募集予定数の発表は10月末予定
平成29年度の一斉入所申込に向け、候補となる保育所等の見学や申込書類の作成に忙しい方は少なくないでしょう。お世話になっている保育所でも、見学者を園長等が案内している姿をしばしば見かけます。
入所において、重要なのは「募集人数」です。学校や幼稚園等の生徒・園児募集では要綱等で募集人数が明示され、それを参考にしながら申し込むのが一般的です。しかし、大阪市では保育所毎・年齢毎の募集人数が発表されていません。
募集人数が発表されるのは申込後です。具体的には各保育所等・年齢毎の第1希望申込数と同時に募集予定数が発表されています(例年は10月末)。
ただし、一部の区は例外的に申込前の段階で募集予定数を発表しています。阿倍野区はその一つです。平成29年度 阿倍野区内保育施設・認定こども園等一斉入所募集予定数というページを公開しています。
募集予定数は毎年ほぼ同一
では、それ以外の区で募集予定数を知るにはどうすれば良いのでしょうか。
重要な手がかりとなるのが昨年の募集数です。若干の変化はある物の、保育所等毎・年齢毎の募集数は毎年ほぼ同一です。大半の場合は昨年と今年の募集数は同一です。
昨年の募集数の多くはこのウェブサイトに掲載されています。【H28保育所等一斉入所申込分析】と検索して頂ければ、多くの区で昨年の情報が見つかるでしょう。一部に抜けている区がありますが、リクエストを頂ければ何らかの形で公開します。
保育所等毎・年齢毎の募集数は重要な情報です。募集予定数は施設毎でバラバラです。例えばA保育所は0歳児募集が多いが1歳児募集は僅か、B保育所は0歳児募集は僅かだが1歳児募集は多い、という状態が専らです。0歳児入所ならA保育所、1歳児ならB保育所が比較的入りやすくなるでしょう。
募集人数の影響が特に大きいのは2-3歳児です。そもそも募集を行う予定がない保育所等が少なくありません。熱心に見学して第1希望としようとしていた保育所が、実はその年齢の募集予定数が0人だったら悲しいです。
募集予定数0人でも入所できる場合も
ただ、【H28保育所等一斉入所申込分析】や今年10月末に発表される中間発表での募集数は、あくまで「募集予定数」です。「0人」と記載されている保育所等・年齢であっても、新年度から入所できたというケースは皆無ではありません。
ここからは推測となりますが、募集予定数は10月の時点で確実に把握している数字でしょう。転居・転所・幼稚園進学等によって、年度末に退所するのが中間発表後に明らかになる園児も少なくないでしょう。また、保育士が追加採用され、募集数を追加するケースもあります。
こうした数字は中間発表で現れません。募集予定数が0人であっても、「どうしても入りたい」と申し込んだら内定した場合もあります。
しかし、こうしたケースは稀ではないでしょうか。また、第1希望等で記入すると他の保育所等の希望順位が下がってしまうので、必然的に入りにくくなってしまいます。
なお、仮に募集予定数が僅かな保育所等を記入して申込を行っても、後から変更できます。中間発表後、平成28年12月2日までは希望施設の変更・追加等が可能です。
ただ、募集人数を見てから変更を促すのであれば、阿倍野区の様に事前に募集予定数(予定の予定?)を公開するのが親切でしょう。また、区役所担当者の負担も減るのではないでしょうか。
平成29年度の一斉入所申込は10月3日から始まります。昨年度の入所結果(東成区・生野区・住吉区)に関する記事は、何とか9月中に掲載し終える予定です。もう少しだけお待ち下さい。
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天王寺区も、実際の募集人数が書かれた紙が、申し込み書類に挟まれていました。
確かに、0人の枠もあれば、1歳で15人募集の園もあり、分かりやすかったです。
他の区も同じかと思っておりました。