(クラスターが発生した堺市立金岡南中学校、wikipediaより)
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(6/10追記)
全生徒PCRの結果、1年生及び3年生は全員陰性だったそうです!
◆6月10日時点の状況についてお知らせします。
・PCR検査につきまして,1年生・3年生は全員陰性でした。
・検査結果につきましては学校から個別に電話連絡させていただいております。http://www.sakai.ed.jp/weblog/index.php?id=sakai114&type=1&column_id=2529420&category_id=2564
学年を越えた感染は確認されませんでした。もしも部活動を自粛していなかったら、感染が全校へ急激に広がっていたのは避けられません。
ただ、上記日記では2年生に触れていません。また「個別に電話連絡」としています。2年生で更なる感染者が確認された可能性は否定できません。
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大阪府内の新型コロナウイルス感染症の陽性者は急減しています。が、ぽつりぽつりと学校内での感染が疑われるケースも発生しています。
昨日6月8日に発表された大阪府の感染者集計表では、堺市の学校関連として29人(他に濃厚接触者9人)が感染したクラスターが掲載されています。
これは堺市立金岡南中学校です。
日付 | 出来事 |
5月31日 | この日までに複数名の感染を確認、6月1日~4日まで2年生を学年閉鎖に |
6月2日 | この日までに2年生計7人の感染を確認 |
6月3日 | 更に2年生8人感染を確認(計15人)、3限目終了~8日まで全校休校に |
6月4日 | PCR検査実施(教員・2年生が対象か?) |
6月5日 | この日までに教職員2名・生徒27名の感染を確認 |
6月6日 | 1年生・3年生へのPCR検査実施を決定、休校を14日まで延期に |
6月7日 | 1年生・3年生へのPCR検査を学校で実施 |
6月9日 | 修学旅行(延期に) |
日を追う毎に感染者が増加しています。
当初は2年生のみの学年閉鎖としていた事から、限られた生徒の感染と捉えていた様子が窺えます。
が、2年生の感染規模が急拡大した事によって全校休業、2年生や教員へのPCR検査実施、そして全生徒へのPCR検査実施を行わざるをえなくなりました。
当初の感染規模の見積りが過少であり、五月雨式の対応となってしまいました。不安な保護者からの電話が殺到するのも仕方ありません。
1年生や3年生への検査結果は今日9日に判明する予定です。もしも両学年にも感染が広がっていたら、休校は更に長引く恐れがあります。
中学生は教室外の活動も活発です。特に運動部を通じて感染が拡大する事案がたびたび発生してきました。ただ、大阪府下の学校での部活動は自粛されていました(大会前の練習等を除く)。
どうして金岡南中学校で大クラスターが発生してしまったのでしょうか。発生原因が気になります。2年生に急拡大したので、クラス単位での何らかの活動が原因なのでしょうか。
こうしたクラスターが起きると、果たして部活動や水泳等を学校で解禁するのは正しいだろうかと考え込んでしまいます。ハイリスク活動はどこまで許容されるべきか、結論は出ません。
特に感染対策よりも目先の行動に集中しがちとなる、夏の大会や宿泊を伴う活動等は本当に心配です。解禁する動きが見受けられますが、常に冷静に考える必要があるでしょう。