両親による暴行で死亡した栗原心愛さんは、冬休みから廊下と浴室で生活していた事が明らかになりました。また、年末には胸の骨を折る大けがを負っていました。

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心愛さん「帰りたくない」涙で訴え 父親が腹立て暴行か

千葉県野田市の小学4年、栗原心愛(みあ)さん(10)が自宅で死亡した事件で、心愛さんが昨年12月下旬に親族宅から自宅に戻る際、両親の前で「帰りたくない」などと泣いて訴えていた、という趣旨の供述を母親のなぎさ容疑者(32)=傷害容疑で逮捕=がしていることが23日、捜査関係者への取材でわかった。県警は父親の勇一郎容疑者(41)がこうした言動に立腹し、再逮捕容疑となる暴行に及んだ可能性があるとみている。

県警はなぎさ容疑者についても、心愛さんに昨年末から今年初めにかけて暴行を加え、顔面打撲や胸の骨が折れるけがを負わせたとして、傷害の共犯容疑で勾留期限の25日にも再逮捕する方針だ。勇一郎容疑者によるこれらの暴行を止めなかったり、心愛さんを軟禁状態に置いたり、食事を与えなかったりした点を重くみたという。

捜査関係者によると、心愛さんはなぎさ容疑者の体調不良が理由で、夏休み明けの昨年9月から、野田市内の勇一郎容疑者の親族宅で暮らし始めた。冬休みを機に12月下旬に帰宅することになった際、両親や親族の前で「うちには帰りたくない」と泣き出したという。

なぎさ容疑者は県警の調べに対して、こうした経緯を説明し、「夫が怒っていた」などと供述。「夫が年末から長時間立たせたり、たたいたりした。私も傷を隠すために家から出ないように強く命じた。数日間、食事を与えないことがあった」などと話したという。

https://www.asahi.com/articles/ASM2M3RCTM2MUDCB003.html

勇一郎容疑者によって半ば強引に親族(祖父母)宅から自宅へ連れ戻されたのが平成30年2月末でした。その後同年9月頃から再び祖父母宅で生活し始めました。

しかし、冬休みが始まると同時に勇一郎容疑者が再び連れ戻そうとしたところ、心愛さんは泣いて抵抗しました。

以前に父親から暴行された際の記憶が蘇ってしまったのでしょうか。「帰宅したら再び暴行される」と直感したのは当然です。

心愛さんの悪い予感が当たってしまいました。年末から度重なる暴行を受け、小学校へ2度と登校する事無くこの世を去りました。

勇一郎容疑者に続き、母親のなぎさ容疑者も再逮捕される見通しです。

小4女児死亡 母親も再逮捕へ 暴行止めなかった疑い

2019年2月22日 18時27分

千葉県野田市で小学4年生の女の子が死亡し両親が傷害の疑いで逮捕された事件で、母親が先月初めごろの夫による暴行を止めなかった疑いがあるとして、警察が近く再逮捕する方針を固めたことが捜査関係者への取材で分かりました。(以下略)

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190222/k10011824601000.html

記憶の限り、なぎさ容疑者が心愛さんへ暴行等を行ったとされる報道はありません。

なぎさ容疑者は勇一郎容疑者の暴行を止めず、警察や児童相談所等へ通報しなかったという、従属的な関係にあったと考えられます。起訴されるのでしょうか。