平成31年度保育所等一斉入所申込状況分析、第9回は大阪市城東区です。
※10月末に発表された数字に基づきます。保育士等優先利用数は申込者数に含んでいます。
昨年と比較し、入所倍率が0.1倍以上増加した箇所はオレンジ、0.1倍以上減少した区は水色、入所倍率が2倍を超えた箇所は赤、保育士等優先利用申込がある箇所は緑で表示しています。
数年来の保育所新設により、2-3歳児の申込数減か
城東区はやや入所しやすくなりました。特に2歳児入所倍率が1.18→0.82倍、3歳児が0.92→0.68倍と低下しました。
2-3歳児は申込数が大きく減少しています。昨年に多数の保育所等が新設され、多くの0-2歳児が入所した為でしょうか。
たつのこ保育園・森之宮保育園・成育児童センターが2倍超
城東区で3保育所の入所倍率が2倍を超えました。いずれも駅に近い、利便性の高い保育所です。
最も高かったのは、たつのこ保育園の2.41倍です。京橋駅近くにある保育所です。
0歳児2.44倍、1歳児2.25倍と高倍率となっています。フルタイム共働きでも入所できない児童が生じる恐れがあります。
森之宮保育園は2.21倍です。1歳児3.17倍、3歳児5倍です。1歳児は募集数が減少していますね。共に何らかの加点が無ければ厳しいと感じます。連携関係にあるもりのこルームへ希望を変更する方もいるでしょう。
成育児童センター(こども園)は2.29倍です。0歳児1.56倍、1歳児4倍です。0歳児はフルタイム共働き世帯でなければ厳しいでしょう。1歳児はきょうだい加点があっても入所できない恐れがあります。
昨年の高倍率クラスを敬遠する動き?
それ以外の保育所等を個別に見ていきます。
きらら保育園は1歳児1.69倍、2歳児募集無し、4歳児4倍です。1歳児はフルタイム共働きでなければ厳しいかもしれません。4歳児申込数が多いのが少し不思議です。
くれない保育所は不正流用によって経営陣が交代しました(詳細はこちら)。1歳児申込数が激増し、2歳児募集数も急増しています(現1歳児が少ない為?)。とは言え、全年齢でフルタイム共働きに満たない点数でも入所できそうです。
すみれ保育園は2歳児1.67倍、3歳児2倍です。昨年は2.47倍だった1歳児倍率が、今年は0.9倍へ急低下しています。高倍率が避けられたのでしょうか。
つばさ保育園は1歳児倍率が1.35倍から0.88倍へ低下しています。4歳児は4倍です。
なかよしすみれ保育園は第1希望者が少なめです。フルタイム共働き・第1希望なら、概ね入所できそうです。
東中浜ひばり保育園は、0歳児2.67倍、1歳児2.56倍(保育士あり)、4歳児3倍です。
0歳児はきょうだい加点で埋まる可能性があります。1歳児はフルタイム共働きでも入所できない児童が生じてしまいそうです。
ゆりかご第二保育園は第1希望者が少なめです。過去の入所者平均点を鑑みても、やや入りやすそうです。
ゆりかご保育園は1歳児2.22倍(保育士あり)、2歳児2.33倍です。フルタイム共働きで入所できる児童とできない児童が割れてしまいそうです。
わんわん保育園は0歳児第1希望者が半減しています。2年前の1/4です。1歳児は募集予定数が増え、昨年より入所しやすいでしょう。
愛育保育園は1歳児希望者が19人(保育士あり)とやや多めです。フルタイム共働き世帯なら概ね入所できそうです。
関目保育所は1歳児第1希望者が大きく減少しました。昨年は加点がなければ難しい状況でしたが、今年はやや入りやすくなりそうです。
古市たいよう学委員は0歳児2.11倍、1歳児1.39倍(保育士あり)、2歳児4倍、3歳児募集無し、4歳児2倍、5歳児募集無しです。
フルタイム共働きでも入所できない0歳児が生じてしまうでしょう。ただ、1歳児は概ね入所できそうです。2歳児以降は募集数が少なく、辛い状況ですね。
今福南保育所は0-1歳児の募集数と第1希望数が均衡しています。第1希望者の大半は入所できるのではないでしょうか。
今福保育所は第1希望者が非常に少ないです。パートタイム勤務の方でも入所できる可能性が高いです。
鴫野保育所は0歳児1倍、1歳児1.27倍、2歳児1.14倍です。8人を募集する3歳児クラスは第1希望者がおらず、少しさみしく感じます。
城東ちどり保育園は1歳児が2.73倍(保育士あり)と突出しています。きょうだい加点が多いと推測されるので、フルタイム共働き(加点なし)でも入所できない1歳児が続出しそうです。
諏訪保育園は募集数と第1希望者数が均衡しています。募集数が多い大規模園です。
成徳保育園は1歳児1.25倍(保育士あり)です。フルタイム共働きなら概ね入所できそうです。
野江まつのはな保育園は0歳児1.25倍(保育士あり)、1歳児1.8倍です。どちらもフルタイム共働きでも内定/不承諾と分かれそうです。
鯰江保育所は1歳児1.33倍、3歳児1倍です。フルタイム共働きに満たない点数でも入所できる方がいそうです。
関目聖マリア幼稚園は0歳児2倍、1歳児2倍です。2号認定(3-5歳児の保育)は募集予定がなさそうですね。0-1歳児の入所希望者の方は、3歳児以降の保育・教育内容をしっかりご確認下さい。
大阪信愛学院保育園は2歳児2.75倍です。突出して高く、他園に変更する方も現れそうです。
今福青い鳥保育園は第1希望者が少なめです。蒲生四丁目駅に近いので、第2希望以下で記入している方が多いのでしょう。
城東よつば保育園は0歳児2.11倍、1歳児2.17倍、2歳児募集予定無しと高倍率です。フルタイム共働きでなければ厳しいと感じます。
がもう保育園は0歳児1.4倍、1歳児2.15倍、2歳児1倍、3歳児2倍です。1歳児はフルタイム共働きければ厳しそうです。
ゆめの樹保育園は1歳児1.8倍(保育士あり)です。それ以外の年齢は募集数と第1希望数が均衡しています。
トレジャー-キッズてんのうでん保育園は全年齢で第1希望者が募集数を下回っています。殆ど全ての第1希望者は、このまま入所が内定するでしょう。
関目中央保育園は開所予定が延期されています。希望を周辺他園に変更する方が多くなりそうです。
地域型保育事業は1歳児で希望する方が少なくありません。城東区はフルタイム共働き世帯以外の就労世帯が少なくなく、様々な点数の方が混在している為でしょう。
とは言え、第1希望者数が募集数を上回っているのは、ぬくもりのおうち保育城東中央園の1歳児のみです。
区全体の募集数と申込数を鑑みると、地域型保育事業を第1希望とする殆どの0歳児はこのまま内定しそうです。1歳児は第2希望以下で記入している事例が少なくなく、何とも言いにくいです。
今後の予定&お願い
今年も各区毎の申込状況等を分析し、何らかの情報を掲載していきます。今年の内容はH31申込分析、昨年の内容はH30申込分析からご覧下さい。
「○○区の情報を詳しく知りたい」「××保育所は昨年より入りやすいの?」等のリクエストがありましたら、記事へのコメントや問い合わせからお寄せ下さい。多少のお時間を頂く場合がありますが、ご了承下さい。
次回以降は東淀川区・生野区・旭区・住吉区・住之江区を予定しています(何とか変更期日までに掲載する予定です)。
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がもう保育園も教えてもらっていいですか?
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