認可外保育施設における保育士による暴行が相次いでいます。

横浜市の認可外保育施設「横浜バディスポーツ幼児園 長津田校」にて、男性保育士(23歳)が複数の男児に暴行を加えて解雇されました。

https://www.youtube.com/watch?v=fY1qj0Jf-L8

神奈川)保育士が子に暴力 横浜バディスポーツ幼児園

 横浜市緑区にある認可外保育施設の男性保育士(23)=16日付で解雇=が複数の男児に暴力を振るっていた問題で、5月に保護者が、保育士が暴力を振るっている疑いがあると施設に訴えていたことがわかった。だが、施設の調査が不十分で、その後の被害を防げなかったという。

 この施設は「横浜バディスポーツ幼児園 長津田校」。園によると、男性保育士は担任を務める3~4歳児クラスの男児に暴力を振るったといい、確認できた被害は6月下旬からの約3週間に9人・計11回に及んでいた。授業中に数字を正しく書けない3歳児のほおを平手で4回ほどたたいたほか、別の男児をいすから乱暴に立たせたり、昼食を約3時間食べさせ続けたりしていた。

 25日にあった保護者説明会での施設側の説明などによると、5月末にこのクラスの保護者から「子どもが『ともだちが先生にたたかれている』と怖がっている」と施設に連絡があった。そこで副園長が聞き取りをしたが、保育士は暴力を否定。教室内の防犯カメラの映像はひと月分ほど残っているが、副園長は1日分しか見ずに、保護者に「暴力を振るっている事実はない」と答えたという。

 その後、今月11日になって別の保護者が「子どもが授業中にたたかれたと言っている」と施設に連絡。この時はすぐに映像で暴力を確認できたが、副園長は問題になるのを恐れて「たたいていない」と一度は否定。だが、他の保護者からも追及されて映像を見せざるを得なくなり、9人への暴力が発覚した。

 菊池剛園長(51)が一連の事態の報告を受けたのは、副園長が初めて保護者に暴力を認めた16日だったという。菊池園長は26日に取材に応じ、「5月の時点で暴力に気づけず申し訳ない。第三者委員会を立ち上げるなどして、8月末までに再発防止策を示したい」と話した。

https://digital.asahi.com/articles/ASM7X3RRNM7XULOB008.html

横浜バディスポーツ幼児園は株式会社バディエデュケーションが運営する認可外保育施設です。

「スポーツと保育を通して健康で明るく伸びやかな子どもを育成する」を教育目標に掲げ、幼児園・企業主導型保育・学童保育・スポーツクラブ事業等を営んでいます。

暴行事件が発生した横浜バディスポーツ幼児園長津田校は、神奈川県横浜市緑区長津田みなみ台4丁目3−1にあります。

3歳児ともなれば知恵が付き、その日に保育施設で何があったのかを片言で話せます。暴行を示唆する言葉が続き、他の園児の保護者とも連絡を取り合い、施設と相談したのでしょう、

問題を大きくしたのは、保護者からの訴えに対する副園長の対応でした。防犯カメラの映像を1日分だけを見て「暴行はない」と結論づけました

更に別の保護者からの訴えによって映像で暴力を確認しましたが、これを隠蔽していました。

園児に暴行を加えた保育士以上に、これを否定して隠蔽した副園長の責任は極めて重大でしょう。

同園はウェブサイトに「お詫び文」を掲載しています。こうした事件が発生した施設としては(良い意味で)珍しい対応です。

この度、横浜バディスポーツ幼児園長津田校において、園児様に対する弊園保育士の暴行行為など(園児様の頬を叩く行為、長時間にわたって食事をとらせる行為など)が判明しました。

これらの行為は、弊園の理念および指導に全く反するものであり、大切なお子様をお預かりする弊園にとって、決して許すことができない行為です。 当該保育士の暴行行為などの被害者となった園児様、保護者様、また、その他の園児様や保護者様、弊園の関係者の皆様に対し、謹んでお詫び申し上げます。

当該保育士については、本年7月16日付けで諭旨解雇としました。

もっとも、本件の原因は、当該保育士のみの問題ではなく、弊園の体制や労働環境など、弊園全体の問題と捉えております。そのため、弊園においては、被害に遭われた園児様のケアに
取り組むとともに、皆様からの信頼回復を図るべく、職員一同、一丸となって、二度とこのようなことが生じないよう、弊園全体について抜本的な改革を行っていく所存です。

また、近日中に第三者委員会を設置し、徹底的な原因究明と客観的妥当性を有する再発防止策の策定を行う予定です。

園児および保護者の皆様、その他関係者の皆様に対し、重ねて、心よりお詫び申し上げます。

http://www.y-buddy.jp/apology.html

運営会社代表及び各園の園長を兼務している菊池剛氏は、様々な媒体でインタビューに応じています。体育業界から幼児教育に飛び込んだ、異色の経営者・園長です。

高校卒業後、体育大学への進学を方向転換し、体育関連の専門学校に進学。卒業後、(株)バディ企画研究所に入社した。クラスで子どもたちと触れ合うことで幼児教育のやりがいを実感。横浜市のバディスポーツ幼児園・横浜校の開園と共に園長に就任する。後に長津田校、横浜FC校を開園し、3校の園長として多くの子どもの教育を実施。その傍ら、早稲田大学人間科学部に在学し、幼児教育を学び続けている。

https://www.business-plus.net/interview/1703/k3313.html?page=1

問題の根底には同氏が様々な役職を兼務し、各施設の細やかな運営に目が行き届かなかった恐れがあります。お詫び文で「弊園の体制」と指摘している部分に該当します。

園長が事態を把握してからの反応は適切です。問題は徐々に終息するのではないでしょうか。

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(8/5追記)
園児に暴行を加えた男性保育士が逮捕されました。

 横浜市緑区の認可外保育施設で、男性保育士=7月16日で解雇=が複数の男児に暴力をふるっていた問題で、神奈川県警は4日、横浜市都筑区大丸、無職坂本信至容疑者(23)を暴行容疑で逮捕し、発表した。

 緑署によると、坂本容疑者は7月5日午後2時ごろ、当時保育士として勤めていた「横浜バディスポーツ幼児園 長津田校」で、男児(3)の胸ぐらをつかんで引き倒すなどの暴行を加えたほか、9日午後1時50分ごろと11日午前11時ごろにも別の男児(4)の顔を手で数回たたいた疑いがある。坂本容疑者は11日の容疑は認め、5日と9日の容疑は「覚えていない」などと否認しているという。

 坂本容疑者は、「担当する園児が教えたことを思うようにできないことであせっていらだった」とし、「手をあげてしまったことは、保育士としてはやってはいけないことで反省している。園児と保護者に申しわけない」と話しているという。

 菊池剛園長(51)は4日、「園児や保護者に改めておわび申し上げます。安心して園児を預けてもらえるように、改善に向けての取り組みを進めます」と話した。

 坂本信至容疑者による園児への暴力は、同容疑者が担任を務める3~4歳児クラスの複数の保護者が、施設側に事実の確認を求めて詰め寄ったことで発覚した。

https://digital.asahi.com/articles/ASM844PQ0M84ULOB005.html

保育士による園児への暴行は許されません。

できない園児にイライラする気持ちは理解できます。しかし、イライラしてしたり我慢できないのであれば、そもそもこの仕事に適性がなかったのでしょう。