平成31年度保育所等一斉入所申込状況分析、第12回は大阪市旭区です。
※10月末に発表された数字に基づきます。保育士等優先利用数は申込者数に含んでいます。
昨年と比較し、入所倍率が0.1倍以上増加した箇所はオレンジ、0.1倍以上減少した区は水色、入所倍率が2倍を超えた箇所は赤、保育士等優先利用申込がある箇所は緑で表示しています。
急激に厳しくなった1-2歳児入所
旭区は1-2歳児が厳しい状況です。
1歳児入所倍率は1.24→1.43倍、そして2歳児は0.85→1.56倍へ上昇しています。急激に入所しづらくなっています。保育所が全く新設されず、募集数が急減したのが理由です。
つぼみ保育園が2倍超
旭区は入所倍率が2倍を超えたのは、つぼみ保育園（2.37倍）のみです。
0歳児1.08倍（保育士あり）、1歳児4.88倍（保育士あり）、2歳児2.5倍、3歳児1.4倍です。1-2歳児の第1希望者が殺到しています。
0歳児・2歳児はフルタイム共働きでなくても入所できる見通しです。しかしながら、1歳児は加点必須でしょう。3歳児はフルタイム共働き＋卒園児が大半を占めそうです。
第1希望が一部保育所に集中
それ以外の保育所等を個別に見ていきます。
ありんこ保育園・金光寺保育園は第1希望者が少なめです。第2希望以下で記入している児童が多そうです。
森小路保育所は0歳児3倍、1歳児2.44倍、2歳児1.33倍です。0-1歳児は加点が無ければ厳しいでしょう。反面、2歳児はフルタイム共働きならほぼ大丈夫です。
清水保育所は1歳児4倍です。募集数が3人と少なく、きょうだい加点がある児童で埋まってしまいそうです。
幾重保育所は1歳児1倍、3歳児1.6倍です。0歳児の2人はきょうだい加点でしょうか。3歳児募集数が昨年より大幅に増えています。
太子橋保育園は0歳児3.33倍、1歳児1.11倍です。0歳児はきょうだい加点児童で占められそうです。
大宮第1保育所は0-1歳児の募集を行わない事もあり、第1希望者は少ないです。選択から外してしまう家庭も少なくないでしょう。
大宮まぶね保育園は2歳児4倍です。一部は大宮第1保育所へ希望を変更するでしょう。
大阪YWCA大宮保育園は2歳児2倍です。0-1歳児の第1希望者は募集予定数を若干下回っています。
平和の子保育園は1歳児1.29倍、第1希望者が多い2-3歳児は募集予定がありません。ただ、昨年・一昨年と2-3歳児募集を行っているので、1月に向けて募集数が変更されるかもしれません。
両国保育所は1歳児1.11倍、2歳児1.67倍（保育士あり）、3歳児1.67倍です。フルタイム共働きでしたら、2-3歳児でも入所できそうです。4歳児の希望者（保育士）は希望変更せず、第2希望以下を追加するのが良いでしょう。
ありんこ第2保育園は0歳児1倍、1歳児2倍、2歳児募集無し、3歳児1.33倍です。1歳児はきょうだい加点等がある児童で埋まってしまいそうです。
あけのほし幼稚園は2歳児1倍、3歳児1.75倍です。どうしても入園したい3歳児は、1号認定もご検討下さい。
あい・あい保育園高殿園は、1歳児1.43倍、2歳児募集無しです。1歳児はフルタイム共働きであれば入所できるでしょう。
トレジャーキッズたかどの保育園は1歳児1.43倍、2歳児募集無しです。こちらも1歳児はフルタイム共働きでしたら入所できるでしょう。高殿地域は2歳児入所が厳しいかもしれません。
地域型保育事業で第1希望者が多いのは、YWCAこひつじほーむの0歳児、あい・あい保育園太子橋今市園の1歳児（2倍）、かいせいプチ保育園森小路園の0-1歳児です。保育所も運営している法人ばかりですね。
1-2歳児入所倍率は非常に高く、申込者の3人に1人は入所保留となってしまう見通しです。
特に第1希望が集中しているつぼみ保育園・森小路保育所・清水保育所等を希望している方は、第2希望以下をしっかりと記入する様にして下さい。
今後の予定＆お願い
今年も各区毎の申込状況等を分析し、何らかの情報を掲載していきます。今年の内容はH31申込分析、昨年の内容はH30申込分析からご覧下さい。
「○○区の情報を詳しく知りたい」「××保育所は昨年より入りやすいの？」等のリクエストがありましたら、記事へのコメントや問い合わせからお寄せ下さい。多少のお時間を頂く場合がありますが、ご了承下さい。
次回以降は住吉区・住之江区（11/21掲載？）を予定しています。
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