【超重要】【ニュース】大阪市立幼稚園と私立幼稚園の保育料を同額&保育所保育料値上げ?(素案発表)の続きです。
大阪市内の幼稚園保育料に限らず認可保育所保育料の値上げや今後の方向性について、市長会見や質疑応答から関連する事項を拾い上げました。
7/31市長会見(動画)より箇条書きにしました。
報道等で伝えられていない事柄も多数ありました。

数日中に大阪市HPへテキスト版が掲載されるので、前後関係や正確な内容を知りたい方はそちらをご覧下さい。
(誤り等があれば当Web掲載分も修正する予定です。)

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(8/5追記)
テキスト版が掲載されました。
http://www.city.osaka.lg.jp/seisakukikakushitsu/page/0000266442.html
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「保育所保育料は上がります」
「所得の低い方には負担額を小さくしていく」
「大阪市立の幼稚園は安かった。問題。」
「市立幼稚園の設備更新(冷房)には待ったを掛けた。税投入が偏っている。多くは人件費にあたっている。」
「給食設備、預かり保育の延長はできません。」
「私立幼稚園が障害のある児童の受け入れに積極的、50以上の幼稚園が指定園に手を挙げている」
「幼児教育カリキュラムを作りました」
「公立幼稚園の存在意義が問われる時代へ」
「安さだけで公立幼稚園を選ばれるのは違う」
「保育料は議会で議論を願う」
「幼稚園・保育所への税投入の総額は維持する」
「プロセスを公表しながら最終案をまとめていきたい」
「更なる税投入はしません」
「総額で47億円が投入されている」
「議会に出してコンセンサスを図った上、予算市会で出したい」
「今までの金額をいきなり変えるわけにはいかないので、激変緩和措置を入れるか等はこれから議論します」(Q、既に入所している人は変更しない、ということでいいんですかね?)
「素案を議会で議論して頂く」
「予算市会で○(まる)になる様に修正して下さい」
「考え方として9月市会に出したい」
「保護者負担額はだいたい一緒だが、税投入額は市立幼稚園に偏っている」
「民営化は必要だ」
「来年4月入園の方から新料金にしたい」
「国基準が5月に示されて遅かったので、予算市会で決まるのは仕方ない」

市長会見や質疑応答から、下記の事項が読み取れました。

(1)税投入の総額は維持しつつも、配分の公平性を図る
保育料が安かった保育所や市立幼稚園を引き上げ、高かった私立幼稚園を引き下げる方針です。
税投入の公平性の観点からこうした結論となっています。
ただし、投じられる税金の総額(47億円?)は維持する方針だそうです。

(2)幼稚園保育料も応能負担へ
保育所保育料と同じく、幼稚園保育料も所得に応じて(応能負担)保育料を決定する方針です。
所得の低い方は安く、高い方は高くという形です。

(3)それでも税投入が市立幼稚園へ偏重している
保育料改正で保護者負担額はほぼ一緒となりますが、施設への税投入額は市立幼稚園に偏っている(多くは人件費)との事です。
設備更新・預かり保育の充実には待ったを掛けているそうです。

(4)議会での議論に委ねる
会見で提示した素案を9月市会へ提出し、議会での議論・修正に委ねる方針です。。
たとえばある所得層の保育料を減額する代わりに別の所得層の保育料を増額するのも、旧来通りの保育料を継続するのも議会での結論次第だそうです。
議会でコンセンサスが得られた案を2月予算市会へ提出して可決したい、との事です。
よって、2月市会を待たずとも、9月市会の段階で保育料に関する大まかな方向性は決まる様子です。

(5)平成27年4月入園の方から新料金にしたい、既入園者は?
新保育料は平成27年4月以降の入園者に適用する方針ですが、それまでに入園済みの方に適用するか否かははっきり定まっていない様子です。
激変緩和措置の導入、既入園者は卒園まで旧保育料表を適用、既入園者も新保育料を適用等、様々な考え方があるでしょう。
これも議会での議論に委ねられるのではないでしょうか。

また、素案は市長会見出席記者には配布されたとの事です。
大阪市HPに掲載されていないか調べたのですが、見つかりませんでした。

保育料は家庭での負担額に直結する話なので、今後の議論は要注目です。