「またか」とう気持ちばかりです。

昨年12月に京都市右京区で3歳男児が虐待死し、両親が逮捕されました。

3歳長男虐待死の疑い 両親逮捕 体には複数のあざ 京都

 昨年12月、長男(当時3歳)を虐待し死亡させたとして、京都府警は17日、京都市右京区花園扇野町の会社員、藤原真譲(しんじょう)(22)と妻詩織(21)の両容疑者を傷害致死容疑で逮捕した。府警によると2人とも容疑を否認している。長男の体に複数のあざなどがあり、府警は日常的に虐待があったとみて調べている。

 逮捕容疑は昨年12月5日ごろ、自宅で長男慈安(じあん)ちゃんに暴行を加え、同19日、収容先の病院で重症頭部外傷で死亡させたとしている。府警によると、真譲容疑者は「しつけの範囲内で、けがをさせるようなことはしていない」、詩織容疑者は「疑われるようなことは何もない」と話しているという。

 昨年12月5日に詩織容疑者の親族が「3歳児が自宅で転倒し意識がない」と119番。搬送先の病院の医師が「日常的な虐待の疑いがある」と府警に通報していた。司法解剖の結果、頭の外傷の他、複数のあざなどがあった。

 府警や市によると、次男(2)と長女(1)を含む5人家族。2017年4月に京都市に転入した。転出元の自治体から同市には、慈安ちゃんの体格が年齢に比べて小さいことなどから、発育や育児に支援が必要と引き継ぎがあった。市が昨年8月までに詩織容疑者に3度面談し、同10月には3歳児健診も受けていたが、当時は虐待の兆候はなかった。

 12月の搬送後に市児童相談所が家庭訪問した際、詩織容疑者は「子供が走り回り、大きな音がしたので確認すると倒れていた。テーブルで頭を打ったと思った」と説明したという。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190717-00000081-mai-soci

 当時3歳の長男に暴力を振るって死なせたとして、京都府警捜査1課と右京署は17日、傷害致死の疑いで、京都市右京区花園扇野町の母親(21)と父親の会社員(22)を逮捕した。

 府警によると、母親は「疑われるようなことは何もない」、父親は「しつけで手を出すことはあるが、けがをさせるようなことはしていない」といずれも容疑を否認しているという。

 逮捕容疑は2018年12月5日ごろ、右京区の自宅で、長男=当時(3)=に暴行を加えて頭に重いけがを負わせ、同19日、搬送先の病院で死なせた疑い。

 府警などの説明では、同5日午後3時すぎ、母親から連絡を受けた親族が「子どもが自宅で転倒して意識がない」と119番した。長男の体には頭のほか、首やほお、腕などに複数のあざがあったといい、府警は、長男が両容疑者から日常的に暴行を受けていた可能性があるとみている。

 一方、通報があった当時、父親は仕事で外出していたといい、府警が経緯を慎重に捜査している。

 市児童相談所(児相)によると、家族は17年4月に府外から転居してきた。これまでに近所などから虐待を疑う通報は寄せられておらず、18年10月の3歳児健診でも、長男にけがなどの不審点はなかった。前居住地でも虐待は確認されていないという。

 児相の職員が救急搬送翌日の12月6日、両容疑者宅を訪問し、事情を尋ねたところ、母親は「(長男は)部屋の中を走り回っていた。大きな音がしたので見ると、あお向けに倒れていて、テーブルで頭を打ったと思った」と説明し、複数のあざについては「遊んだ時にできた傷だと思う」と話したという。また、父親は「あざには気付いていた。母親に確認したが『知らない』という返事だった」と答えたという。

 家族は両容疑者と長男、次男(2)、長女(1)の5人暮らし。子ども3人はいずれも未就園で、次男と長女に虐待を受けた形跡はないという。

https://www.kyoto-np.co.jp/politics/article/20190717000159

京都市に転入するまで住んでいた自治体、そして京都市は、共に「虐待には至っていないが、何らかの支援が必要な家庭である」と認識していました。

2年前の春に京都市へ転入して以来、同市は3度面談していました。しかしながら、虐待死を防ぐ事は出来ませんでした。

3人年子!

虐待行為に及ぶ切っ掛けの一つとして考えられるのは、3人の年子です。

死亡した長男は3歳、他に2歳の次男と1歳の長女と共に暮らしていました。

少し前、愛知県で3つ子の育児に疲れ果てた母親が子供を虐待死させる事件を思い出しました。

【ニュース・9/24高裁でも実刑】乳児(3つ子の1人)暴行死 孤独な母親への支援不足 豊田市が報告書

一般的に「年子の育児は大変だ」と言われます。特に低年齢期は親がしなければならない事が非常に多いです。

2人の子供からオムツ交換とミルクを同時に要求されると、私なら「もういい加減にしてくれ」と途方に暮れてしまいそうです。

3人年子の育児は、想像を絶する過酷なものだったと考えられます。

母親のFacebookには、育児に奮闘する姿が投稿されています。


https://www.facebook.com/profile.php?id=100009674947807

虐待死は許されませんが、育児は本当に大変です。3人年子なら尚更です。

もっと気軽に愚痴をこぼしたり相談できる場所があれば救われたのではないか、と感じます。

私自身は保育所の先生に愚痴ばかりを零していました。聞いてもらえるだけでも気が楽になりました。