平成31年度保育所等一斉入所申込状況分析、第11回は大阪市生野区です。

※10月末に発表された数字に基づきます。保育士等優先利用数は申込者数に含んでいます。

昨年と比較し、入所倍率が0.1倍以上増加した箇所はオレンジ、0.1倍以上減少した区は水色、入所倍率が2倍を超えた箇所は赤、保育士等優先利用申込がある箇所は緑で表示しています。

1歳児入所に注意

生野区は1歳児入所倍率が1.06→1.2倍と上昇しました。申込数が47人も増加しました。昨年より入所しづらくなっています。

その他の年齢に大きな変化はありません。

小路保育園・南生野いちょう保育園・勝山愛和幼稚園が2倍超

生野区は3保育所の入所倍率が2倍を超えました。

最も高かったのは、小路保育園の2.42倍です。0歳児2.17倍、1歳児4.25倍、2歳児1倍、3歳児2.25倍です。

加点が必須とまでは言えないものの、0-1歳児で入所するにはフルタイム共働きでなければ厳しいでしょう。1歳児は募集数が急減しています。

南生野いちょう保育園は2.11倍です。0歳児1.71倍(保育士あり)、1歳児4倍(保育士あり)です。0歳児はフルタイム共働きが必須、1歳児は加点が無ければ厳しいでしょう。

認定こども園勝山愛和幼稚園は2.67倍です。募集を行うのは3歳児のみ、2.4倍です。小規模保育等の卒園児が多くを占めそうです。

多くは第1希望で内定か

それ以外の保育所等を個別に見ていきます。

イカイノ保育園は第1希望者が募集数を大きく下回っています。非常に入所しやすい状況です。

くるみ愛育園は1歳児1.67倍です。過去の入所者平均点が低く、短時間勤務・就労内定の方でも入所できる可能性があるでしょう。

こひつじ乳児保育園も入所しやすい状態です。

わかば第二保育園は0歳児2.17倍、1歳児1.43倍、2歳児1倍です。0歳児はフルタイム共働きで無ければ厳しいでしょう。1歳児は募集数が多く、0歳児より低い点でも入所できそうです。

わかば保育園は3歳児1.75倍です。加点が無い方でも入所できる可能性があります。

愛信保育園は0歳児0.78倍、1歳児1倍です。短時間勤務・就労内定でも入所できそうです。

生野こもれび保育園は0歳児1.33倍です。フルタイム共働きなら大丈夫でしょう。

生野フランシスコ学園は1歳児1.56倍です。フルタイム共働きなら大丈夫だと感じます。

生野保育所は第1希望者数が募集数を大きく下回っています(1歳児・5歳児を除く)。2歳児の募集数が12人もあるのは過剰なので、他の年齢の募集数に振り分けられないでしょうか。

生野幼児園は0歳児1.33倍です。フルタイムならほぼ大丈夫、短時間勤務の方は内定/不承諾が分かれそうです。

聖浄保育園は1歳児1.13倍、2歳児1.5倍、3歳児1倍です。いずれもフルタイム共働きなら大丈夫でしょう。

大阪聖和保育園は1歳児1.75倍、2歳児1.75倍、3歳児2.5倍、4歳児4倍です。フルタイム共働きでなければ厳しいでしょう。

巽保育園は0歳児1.17倍、1歳児2.17倍、3歳児1.4倍です。1歳児はフルタイム共働きでも入所できない恐れがあります。

中川保育所は1歳児2.67倍です。昨年の第1希望者が2人と少なかった事の反動でしょうか。多くはきょうだい加点者で埋まってしまいそうです。

東生野愛育園は1歳児2.33倍、3歳児2.17倍(保育士あり)です。フルタイム共働きで無ければ厳しいのでは無いでしょうか。

東桃谷幼児の園は0歳児1.2倍、1歳児2倍、2歳児2倍、3歳児0.9倍、4歳児1.33倍です。1-2歳児はフルタイム共働きで無ければ厳しそうです。

日の出学園は0歳児1.67倍(保育士あり)、1歳児1.04倍です。0歳児はフルタイム、1歳児は短時間勤務や就労内定でも大丈夫だと感じます。

日の出巽西園は全年齢で入所しやすくなっています。1-2歳児は2次調整で募集が行われる可能性もあります。

北桃谷乳児保育園は1歳児2.14倍です。昨年の第1希望者が2人だったのに対し、今年は15人に急増しています。

林寺保育園は0歳児0.8倍、2歳児2倍です。1歳児は0.17倍と非常に入所しやすい状態です。

勝山愛和第二幼稚園は1歳児1倍、2歳児1.5倍です。フルタイム共働きで無くても入所できそうです。

勝山愛和第三幼稚園は0歳児1倍、1歳児1.15倍、2歳児5倍、3歳児1.25倍です。2歳児を除けば、第1希望者の多くは入所できそうです。

大東幼稚園は2歳児1.33倍です。短時間勤務でも大丈夫でしょう。

すみれ幼稚園は1歳児1.17倍です。生野区は幼保連携型認定こども園が多く、こうした形で保育の場を増やしていくのでしょう。

地域型保育事業で第1希望者が多いのは、あい・あい保育園北巽園の1歳児のみです。

0歳児・2歳児は入所倍率が1倍を割っており、殆どの児童は第1希望としている保育所やこども園へ入所するでしょう。一部の1歳児等が第1希望に入所できず、第2希望以下に記入している施設へ内定しそうです。

今後の予定&お願い

今年も各区毎の申込状況等を分析し、何らかの情報を掲載していきます。今年の内容はH31申込分析、昨年の内容はH30申込分析からご覧下さい。

「○○区の情報を詳しく知りたい」「××保育所は昨年より入りやすいの?」等のリクエストがありましたら、記事へのコメントや問い合わせからお寄せ下さい。多少のお時間を頂く場合がありますが、ご了承下さい。

次回以降は旭区・住吉区・住之江区(11/21掲載?)を予定しています。

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