第32回大阪府新型コロナウイルス対策本部会議が今日18時から開催されます。
第32回大阪府新型コロナウイルス対策本部会議
http://www.pref.osaka.lg.jp/kikaku_keikaku/sarscov2/32kaigi.html
既に会議資料が公開されています。
資料の全体版
http://www.pref.osaka.lg.jp/attach/38215/00381725/ikkatsu.pdf
注目点は「大阪府民へ不要不急の外出自粛要請」と「大阪市全域の居酒屋等へ12月29日まで営業時短要請」です。
これまでの外出自粛要請は「高齢者や基礎疾患がある方」から「できる限り」と表現が変わっていましたが、今回は「できる限り」が削除されています。
既に近隣他府県は「大阪、特に大阪市での飲食はできる限り避けて欲しい」という旨を公表しています。
「(奈良県内の感染者の)大半というか4分の3は大阪市関連ということは、明確に申し上げられる」「飲食・買い物などのために大阪市へ行くのは控えていただければ、リスクは下がりますよと」
また、居酒屋等への営業時短は12月29日まで延長され、エリアが大阪市全域へ拡大されます。
大阪府知事は何度も外出自粛を呼びかけていました。が、思うような効果は上がっていません。要請が響かない人には全く届いていない印象です。
要請の延長及び強化は小売業や外食産業、特に居酒屋等は重大な影響を受けるでしょう。
ただ、更なる医療崩壊を防ぐにはやむを得ません。コロナ感染者が高止まり、そして更に増加してしまうと、医療機関や医療従事者が保たなくなります。
以下、書き起こしです(18時半頃まで)。
・新規陽性者数が減少に転じた
・国の基準だとステージ4に該当する項目が多い
・重症病床の運用病床が200床のメドが立った
・軽症中等症も逼迫
・40代以上の感染者が60%、重症病床シミュレーションを上回る
・40代未満の感染者の増加率には歯止めが掛かった
・大阪市内の感染者は頭打ちから右肩下がり、市外の感染者が増加傾向、人口あたりだと市内が市外の1.5倍
・リンク不明は減少、経路特定者は増加傾向
・大阪市内の方が感染経路不明者の比率が高い(=市中感染の恐れ)
・60代70代も半数以上がリンク不明
・無症状者は濃厚接触者、早めに捕まえると増えてくる
・夜の街関係者の滞在者も多い
・居酒屋やバーの滞在者は減少傾向だがまだ多い
・キタやミナミの感染者は減少傾向
・医療機関、高齢者施設、学校等の施設内クラスターに歯止めが掛かっていない
・企業事務所でもクラスターが
・クラスターの陽性者が1800、割合は13%
・重症例の4分3が感染経路不明、死亡者の半数が施設内感染
・重症者は高齢者が多い、基礎疾患は減少中
・第3波の大阪府の死亡率は1.3%、全国は1.1%
・死亡者の殆どが60代以上(97%)、50代が5名、死亡者の平均年齢は77.5歳
・軽症中等症も重症患者もシミュレーションの上限で推移
・年末に掛けても病床は逼迫する
・感染の急拡大には歯止めが掛かったが、感染者は高水準に高止まり
・緩やかな減少傾向に転じたとしても、12月末で200名を超える感染者が発生する
・第4波に備えたい
・医療機関が手薄となる年末年始に向けて短期間で感染を抑制する必要
(ここまで)