新型コロナウイルス、7月25日に大阪府での感染者は471人でした。前の週の同じ曜日と比べて約1.8倍と急増しています。

感染の中心は20代(137人)や10代後半(67人)です。


https://www.pref.osaka.lg.jp/attach/23711/00376026/0725.pdf

15歳~29歳までで感染者全体の半数近くを占めています。非常に高い割合です。

この年代の感染を牽引している要素の一つが「学校」なのは言うまでもありません。


https://www.pref.osaka.lg.jp/attach/23711/00376026/0725.pdf

クラスター表にある「高槻市の学校関連」は金光大阪高校です。7月22日~25日の間に生徒11名の陽性が確認されています。

また「茨木市の学校関連②」は中学校と報じられています。休業情報が掲載されていないのは、既に夏期休業に入っている為でしょう。

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(7/30追記)
茨木市で発生したのは職員室クラスターでした。

茨木市立中学校における新型コロナウイルス感染症のクラスター事案の発生について(令和3年7月23日提供)

1 陽性者判明状況

6人(教職員4人、学校関係者1人、教職員の家族1人)
2 クラスター発生の概要

令和3年7月20日、市内公立中学校の教職員2人が新型コロナウイルス感染症の陽性者と確認され、7月21日及び22日に、当該中学校の全教職員を対象にPCR検査を実施しました。
検査の結果、新たに3人の陽性者が判明し、20日に陽性が判明していた教職員の家族と合わせて、6人の感染者が判明しました。

https://www.city.ibaraki.osaka.jp/kikou/kikaku/machimiryoku/menu/kohogakari/50791.html#h_idx_iw_flex_1_1

現時点までに生徒への感染は確認されていません。

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気掛かりなのは高槻市・茨木市での感染の蔓延です。直近のクラスター11件の内、両市に関係するクラスターは6件もあります。異常な割合です。

茨木市の児童施設関連③は公立こども園で発生したクラスターです。職員5人が感染しましたが、園児への感染拡大は確認されていません(本当でしょうか?)。

高槻市のスポーツ施設関連は古曽部防災公園体育館の利用者の間で発生したクラスターです。

昨年から屋内施設を利用したスポーツクラスターは数多く発生しています。狭い距離で密着しやすく、換気も不十分な為でしょう。

これらのクラスターに何らかの関係があるかは不明です。ただ、こうした特定の地域でクラスターが相次いで発生するという事は、その地域で感染者が急増している事に他なりません。

大阪府内の人出は徐々に増加していると感じています。連休中に何度かJRに乗車したのですが、コロナ禍以前の様な混み具合に驚きました。

これだけの人出があれば、飲酒を伴う会食と言ったハイリスク行動を行う人も少なくないでしょう。感染者が減少する気配はありません。