1次調整の結果発表・2次調整の募集開始から1週間が過ぎました。検討している施設を見学した方、これから見学する方、既に入所申込(変更手続)を済ませた方、様々な状況が混在していると思います。

今回は2次調整に関する情報の続報、及びそれ以外で募集等を行っているを紹介します。

2次調整の空き状況は続々公開中

各区役所のウェブサイトにて、2次調整の空き状況が続々と公開されています。大阪市役所ウェブサイト更新情報(非公式):キーワード「保育」「平成29年 空き」から見つけられます。

また、区役所ウェブサイトに公開されていない都島区・北区・福島区は、送って頂いた表を独自に掲載しています。

Download (PDF, 1.1MB)

(表示されない場合は、↑の「download」リンクをクリックして下さい)

2次調整で真っ先に検討して欲しいのは、平成29年4月に開所される小規模保育施設です。新設保育所・小規模保育(26施設・821人)が追加発表されましたでご紹介したとおり、今年4月に数多くの施設が新たに開所します。

【重要】H29.4開所施設の入所募集は2次調整で行いますで記載したとおり、こうした小規模保育は2次調整で全定員を募集します。0歳児からの持ち上がりがいない為、特に1-2歳児入所枠が大きくなっています。

残念なのは見学できない施設が多い点です。大半の施設では工事の真っ最中です。施設・工事関係者に断って内部を見学できたとしても、保育の様子は分かりません。系列の保育施設を近隣で運営しているのであれば、そちらを見学するのも一つの方法です。

空き情報はあくまで2月3日時点での情報

2次調整での空き情報として公開されているのは、あくまで1次調整の結果が発表された当日(2月3日)の情報です。それ以降の変動は反映されていません。

たとえば2月に入ってから年度末での退所が判明した児童の情報は含まれていません。その為、入所予定数が「0人」となっている施設・年齢でも、2次調整で入所できるケースは発生しています(これは1次調整でも同様です)。

実は既に保育所等に在籍している園児に対し、区役所から「現況届」が配布されています。これは保育を必要とする要件を確認する為に、年1回提出している物です。

これを提出すると言う事は、すなわち「平成29年4月以降も継続して保育所等を利用する」と意味を示しています。裏返すと、この用紙を提出しない園児は、平成29年3月末で退園する予定と言えるでしょう。

区や施設によって若干の差はありそうですが、提出期限は概ね2月中旬~下旬となっているでしょう。期限を過ぎても提出していない児童に督促した後に、来年度在籍園児数が最終的に定まるでしょう。すなわち、2次調整で追加募集を行うか否かもはっきりします。

こうした状況を踏まえると、2次調整での募集予定数が0人である保育所・年齢であっても、敢えて第1希望とする方法もあります。特にどうしても入所したい保育所等があれば尚更です。

しかし、他の保育所等の希望順位が下がってしまうリスクがあります。特に多くの児童が横並びとなりそうな点数・地域では高いリスクがあるでしょう。

認可外保育施設・幼稚園という方法も

一方、2次調整へ応募せず、それ以外の施設を利用する方法も考えられます。代表例は認可外保育施設です。

認可外保育施設へ入所した場合、今後の保育所等の入所選考で5-7点の加点が得られます。この加点を得た上で、年度途中入所や平成30年度一斉入所を待つという考え方があります。

ただし、認可外保育施設でも空きがない・4月入所予約がいっぱいという話を聞きます。一斉入所の結果発表後に大きく状況が変化するのは間違いないので、早めに連絡・見学する様にして下さい。

たとえば北区紅梅町(南森町駅前)にあるにじのとり保育園では12日に入園説明会を行い、13日(今日)午前9時から入園申込みを受け付けています。

お申し込みの受け付けは2月13日(月)午前9時より行います。年齢に関係なくお越し頂いた方からお席の確保と致しますので
よろしくお願い致します。

http://nijinotorihoikuen.blog.fc2.com/

また、3歳児以上であれば「幼稚園+預かり保育」という選択肢もあります。幼稚園の入園申込みは10月で終わっていますが、入園辞退者等が発生して追加募集している園もあると聞きます。

保育所と異なり、幼稚園で行っている預かり保育の時間・費用・内容等には大きなバラツキがあります。詳しい点は各園にお訊ね下さい。

企業主導型保育も開所します

もう一つ候補となるのは「企業主導型保育」です。認可外保育施設の一種ですが、運営費・整備費に助成金が支給されています。その為、一般的な認可外保育施設と比べ、保護者が負担する保育料は低く抑えられています。

大阪市内でも徐々に開所している様子です。決定した施設は平成28年度企業主導型保育事業の助成決定(内閣府)に掲載されています。地域枠がある施設、及びそれ以外で教えて頂いた施設を掲載します。

名称定員設置者連絡先
フジオひまわり保育園27株式会社フジオチャイルド06-6360-0309
蓮美幼児学園 阿倍野プリメール8株式会社 日本介護医療センター06-6629-0123
ぬくもりのおうち企業主導型保育新大阪12株式会社S・S・M06-4805-8814
オハナ保育園19株式会社ウエスト06-6654-8005
アリス保育園(西区江之子島)1206-6224-7192
ななつぼし保育園19特定非営利活動法人あいうえお072-433-5300
西天満保育所 あいうえお(仮)12
鶴橋・駅前保育所 あいうえお(仮)12
カンガルーママ保育園12
平野北保育所 あいうえお(仮)12

育休延長も選択肢の一つ

反対に2次調整への応募を諦め、育児休業を延長する方法もあります。保育所等に入所できなかった場合、育児休業を一定期間延長できる制度が設けられています。詳しくは勤務先の人事・労務・厚生部門へお訊ね下さい。

しかし、延長後に入所できるとは限りません。年度途中入所は募集数が少ないのに加え、認可外保育施設を利用している児童に点数が加えられる結果、育休明けの途中入所は非常に難しいのが実情です。

年度途中の育休明けと同時に認可外施設へ入所し、翌年度の一斉入所を待つという方も少なくありません。

まずは区役所へ相談・各施設の見学を

2次調整の受付締切は平成29年2月17日(金)です。今日を含めて5日間しかありません。

各施設を検討するのと同時に、まずは区役所にもご相談下さい。地域の保育所等に関する情報は、区役所に集まってきます(認可外を除く)。最新の情報・児童が置かれた立場・今度の見通し等をアドバイスしてくれるでしょう。

また、申込を検討している施設へ早めに連絡・見学し、保育の様子等を確認して下さい。見学なしで申し込むのはリスキーです。

追記:運営支援のお願い

運営支援のお願いをしています。詳細はこちらをご覧下さい。