密集する機会が多く、合唱等を行った学校もあるでしょう。
また、卒業式には保護者や来賓等も訪れ、従来とは違った人流が形成されています。関係者に感染者がいたら、広がりやすい環境が作られています。
大阪府の2高校でクラスター発生
実は大阪府内ではここ1週間だけで2箇所の学校でクラスターが発生しています。
http://www.pref.osaka.lg.jp/attach/23711/00376026/0322%20.pdf
箕面市の学校関係は大阪府立箕面高校ですね。
【緊急連絡】新型コロナウイルス感染症にかかる臨時休業のおしらせ 3月18日
https://minoh-high-school.com/blog/?p=3130
熊取町の学校関係は大阪体育大学浪商高等学校です。とある運動部内でクラスターが発生したそうです。
本校の運動部内において、生徒12名、その他の関係者6名、合計18名が新型コロナウィルスに感染していることがわかりました。
緊急事態宣言が解除されたと言えども、警戒を緩める事はできません。これまでと同じくマスク着用・三密回避・手指消毒を徹底し、移動を控える必要があるでしょう。