大阪府立学校の臨時休業は今日も止まりません。
府立池田高校・西淀川支援学校・阪南高校・成美高校・桃谷高校・農芸高校・高石高校の関係者に感染が確認され、臨時休校を行っています。
既に感染者が確認されていた西淀川支援・高石高校は臨時休校が延長、そしてここ数日で8人の感染が確認された池田高校はクラスターが発生したと考えられます。
http://www.pref.osaka.lg.jp/hokentaiku/hoken/rinjikyuugyou.html
まだ新学期が始まって3週間も経っていません。しかし、大阪府立学校の休校数は既に昨年度の3分の1に達しています。
今月の府立学校休校数 前年度の3分の1に
大阪府教育委員会は20日、新型コロナウイルスによる府立学校の休校数(延べ数)が、4月だけで前年度の約3分の1に達している状況を明らかにした。3、4月にクラブ活動の関連性が考えられるクラスター(感染者集団)は、府内の公立、私立学校を合わせ5校で判明していることも示した。
府庁で同日に開いた府教委会議で説明。高校や支援学校など府立学校のうち、昨年6月1日~今年3月31日での休校は延べ225校に上り、陽性者数は延べ321人だった。
一方、感染者数が急増した今年4月は、1~18日だけですでに延べ68校が休校措置を取っている。実校数では全府立学校の約3分の1に上っている状況。陽性者数は延べ82人だった。
クラブ活動関連とみられるクラスターのうち、公立学校では、呼気が激しくなる練習のためマスクを外して練習。ただ、練習中や更衣室など、どの段階で感染が広まっているかは分からない状況という。
教育委員からは、感染経路について、飲食を伴う会合の可能性も含めて要因を分析する重要性が指摘された。
詳しい資料が当該会議に掲載されています。
令和3年4月委員会会議
http://www.pref.osaka.lg.jp/kyoikusomu/meeting/r0304.html
新型コロナウイルス感染症に係る対応について
http://www.pref.osaka.lg.jp/attach/5181/00393048/h4.pdf
昨年度からの累計では休校数291校、感染者計403人となっています。
休校数が多いのは、大阪府立学校は1名でも感染者が発生したら原則休校としている為だと考えられます。大阪市立学校は学級閉鎖等で済ませた話も聞きます。
(追記:感染者が発生した大阪府立学校でも、臨時休業を行わないケースがありました。池田高校は臨時下校のみ、翌日は1限から授業を再開していました。その後にクラスターが発見されてしまいましたが。)
また、休校数と感染者数に大きな開きが無いのは、校内感染の発生が抑制的だからでしょう。殆どの事例では校内感染は発生していませんが、一部では部活動を起点としたクラスターが発生しています。
クラスターの発生を如何に抑えるかが重要ですね。