大型連休がようやく終わりました。旅行も帰省も見送り、自宅やその周囲(半径2kmぐらい)でずっと過ごしました。

同じ様に考えた家庭が多かったらしく、近所の公園では何度も何度も子供のお友達に会いました。長い休みを持て余しているお家が多いのでは、と感じました。

大阪府内では連休中に少なくとも4箇所の児童施設(幼稚園・こども園・保育所等)がクラスターと認定されました。

連休前に陽性者が確認され、濃厚接触者等の追跡やPCR検査等が連休中も行われていました。


http://www.pref.osaka.lg.jp/attach/23711/00376026/0505.pdf

寝屋川市の児童施設関連は太陽保育園

寝屋川市の児童施設関連は認定こども園 太陽保育園ですね。大阪府の発表によると計11人が感染したとされています。ただ、寝屋川市の発表によると、少なくとも17人以上(濃厚接触者を含む)が感染したとされています。

日付出来事
4月7日職員1名の感染を確認、担当クラスは19日まで休業
4月8日職員1名・濃厚接触者複数の感染を確認、21日まで完全休業
4月10日児童1名の感染を確認
4月11日児童2名(同居)の感染を確認
4月12日職員2名・児童1名の感染を確認
4月14日児童2名・12日発表児童の同居児童1名・職員1名の感染確認、24日まで休業延長
4月15日10日発表児童の同居児童2名の感染確認
4月17日職員1名の感染を確認

日を追う毎に感染者が増加するのに恐怖感を覚えます。

17日に感染が確認された職員は最終出勤日から1週間以上は経過しているでしょう。潜伏期間が非常に長く、知らず知らずの内に感染を広げやすい疾病だと実感させられます。

阪南市の児童施設関連は尾崎保育所

阪南市の児童施設関連は尾崎保育所でしょう。

大阪府の発表によると、関係者7人・濃厚接触者1人の感染が確認されています。阪南市のウェブサイトには、職員計3人の感染が掲載されています。

阪南市は数年前に家電量販店の跡地へ巨大なこども園を新設する計画が紛糾し、選挙によって新たに就任した市長が計画を中止しました。

【20/1/20更新・阪南市巨大こども園】旧家電量販店への移転を正式断念・売却先内定、新たな計画を策定

施設の規模が大きいほどに関係者の誰かが感染する可能性が高まり、多くの児童・職員やその家族等が濃厚接触者と認定されかねません。

感染症を予防するという観点からは、施設規模は小さい方が望ましいですね。結果論かもしれませんが、大規模こども園の新設計画を断念したのは正解でした。

枚方市の児童施設関連3は私立保育所

枚方市の児童施設関連3は同市内の私立保育所です。職員6名・児童1人の感染が確認されています。

【令和3年5月2日更新 】市内の私立保育所(園)職員等の新型コロナウイルス感染について
https://www.city.hirakata.osaka.jp/kosodate/0000034874.html

市内の児童施設関連3での集団感染について【5月2日】
5月2日、市内の児童施設関連で集団感染が確認されましたのでお知らせします。
当該施設関連感染者 7人

https://www.city.hirakata.osaka.jp/0000033637.html

摂津市の児童施設関連は不明

摂津市の児童施設関連は不明です。

寝屋川市や枚方市は児童施設関連の感染状況を連休中にも小まめに更新していましたが、摂津市や阪南市はそうした対応を行っていません。こうした点に自治体の差

が感じられます。

保健所逼迫で休園が長期化?

大阪府内では様々な児童施設で陽性者が確認されています。ほぼ全ての関係者が感染予防に気を付けているでしょうが、それでもどこかで感染してしまうのが現状です。

感染者が確認された場合、園内での濃厚接触者を特定し、必要な方にPCR検査等を行っています。

以前はこうした作業がスムーズに行われていましたが、4月中旬頃から時間が掛かるケースが増えてきた様子です。

実は様々な方から「検査を求められるまでの期間が長かった」「休園が長引いて困っている」「感染者がどこまで広がるか怖い」といったメールを頂いています。

様々な媒体で報じられている通り、大阪府内の保健所(特に大阪市保健所)は業務が著しく逼迫しています。この1年間で人員を約4倍に増強しましたが、それでも追いついていません。

https://www.city.osaka.lg.jp/templates/chonaikaigi2/cmsfiles/contents/0000534/534245/kaigishiryou.pdf

感染者や入院患者が著しく減少しない限り、保健所の業務逼迫は続くでしょう。休園や休校も長引きます。

児童施設でのクラスター発生を防ぐのは容易ではありません。小中学生とは異なり、園児はマスク着用を徹底できません。特に乳児クラスのマスク着用は無理ですね。

気掛かりなのは、いずれのクラスターにも職員が絡んでいる点です。職員は常にマスクを着用しているはずですが、どうしてこれほどの職員が感染してしまうのでしょうか。

マスク着用していても防ぎきれない、大声を発して呼気が荒くなる、職員室や更衣室でマスクを外してお喋りする、等の可能性が考えられます。

どういったシチュエーションで広がったかを突き止め、更なるクラスターの発生をできる限り抑制して欲しいですね。

万一に備え、そして日々の体調管理の為、体温計と同じくパルスオキシメーターも準備しておきたいですね。
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