大阪市認可保育所&幼稚園の保育料、値上げか?(市長会見より)や大阪市立幼稚園と私立幼稚園の保育料を同額&保育所保育料値上げ?(素案発表)で保育所保育料・市立幼稚園保育料の値上げ及び私立幼稚園保育料の値下げが検討されている事をお伝えしました。
詳細な情報が見つからなかったのですが、その後に大阪市HPの私(市長)の主張ページに掲載されているのに気付きました。
新たな保育料設定の考え方・新制度の影響額・財源等が記載されています。
「現行の財源(約47億円)を維持した上で、保育所保育料・幼稚園保育料の対国基準比が同率(76.6%)となる様にを保育料を設定した」というのが趣旨です。
保育所保育料にかかる軽減額の一部(8億円)が幼稚園保育料への軽減額へ振り向けられる形となり、結果として保育所保育料・市立幼稚園保育料の値上げ、及び私立幼稚園保育料の値下げとなっています。
2.子ども・子育て支援新制度にかかる利用者負担額について(素案)
これが最も重要な資料です。
世帯所得別の保育料改定案が記載されています。
※まだ案であり、決定した物ではありません。
※平成26年度以前の入所者にも変更後の保育料表が適用されるかは未定です。
http://www.city.osaka.lg.jp/kodomo/cmsfiles/contents/0000276/276942/%282%29.pdf
1号保育料は幼稚園保育料、2号・3号保育料は保育所保育料を指しています。
大半の私立幼稚園では保育料が現行より安くなると見込まれます。
保育所保育料及び市立幼稚園保育料への軽減分が私立幼稚園へ振り向けられる為です。
市立幼稚園の場合、市民税非課税世帯は値下げとなっています。
一方、それ以外の世帯は全て値上げとなります。
中には倍以上となる世帯もあります。
保育所保育料は大半の世帯で値上がりする予定となっています。。
市立幼稚園ほどではありませんが、変動額は決して小さくありません。
幼稚園と異なり、保育所は4-6年間ほど通う方が多いでしょう。
6年分を積み上げると一部を除いて10万円以上の、影響が大きい所得層(D6階層)では40万円以上の値上がりとなります。
http://www.city.osaka.lg.jp/kodomo/cmsfiles/contents/0000276/276942/%282%29.pdfから保育所保育料部分のみを取り出して作成したのが下記表です。
hoikuryou_kaiseian(同じ資料です)
驚きの値上げ幅です。
毎月の保育料の変動額を表中では黄色で着色しています。
また、右端には6年分の保育料の変動額を計算した結果を記載しています。
上記の資料等では触れていませんが、保育ママ・小規模保育施設に係る保育費用も保育所保育料に準拠するでしょう。
皆様の家庭の場合、保育料はどれだけ変わってくる見込みでしょうか。
表をご覧になって試算してみて下さい。
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(8/21追記)
戦略会議(幹部会議)における資料が掲載されています。
子ども・子育て支援新制度にかかる保育料設定の考え方について
新制度導入と同時に保育料の大きな変更が生じる今年度末から来年度は窓口が混み合うかもしれません。